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線は、僕を描く 感想

名言生産機だった。

「水墨画は、目の前の花を描くのではなく、心の中の花を描く。」
確かに、そっちの絵の方が心を震わせれると思う。創作では、シンプルなことな気がするけど、ずっと心に留めておくことが難しい概念だと思う。

水墨画自体も全く知らない業界のことだから、この映画を通して知れたのは凄く良かった。
「水墨画は、筆の中にどんな色を作るかが肝。」それに、筆の中に何種類もの色を作り描く。そんな事出来るんだなって思えたし、水墨画深いなって思えた。

映画やストーリー自体も凄く良かった。好きなシーンが何個も出来たよ。
主人公が家族に会いにいくシーンでは、本当に悔やんでるのが伝わって来たし、もらい泣きした。

小泉監督の良い場面での演出が憎くて、惹き込まれるだよなぁ。青春映画を描くのトップレベルで上手いかも。
バスのシーン辺りでの挿入歌がめっちゃ良かったし、ラストで二人が吹っ切れて、それぞれ椿を描くシーン凄いワクワクした!

主人公、先生の言うことを素直に聞けるし、集中力あるし、一つのことを続ける能力あるし、格好いい。
私も何か一つの事に没頭してみたいな。そこまで一つなことに集中するって困難な事もそりゃあると思うけど、幸せな事だと思う。

最後に、青春芸術小説とかいうパワーワード!最高かよ!
日本文化×青春とか僕得すぎますね。どちらも大好きです。

この監督さんの前の作品であるちはやふるとかこの音とまれ!とか良いですよね。
ちはやふるは映画はまだ見ていないので見てみようと思いました。この監督さんならちはやふるの魅力を最大限引き出してくれているはず。

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