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占い体験記(唯/黒陽さん)

以前の記事で記した、最近受けた3回の占いのうち最新のほやほや体験記です。体験をそのまま書いていて読みにくいかもしれませんがご容赦ください。

今回受けたのは、唯/黒陽さん(@yui_hinosaki)の占いです。

唯さんがおためし占いをしてくださると知ってお願いしました。
この「おためし占い」というのはtwitterのTLで時々見かけます。でも実際に占ってもらうことは、なかなかありません。
今回なぜ唯さんにお願いしたのか、ですが、唯さんのツイートを見て文章がすっと入ってきたからでした。唯さんの言わんとしていることを、私は誤解なく受け取れるという気がしたからでした。(占いにおいて、占い師さんの言葉が自分に合うかどうかは重要だと思います。同じ日本語でも使いこなし方はそれぞれですから、「自分と同じ言葉遣い」をしてくれそうな占い師さんを選ぶということも、大切なことだと思います。)

唯さんは、タロットを使って長所・短所・人生の傾向・開運の鍵・魂の中心について占い、文章で返してくれます。
twitterのDMで占いを申し込み、私の属性は一切お伝えせず唯さんからの占い結果を待ちます。この間のやりとりはとてもスムーズで、短い連絡文の中にも優しさが感じられたことも安心感に繋がりました。

さて、今回の私の占いは、アクシデントがあって電話占いとなりました。(なので本来の文章鑑定とはちょっと違うのかもしれませんが、唯さん御本人と占いについて記録できれば、と思います)


占いスタート(長所)

開始早々、「土井さん、なかなか特徴的ですね…」とパンチをくらう私。年甲斐もなく心臓がドキドキします。
今思えば、唯さんも色々考えていらしたんだろうな…と思います。普段は文章鑑定を手掛けていらっしゃることと、私の属性をご存知ないこともあって結果をどう伝えたら良いか、私の反応を見て考えているように感じました。

さて、長所・短所・人生の傾向・開運の鍵・魂の中心について、順番に読み解きが始まります。
ところが私は初っ端の「長所」で疑問を感じました。
私の長所とは「自分の機嫌をとることが上手い」「周囲を感化していける」だと、唯さんは見たそうです。
ところが「自分の機嫌をとる」は、私が最も苦手なことでした。周囲からもさんざん指摘されていましたし。
なもので、いくつかあげてもらった長所もピンとこず、この時点では「うーん」と頭を捻っていました。

短所

しかしその疑問は、短所の項から変化を見せます。
私の短所は
「効率を求めて他人のすることに手出しをするため、後輩が育たない」。
この指摘はズバリでした。
たとえば家事において、子供や夫に任せるより自分でしたほうが早い!と考えちゃうお母さんも多いと思いますが、私はガッツリそれです。何においても誰かにまかせられない→いつもたくさん雑事をかかえこんでいる→「いつも私ばかりが」と余計なぐちが出る。
当たってるなと思いながら、唯さんに「この短所は特にクリティカルなものではない」と言われ、まあそうか…あまりドラマチックじゃない短所だなと思いましたが、しかしこの短所は、私のストーリーの大切なパーツだったのです。

人生の傾向

「人生の傾向」。
かなりマイペース、地位も名誉もいらないが好きなことをしていきたいという人間。だが、そのマイペース人生にちょくちょく障害と無茶振りがおき、私自身の人生や方向性があぶり出されるようになっている。無茶ぶりにより人生が好転することもある、とのこと。
…なるほど。私は独身時代、創作だけしていきたい人間でしたが、惚れっぽくもあったため結婚し、家族を持ち、それなりにゴタゴタがあって創作の道は途絶えました。家族は私の合わせ鏡となり、嫌でも自身と向き合う時間が増えました。それは私にとって苦しいことでした。
対面であれば、経験を積んだ占い師は私との会話からこれくらいは言い当てるかもしれません。でも唯さんは私のHNと声しか情報はありませんから、おや?すごいな、と思い始めます。

開運の鍵

次は私の「開運の鍵」。
「人を育てる。助ける。これ、苦手なことでは?」と、初っ端に唯さんから指摘が入ります。
はい、人に任せることが出来ないという短所を指摘されていますから、もちろん苦手ですね。この苦手に取り組むことが、私の「開運の鍵」だということでした。
短所の改善=開運行動。私の「不足」を補うと、開運する。
おー、納得。ここで、唯さんの言葉が急に生き生きと届きはじめたような気がしました。派手ではないが、納得できる読み解きです。いい感じです。私の好みの感じです。
そしてだんだん、唯さんのいう「開運」が「心の安定、幸せを感じることができる人生」のことを指しているのだということもわかってきました。
さらに、私が求める「開運」とは、まさにそれなのだということにも気づいたのです。
相槌をうつ私に、唯さんはゆっくり続けます。
人を育てるということはスキル的なことを教え伝えるのみではない。自分が今まで体験し、考えたことを分析して、誰かのためを思い発信することも含まれる、と。
そして、行動せよ、と。
行動することによって交流の質が変化し、己を助けてくれる人も現れる。それは人生に幸せを感じる瞬間が増えることになる。これつまり、開運。

この唯さんの言葉で、私は速攻でnoteアカウントを作りました。ぐーたらな私がですよ。唯さんの読み解きがどれほど腑に落ちたかおわかりいただけるでしょうか。

魂の中心と過去世

そして今までの読み解きは「魂の中心」「過去世」にも繋がっていきます。
この二つの読み解きには、さらに驚きが待っていました。
簡単に言えば、私が長くかかえていた生きづらさ、疑問を、解きほぐしてくれたのです。
そもそもずっと、私はクソ真面目と言われ、物事に対して「NO」から入り、世界はこうであらねばならないという気持ちが強く、そのせいで生きづらいのに、どうしたらいいかわかりませんでした。
占いを心のどこかで気にしているのは、生きづらさを解消したかったからだとも言えます。
そこに唯さんは、説明をくれました。
(占いを本気で信じてやんのー、とお思いのかたもいるかもですが、真実かどうかではなく、私が感じていた生きづらさに解説がつき、それが腑に落ちたということが大切なのです)
クソ真面目で不機嫌で、こうあらねばと思い続けている私。嫌なやつです。でもそれは仕方がないことだったんだ、と、唯さんは言ってくれました。
なぜ仕方がなかったか? それを過去世から読み解きます。
何回か生まれ変わる間、私は極度に頑張らねばならない状況に何度かさらされていた。そのために考え方が強く凝り固まってしまった。そうしなければ乗り切れない局面に生きていた。
私が大嫌いな私自身を、唯さんは「そうならざるを得なかった、仕方なかったんですよ」と言ってくれました。
「周囲にも自分にも厳しくあらねばならなかった。今も自他を責める気持ちが強い傾向が見えます」と、今、自分を嫌っている私のことも、なるべくしてそうなっている、と認めてくれました。
この瞬間、心がすーっと晴れていくのがわかりました。
ここが、今回の占いの私的ハイライトです。
『おつかれ、私。よくやってきたんじゃん。でも今生ではそんな頑張ることなんかないんだよ』。
そんな声掛けが、胸にぽっと浮かびました。
驚きです。つい30分前まで自分なんか嫌いだったのに。
そして唯さんは、さらに鍵をくれました。過去世で凝り固まってしまった癖を矯正する私のためのストレッチは、「人を慈しみ、育てる」ことである、と。
これ、開運の鍵で読み解かれた「人を育てる、助ける」ですよね。
人を信頼し慈しみ、まかせ、育てること。
短所の矯正、開運の鍵、魂の中心と過去世の私への癒やしが、「人を育てること」にまとまりました。
人生の傾向での読み解きで見えた苦しみも、「人を育てる」ことが出来なかったからでしょう。

ここで私は唯さんに、自分が仕事を辞めるきっかけになったトラブルを話したくなりました。
「間違ったことはしていないけれど、後味が悪くて反省している」と、思っていることを伝えると、唯さんは、「だからカードが正位置で出ているんですね」、と仰いました。
正位置で出ているということを「今は魂の中心をうまく活用しようとしていることの現れ」と説明してもらったとき、うまく言えませんが、「わたし、がんばって生きてるんじゃん!」と思ったのです。
私はこの何十年、自分が頑張って生きているなんて思えなかったのです。
欠点だらけで成長もせず、ただ年をとっていくだけ、不満と焦りばかりでした。
でも今の私が感じている苦しさは、いつかの自分が頑張ったことの名残なんだと思うと切なかったのです。もういいんだよ、今は違う人生を生きているんだよ。そう自分に語りかけたとき、長所としてあげられた「自分の機嫌を取ることがうまい」を、今の私は出来ている。そんな気がしました。

ここで終了。

占いが終わって

今回の占いの前と後とで、私は確実に変わったと思っています。
唯さんの占いが、私が予期せぬ、でもとても大切なところをするするっと引き出してくれました。真摯に、一生懸命伝えてくださった言葉は、私の中に驚きとともにちゃんと届いています。
まるでバージョンアップした気持ちです。すがすがしい。こんな気持になるとは占い前は想像もしていませんでした。

唯さんの占いは、印象としては、唯さんと一緒にカードの意味を読み解いていく感じです。唯さんの読み解きを「当たる当たらない」で受け身で聞いていると逃してしまうヒントがあると思いました。唯さんの読み解きに通底する「自分」を感じる努力は、依頼側には必要なように思います。
それはとてもエキサイティングで、パズルを完成させる喜びに似ています。
そんな占いがお好きな方は、一度、唯さんのtwitterを覗いてみてください。

今回は本当にいい体験をさせてもらえました。
唯さん、ありがとうございました。


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