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きょうのクラフト 7/10

こんばんは。今日のクラフトのお時間です。
本日はまずは、お詫びを申し上げます。
前回の『今日のクラフト』において、今回の内容の予告を『8000番磨きまで』と告知をしておりましたが、作業者が記事のUPをしないまま淡々と作業を進めました結果、本来お届けするはずだった内容をすべて飛ばしてしまい、今回の内容を大幅に変更してのお届けとなりましたことをお詫び申し上げます。大変、申し訳ございませんでした。

改めまして、今回の内容をまずはお伝えいたします。
今回は『一気に完了編』と題しまして、その後の作業をダイジェストにてお届けいたしますとともに完了後の仕上がりをご覧いただく内容となります。

…さて。

はい、前回は1000番磨きまでをお届けいたしましたね。木材の成型・傷の消去、初期段階の艶出しまでをお伝えした内容だったと思います。その後の作業の流れといたしましては、2000番磨きと4000番磨き・8000番磨きを経て蝋引きを行い、不織布磨きをした後に10000番磨きを行いました。
作業者のつぶやき更新が途中にあったかと思いますが、その中では15000番磨きは…なんて内容がありましたね。はい、あの更新の途中には15000番までを遂行しているようでしたが、実際のところは蝋引き後では艶の変化がほとんどなく中断したとの報告が入ってきております。
その作業内容の重点ポイントを、簡単にご説明いたしますね。

2000番磨きと4000番磨きは『素材本体の艶出し』と『以降の蝋引き・油引き作業の際の艶の乗りを良くする作業』でした。実際、過去に失敗した事例をご紹介いたします。
時間のなさから2000番磨きまでで切り上げ、以降の磨きをせぬままに蝋引きを行った際、蝋引き後ではどうしても少し曇ったようなマットな仕上がりになるものですが、4000番磨きをしなかったために磨けど磨けど艶感がいまいち物足りない仕上がりになってしまい、マットから抜け出せないという事例がありました。マットから抜け出せない、すなわち冬にお布団から抜け出せない事例とよく似ていますね。あ、違いますかね、失礼いたしました。
なお、この時に仕上がった『物足りず作品』は全数処分となったそうです。
スタッフがおいしくいただくことができませんでしたこと、悪しからずご容赦ください。

そんなわけでして、この作業は後半部分の肝心要。もし同様のクラフトをお考えの方がいらっしゃいました際には、この作業は決して手を抜くことのないようにご注意くださいませ。

その後の8000番磨きは、さらなる艶出しと光の反射率を上げる作業となります。4000番磨きでも本来は十分なのですが、8000番での磨きをしておくことで蝋引き後に不織布磨きを行った時の艶の出方が違いますからね、これは個人的な自己満足と言ってもいいかもしれません。

さて、その後の蝋引き作業ですが、これはそれまで苦心して磨いてきた木材を活かすか殺すかの重要な分岐点となりますね。ここで失敗するとそれまでの苦労が水の泡、蝋引きのやり直しはきかないので失敗作は…はい、言わずもがな・です。作業者もここでの失敗を繰り返し、脱落した努力の結晶も多かったと聞きます。
この内容については後日、『番外編・蝋引き特番』にてご案内することとなっております。はい、ちょっと収録時間が足りなくてですね、申し訳ありません。

そしてですね、この後は10000番磨きを行っていくわけですが、これはこの後に控えている油引き作業で得られる艶を向上させる目的です。基本、油引きを行うと『濡れ艶感』が出るのですけれどもね、その前段階で艶感を最大にしておくと油引きをした際にもその艶が最大に出るというわけです。
この作業も本来、省いてもいい内容ですが作業者のこだわりが強すぎてですね、今回は工程に加えたということでした。その時間を更新に使ってくれたらよかったんですけどね、はい。こだわりますねぇ。

その後の油引き作業は、不織布にエクストラヴァージンオリーブオイルを染み込ませて木材を磨いてゆきます。まずは表面に油を塗って磨き、しばらく置きます。10分くらいおきましたら拭き上げと同時に磨いてゆくのですが、完成したものがこちらです。
…あ、今回も写真なしなのですね。はい、了解です。写真を撮るのを忘れて作業に没頭していたということなのでしょうかね。はい。
資料が足りない結果となりましたこと、お詫び申し上げます。
なお、これを2ターンほど繰り返しましたところで油が落ち着くのを待つという手順になりますので、この作業まで行ったらその日は作業を切り上げて翌日以降に作業再開となります。

翌日以降の作業につきましては、油浮きが生じていると思いますので不織布で拭き取りと磨きを行い、10000号で磨き上げて再度不織布磨きを行います。なおこの時、艶が足りなかったり磨いても思い通りの艶が出ないときは4000番から8000番を経て10000番へと再度磨き直すと、概ねつやつやな仕上がりになりますので、補足として覚えておいていただくとよいでしょう。

蝋引きに油引き、これで磨きに磨きをかけた木材の防水もほぼ完璧。雨や汗などによる木材本体へのダメージはこれでほぼなくなりますので、ご安心いただいてペンダントトップ・イヤカフなどにご利用ください。
長らくの作業のご案内にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。今後の内容については作業者からつぶやきなどでご案内があるかと思いますので、ご興味のある方はお見逃しのないようにお待ちくださいませ。

さぁ!仕上がり写真は複数点ご用意があるみたいなので、今回の放送の最後にこちらをご覧いただきまして終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。皆様、良きクラフトライフを!

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…えっと。すみません、キャラ崩壊です。某放送局アナウンサーみたいに書こうと思ったのですが、どうもなかなかうまくは寄せられませんでした。
ちなみにですが書いている本人と作業者は同一人物・僕ですので念のため。
ここからは写真とキャプションにて仕上がりをのっけておきますね。
次回作、着手予定はもう決定しております。それが完成するまでの間には、以前に書いた『きょうのクラフト・ちいさなボトル』が仕上がるかな・と思っております。

それではまた、クラフト日記をお楽しみに。
もぅ、アナウンサーの模倣はやめよう…はい、キャラの限界をひしひし感じています。See you!

最終磨きまで完了すると、このように。
銘木シリーズはこんな感じになりました。
銘木シリーズと、流木。
増えてますがお気になさらず。
マツ材・一般。
写真だと反射がうまく出ませんが…。
マツ材・絵馬シリーズ。
2つはすでに行先が決まっています。
自分用パープルハート。
銘木、本来は断面がこうなるはずが…
バルサにおいてはこうなります。
バルサは汚れも吸着しちゃうらしい。
さっき増えてたのはこれです(旧作)。
油引きからやり直し。
ちなみに、かなり薄造りです。
今回の撮影ベースはこの板。
カロン・セギュール。お気に入りです。
『ちいさなボトル』。
内容、作り方、まだ模索中。
次回作の木材たちは、こんな感じ。
手直し作品も追加されています。
いよいよ、コンビネーション作品にも着手予定!


さて、寝ます…おやすみなさい!

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