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知っていると上手ぶれる!【P(ペンデュラム) 裁定クイズ】!!
1. はじめに
![](https://assets.st-note.com/img/1694051104088-0xMh0IQsPL.png?width=1200)
この記事は、
前著:図解で分かる【魔術師 展開入門】の補完となる内容となっています。
ちょっとしたクイズ形式で進行していきますが、
前著と合わせて読んで貰えると理解がより深まると思います。
それでは、やっていきましょう!
2. 出題編
![](https://assets.st-note.com/img/1693867031886-ocsqzWMMCi.jpg?width=1200)
以前、私は、
"P(ペンデュラム) の特性として"、
1. 基本的には「モンスターカード」扱いだが、
Pゾーン(魔法・罠ゾーンの両端) に張られている間は
「魔法」カードとしての属性が付与される。(永続魔法的な振る舞い)
2. Pカードが破壊された場合、
「フィールドから墓地に送られる」代わりに、
EX(エクストラ) デッキ上に表側で置かれる。
と述べましたね。
一見、迂遠な書き方に見えますが、
この前提は、どういう事を示すものなのでしょうか?
これについては、
永続魔法:≪次元裂け目≫の①の効果と、
![](https://assets.st-note.com/img/1693866567984-vmGWrbLmb2.png?width=1200)
永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。
P(ペンデュラム) モンスター:≪人攻智能ME-PSY-YA≫ のP効果、
![](https://assets.st-note.com/img/1693866577973-w6wDOwpX5v.png?width=1200)
ペンデュラム・効果モンスター
星8/光属性/サイバース族/攻2500/守3000
【Pスケール:青0/赤0】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
モンスターカード以外のお互いの墓地へ送られるカードは墓地へは行かず
除外される。
に対する裁定を見れば、
Pカードの本質を、非常に理解しやすいと思います。
さて、前置きはここまでにして、ここでクイズです!(デデン!)
『P(ペンデュラム) ゾーンには、「魔術師」名称のPカードと、
「慧眼の魔術師」がセッティングされています。
1.「マクロコスモス」、
2.「次元の裂け目」、
3.「人攻智能ME-PSY-YA」
の影響下で、「慧眼の魔術師」のP効果を発動する時、
この時行われる処理をそれぞれ選んで下さい。』
選択肢:
A. そもそも発動できない。
B. P効果は発動できるが、スケールを張り替えることはできない。
(「慧眼」は除外される。)
C. スケールを張り替えることはできるが、「慧眼」は除外される。
D. スケールは張り替えられ、更に、「慧眼」はEX(エクストラ) デッキに
加わる。
それでは、お考え下さい!(答えが知りたい方は↓へ!)
3. 解答編
![](https://assets.st-note.com/img/1693866727972-JoC9mt8Zz2.png?width=1200)
解答は決まりましたでしょうか?
では、答えを発表させて頂きます。
正解は…、
…
……
………
1.「C」、2.「D」、3.「D」、でした!
(まあこんなこと考えなくても、「紫毒」で叩き割れば全部解決なんですけどね!)
それでは理由を解説していきますね。
第一に、「慧眼の魔術師」のP(ペンデュラム) 効果、
このカードを破壊し、デッキから「慧眼の魔術師」以外の
「魔術師」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
これは、「墓地へ送り発動する」効果などとは違い、
これらの影響下でも行える為、効果の発動自体は問題なくできます。
加えて、「慧眼」のP効果は、
例えばリンク先を参照する「暗影の闇霊使いダルク」のように、
自身の位置を参照する効果ではないので、処理自体も問題なく行われます。
よって、A、Bはバツです。
①のマクロコスモスに関しては説明不要ですね。
どんなカードでも、「墓地に送られるカードは除外される」というルールに
書き換わってしまうので、破壊された「慧眼」は除外されてしまいます。
よって、Cです。
では、本題に。
まず、次元の裂け目の裁定がこちらです。
《マクロコスモス》との違いは、モンスター以外のカードを除外しない点である。
従って、魔法・罠カード(罠モンスター含む)は除外しない。
また、モンスターカードであっても、フィールドでモンスターカード扱いでなかった場合は除外されない。
よって、《次元の裂け目》が無い場合と同じ処理が行われる。
これに対する人攻智能ME-PSY-YAの裁定がこちらです。
「モンスター以外」ではなく「モンスターカード以外」であるため、
魔法&罠ゾーンに存在するモンスターカードは除外できない。
従って、ペンデュラムゾーンに置かれたペンデュラムモンスターを破壊しても、EX(エクストラ) デッキに加わる。
…
……
………
勘の鋭い方は、「…あれ?」と思いませんでしたか?
「モンスター」カードを除外する「次元の裂け目」と、
「モンスターカード」以外を除外する「人攻智能ME-PSY-YA」、
そのどちらの効果にも、Pゾーンで破壊されたカードは引っかからないんです…!
これが指すところはつまり、
「Pカード」は、
本質としては「モンスターカード」であるが、
Pゾーンにセッティングされている間は、「魔法」カードとして扱う。
ということなんです。
つまり、
「メサイヤ」が参照するのは、「本来のカードの属性」、
「次元の裂け目」が参照するのは、「場でのカードの属性」
ということなんですね!
(逆に、同じ状況では罠モンスターがどのように処理されるかなどを
考えてみても面白いかもしれませんね?)
4. 付録:応用編
![](https://assets.st-note.com/img/1694051129154-1a1xrHBMSK.png?width=1200)
このことを理解していれば、以下の様な応用が出来るようになります。
・≪次元の裂け目≫影響下において、
P(ペンデュラム)スケールで破壊されたPカードは除外されない。・Pスケールは、≪王宮の勅命≫によって効果を無効化される。
(ただしセッティング、およびP召喚は可能。)
(「勅命」は禁止カードに指定された為、永遠に覚えなくて良い。
二度と帰ってくるな。)
・≪禁じられた一滴≫のコストとして、手札からPカードを捨てた場合、
「魔法」カードではなく、「モンスターカード」のチェーンを封じる。
(ただし、場のPカードは、墓地へ送れない為コストに出来ない。)
5. 終わりに
![](https://assets.st-note.com/img/1694051139827-3GbbWeMf5R.png?width=1200)
今回のコラムは以上となります。いかがだったでしょうか?
P(ペンデュラム) という召喚法に関しては複雑なアレコレが多く、煩雑に感じてしまいますが、
今回の記事で、皆さんのP(ペンデュラム) に対する理解を深める、一助となれたなら幸いです…!
「タメになったよ」という方は高評価よろしくね!
それでは、また次回!!
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