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きょうのクラフト 7/26

こんばんは。
今日のクラフトのお時間です。
今日は、小細工テストの模様をお届けします。

先日からアクセサリーの作成をあれこれお届けしましたが、その時からずっと頭の片隅にあり離れなかった懸念が。

TOPSを作り、いざ紐をつけて、完成…と、今までの僕ならこれで終わりにしていたのですが。
久々に、旧作品を引っ張り出して眺めていたところ…革紐にしろ、綿紐にしろ、細い紐にしても、その先端は切りっぱなし。
ほつれてボサボサになっているものも散見されました。ここでいつものあのセリフ。

これじゃ、いかんと。

ここ数日、紐の先端の整えかたを調べてみたり考えてみて、幾つかの案が出まして。
まずは1つ目の案を今日、テストしてみています。

第一案・紐の先端にビーズをつけてみる。
二重にした紐がギリギリ通る穴径のビーズを使い、それだけだと抜ける恐れがあるので、接着剤を使ってくっつける。
使う接着剤は『酢酸ビニル系』、言い換えれば木工用ボンドと同じものでテスト。
接着剤は他にも種類がいくつかあり、『シアノアクリレート系』『ブチル系』『プロピレンゴム系』『スチレンブタジエンゴム系』などがありますが、『ブチル系』『プロピレンゴム系』『スチレンブタジエンゴム系』などゴム系は接着剤に色味があることが多く、透明なビーズに使った時に色変化が起きてしまう懸念があったので今回はパス。
『シアノアクリレート系』は、一般に言う『アロンアルファ』。強力ではありますが素材により強度にバラつきがあるのと、あとは周囲の気温が高い時には速乾性がアダになる。接着剤をつけてまごまごしていると、あっさり乾いて接着力が落ちる懸念が。

そのぶん、ゴム系やシアノアクリレート系より若干接着力は劣るものの、比較的万能性があり乾燥までに少々時間のかかる酢酸ビニル系が今回は最適だろうと採用。
なお、他にも酢酸ビニル系を採用した理由があり、例えば手についた時にも落としやすい。ゴム系はベタつくし、シアノアクリレート系は乾くとカリカリに固まり落としづらい。後処理の楽さもひとつ理由なのです。

実際につけてみた写真が、こちら。

いまは二重通しのままになっていますが、固まったら片方をビーズギリギリの位置で切り落とし、先端のほつれをなくそうという試みです。なおこれはテストなので、実際にアクセサリーがついているわけではありません。紐とビーズだけ。
ウッドビーズは穴の内側が磨かれておらず、凹凸多めなのでしっかりくっついてくれそうです。
しかし心配は、プラスチックビーズ。酢酸ビニル系の対応範囲ではありますが、紐につけた接着剤の量は微々たるもの。しっかり接着できて強度を保てるのか、それが今回のテストの要。

乾燥までは、最大24時間かかります。テスト結果は万全を見るならば明日夜。
さて、どうなるか…結果しだいでは、次の方法も試さねばなりません。

考えていた他の方法は、【先端を直接に接着剤で固める】【先端部分をホットボンドで固める】【先端をレジンで固める】の3つ。蝋で固めるという手もありますが、これは紐の屈曲により蝋が崩れると結局は先端はボサボサになるのでボツ。また、先端を焼くという方法は紐が化学繊維であれば有効ですが…僕が使う紐のほとんどは革素材か綿素材。溶けずに焼け焦げてしまうのでボツ。
そしてもうひとつ、先端を金具で固定してしまうという方法は、基本的にアレルギーフリーを目指す僕には不可。金属素材は最大限避けようと思っていますのでボツ。

さて、うまくゆく方法は見つかるのか…
まだまだ、完璧には遠いかもしれませんが…

100%は無理だとしても、100%を目指すことはできる。99%までいったら、残り1%をどこまで100%に近づけることができるのか。それが、極めるということだ。
この言葉は、父親からの受け売り。

なお精進を重ねて、よきアクセサリーを目指そうと思います!
あなたの想像を、超えてみせます!


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