吉川晃司を踊る、皿田もげ子として

母に、吉川晃司って知ってる？と聞かれる。
ええまあ、そりゃ、と答えると、かっこいいよね！と言われぎょっとする。
どうやら朝ドラに俳優として出ているらしい。
ロック歌手なんでしょ？どんなうた歌ってる？と聞かれたのでうろ覚えのBE MY BABY、せっかくなので動きもつけて披露。
ふーん、とだけ言われる。大恥。
モニカは知ってるかなと本気で歌ってみたら、あーそれは知ってる、いい曲だよね、いいよ、もっと歌って、と言われた。なによ。

友人の展示でギャラリーへ。作家本人は不在。
一端ではあるがその制作の過程や背景を見てきた者として、作品の最終形態を見て思わず目頭が熱くなった。
とてもいい展示だった、いや、何も知らずとも、きっと面白い展示だと思う。
作品がひとつの区切りを迎えた今、彼女の日々がとまらずにいることは、わたしにとって救いである。

その近くに住む友人夫婦のお宅にお邪魔。
お子はまだうまれて2ヶ月、こまくてめんこい。
母になった友も父になった友も、ものすごくひさしぶりでめんこい。
テレビがすき、という理由で家のテレビがめちゃくちゃにでかいのもめんこい。
めんこちゃんだらけ。めんこちゃん祭り。

ヤンキー達、すごい改造がなされたバイクをコンビニに停めてたむろしているが、そこに停めたら他の人の邪魔になるからもうちょい寄せろ、などリーダーらしき人物が下っぱに言うている。
己の趣味で周りに迷惑かけないその姿勢、いいですね。
いやしかしその割にすーごいバンバババンババ言うて走るやん、ちょっと、あの、感覚の物差し見せてくれるかな。

---以下はinstagram用の投稿。

突然ですが、これから文章を書くときは皿田もげ子と名乗ることにした。
実は数年前から密かに使っていた名前で、膝の皿が割れそうに痛く、なおかつ心がもげそうな時に号泣しながら自分でつけた。
すごく気に入っている。
その名を生活圏内の人たちに公開しなかったのは自信がなかったからだ。
自信がない、というのは変わった名前だから馬鹿にされるかも、という意味ではない。
続けていける自信がないのに名乗るのはわけがわからんと思ったからだ。
今まで、なにごともうまく長く続けられない自分を恥じて責めていたからだ。
でももう、どうしても書き続けなければ自分の心が終わってしまう、と思っており、終わらせないためにも、なんとなく今日、ここで名乗り始めてみようと思う。
これでわたしは公式に、自他共に認める、皿田もげ子になった。
名乗ってしまったという事実に少しばかり吐きそう。
よろしく。