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ティーンエイジの終わりに浸かったPIXIES

フォローしているかたが参加していたタグが素敵だったので、私も自分が大好きだったあの曲この曲を考えてみようと思う今回。

80年代、田舎から出てきた学生のわたしに、ロックオタクの先輩がカセットテープをくれました。
そのオムニバスに詰まった曲の中で、衝撃を受けたバンドがPIXIESでした。

私はロック雑誌もあまり知らず、ロック友達もいませんでしたので、ただバンド名と曲名だけをあてにして、渋谷のビルに入っていたCDショップに買い物にいったのでした。この店は雑誌かなにかで知って、ここならPIXIESが買えると思い込んだ記憶があります。実際、ライナーノーツのない輸入盤を買えました。国内盤も出てると知ったのはタワレコの存在を知ってからでしたね…。

ボーカルのブラック・フランシスの高い声。決してきれいとは言えない、むしろ耳障りで狂気を感じる声、それががなるギターに乗ってゴンゴン迫ってきます。そして重なる、キム・ディールの優しいコーラス。フランシスの声との対比がものすごくクセになりました。
夢中になって聴いたのは2枚目のサーファーローザまでかな。

おすすめするとしたら、まず”Debaser”。
こちらのライブ映像は、私が耳からハマったときのフランシスの魅力が視覚で確認できるので興奮します。演奏も走ってていいなー。
今でも、家事に気乗りがしないときDebaserでガーンと上がることができます。

次点は"Where is my mind"。映画「ファイトクラブ」でヒットしたそうですが、公開当時は知らなくて、のちのち鑑賞しました。合うような合わないような。
Debaserに比べるとメロウに感じて、どんな歌詞なんだろうかと思ったのですが、フランシスがスキューバダイビングの体験から書いたものだそうで、確かに水中で感じる浮遊感、わかります。
若い時、ぎゅーっと気持ちが固まってつらかったとき、目を閉じて、ゆらゆら揺れながら聴きました。

そして"Here comes your man"。
タイトルだけ見ると”お前の男が来る”だから、ラブソングかと思ってたのですが、どうも一説によるとyour manは「待ち人」という程度で、恋愛の歌では全然ないようです。どんどん気持ちが昂っていくようなメロディがたまらなく好きだったのですが恋愛の歌ではないとか…いいなあ。
このビデオもメンバーがカッコよくてちょっと泣いちゃいました。

もー本当はまだまだ好きな曲はあるのですが、記事を書き進められないので終わりにしないと。

昔のように、誰かにおすすめするカセットを作るとしたら、PIXIESはこの三曲は入れたいですね。



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