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知っていると上手ぶれる!【P(ペンデュラム) 裁定クイズ】!!

1. はじめに

この記事は、
前著:図解で分かる【魔術師 展開入門】の補完となる内容となっています。

ちょっとしたクイズ形式で進行していきますが、
前著と合わせて読んで貰えると理解がより深まると思います。

それでは、やっていきましょう!


2. 出題編

以前、私は、
"P(ペンデュラム) の特性として"、

1. 基本的には「モンスターカード」扱いだが、
 Pゾーン(魔法・罠ゾーンの両端) に張られている間は
 「魔法」カードとしての属性が付与される。(永続魔法的な振る舞い)

2. Pカードが破壊された場合、
 「フィールドから墓地に送られる」代わりに、
 EX(エクストラ) デッキ上表側で置かれる。

2. P(ペンデュラム) って? / 図解で分かる【魔術師 展開入門】

と述べましたね。

一見、迂遠な書き方に見えますが、
この前提は、どういう事を示すものなのでしょうか?


これについては、
永続魔法:≪次元裂け目≫の①の効果と、

永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
 お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。

- 次元裂け目/ 遊戯王カードWiki -

P(ペンデュラム) モンスター:≪人攻智能ME-PSY-YA≫ のP効果、

ペンデュラム・効果モンスター
星8/光属性/サイバース族/攻2500/守3000
【Pスケール:青0/赤0】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
 モンスターカード以外のお互いの墓地へ送られるカードは墓地へは行かず
 除外される。

- 人攻智能ME-PSY-YA / 遊戯王カードWiki -

に対する裁定を見れば、
Pカードの本質を、非常に理解しやすいと思います。


さて、前置きはここまでにして、ここでクイズです!(デデン!)

『P(ペンデュラム) ゾーンには、「魔術師」名称のPカードと、
「慧眼の魔術師」がセッティングされています。

1.「マクロコスモス」、
2.
「次元の裂け目」、
3.
「人攻智能ME-PSY-YA」

の影響下で、「慧眼の魔術師」のP効果を発動する時
この時行われる処理をそれぞれ選んで下さい。

選択肢:
A. そもそも発動できない。
B. P効果は発動できるが、スケールを張り替えることはできない。
 (「慧眼」は除外される。)
C. スケールを張り替えることはできるが、「慧眼」は除外される。
D. スケールは張り替えられ、更に、「慧眼」はEX(エクストラ) デッキに
 加わる。

それでは、お考え下さい!(答えが知りたい方は↓へ!)


3. 解答編

解答は決まりましたでしょうか?

では、答えを発表させて頂きます。
正解は…、

……

………

1.「C」、2.「D」、3.「D」、でした!
(まあこんなこと考えなくても、「紫毒」で叩き割れば全部解決なんですけどね!)


それでは理由を解説していきますね。

第一に、「慧眼の魔術師」のP(ペンデュラム) 効果、

このカードを破壊し、デッキから「慧眼の魔術師」以外の
「魔術師」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。

- 慧眼の魔術師 / 遊戯王カードWiki -

これは、「墓地へ送り発動する」効果などとは違い、
これらの影響下でも行える為、効果の発動自体は問題なくできます。

加えて、「慧眼」のP効果は、
例えばリンク先を参照する「暗影の闇霊使いダルク」のように、
自身の位置を参照する効果ではないので、処理自体も問題なく行われます。

よって、A、Bはバツです。


①のマクロコスモスに関しては説明不要ですね。
どんなカードでも、「墓地に送られるカードは除外される」というルールに
書き換わってしまうので、破壊された「慧眼」は除外されてしまいます。
よって、Cです。

では、本題に。


まず、次元の裂け目の裁定がこちらです。

《マクロコスモス》との違いは、モンスター以外のカードを除外しない点である。

従って、魔法・罠カード(罠モンスター含む)は除外しない。
また、モンスターカードであっても、フィールドでモンスターカード扱いでなかった場合は除外されない。

よって、《次元の裂け目》が無い場合と同じ処理が行われる。

これに対する人攻智能ME-PSY-YAの裁定がこちらです。

「モンスター以外」ではなく「モンスターカード以外」であるため、
魔法&罠ゾーンに存在するモンスターカードは除外できない。

従って、ペンデュラムゾーンに置かれたペンデュラムモンスターを破壊しても、EX(エクストラ) デッキに加わる。

- 遊戯王カードWiki

……

………

勘の鋭い方は、「…あれ?」と思いませんでしたか?

「モンスター」カードを除外する「次元の裂け目」と、
「モンスターカード」以外を除外する「人攻智能ME-PSY-YA」、

そのどちらの効果にも、Pゾーンで破壊されたカードは引っかからないんです…!

これが指すところはつまり、

「Pカード」は、
本質としては「モンスターカード」であるが、
Pゾーンにセッティングされている間は、「魔法」カードとして扱う。

ということなんです。

つまり、

「メサイヤ」が参照するのは、「本来のカードの属性」
「次元の裂け目」が参照するのは、「場でのカードの属性」

ということなんですね!

(逆に、同じ状況では罠モンスターがどのように処理されるかなどを
 考えてみても面白いかもしれませんね?)


4. 付録:応用編

このことを理解していれば、以下の様な応用が出来るようになります。

≪次元の裂け目≫影響下において、
 P(ペンデュラム)スケールで破壊されたPカードは除外されない

・Pスケールは、≪王宮の勅命≫によって効果を無効化される
 (ただしセッティング、およびP召喚は可能。)

(「勅命」は禁止カードに指定された為、永遠に覚えなくて良い。
 
二度と帰ってくるな。

≪禁じられた一滴≫のコストとして、手札からPカードを捨てた場合、
 「魔法」カードではなく、「モンスターカード」のチェーンを封じる。
(ただし、場のPカードは、墓地へ送れない為コストに出来ない。


5. 終わりに

今回のコラムは以上となります。いかがだったでしょうか?

P(ペンデュラム) という召喚法に関しては複雑なアレコレが多く、煩雑に感じてしまいますが、
今回の記事で、皆さんのP(ペンデュラム) に対する理解を深める、一助となれたなら幸いです…!


「タメになったよ」という方は高評価よろしくね!

それでは、また次回!!

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