迷子の迷子の子猫ちゃん。

先日より、うちにちょくちょく子猫がやってきます。
痩せていて小さな、茶トラの子猫。

思えばうちには、数々の旅猫が訪れてきていました。父親が生存健在の時には、猫嫌いな父親が追い返して再び訪れることのなかった猫。理由は分かります。当時、うちは父親が小鳥を飼っており、たびたび野良ちゃんに襲われていたので、父親はそれで猫嫌いになっていたようでした。

父親が亡くなり、飼っていた小鳥も譲渡し、数年。再び、うちには旅猫が訪れるようになりました。
最初に見た旅猫は、真っ黒。警戒心が強く、2〜3度お見かけしてから再度見ることはありませんでした。
二度目の旅猫は、今度は真っ白。いま思えば、それは後に現れる、シルバーの仔だったのかもしれません…。
三度目の旅猫は、手の平に乗るくらいの茶トラ。数日いましたが、母猫に連れられて旅立ってゆきました…

そして、うちに長く居着いたのが四度目の旅猫、『銀華』さん。
この子がシルバーの美しい毛並みを持つ旅猫で、じつに2年ほどうちに居着いておりました。その最期は、僕がお仕事に行っている間にお散歩していた銀華さんが口にしてしまった殺鼠剤にて、お亡くなりになりました…
ちゃんと、うちに戻ってきてから事切れたようです…戻る場所がうちだったこと、それは僕には嬉しくもありましたが…やはり、僕がしっかり銀華さんを守りきれなかったこと、それは悔しくもあり寂しい思いがいっぱいでした…。

今回の、茶トラの子猫さん。僕に慣れてくれているようなので、もしかしたら三度目の旅猫さんが成長して戻ってきてくれたのかと、そんな気もしています。
同じ過ちは、繰り返さない。しっかり、僕がその仔猫を守ってあげるのだと心に決めて、日々を共にしていきたいと思っています。
まだ、首輪も名前もないみたい。いずれ、呼び名も考えてあげないとね。

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