②固定残業代とは

まず私の入社時の給与です。
基本給が12万円、固定残業代が2万円 他通勤手当
次に令和5年9月分の給与です。
基本給が12万5千円、固定残業代が11万円 他通勤手当

固定残業代とは〇時間分の残業代としてあらかじめ支給されるものです。
本来、残業代の計算の手間を無くす為のものです。
当社の場合はサブスク化してました。


入社時の固定残業代2万円の算出方法ですが
・基本給12万円
・月平均出勤日数22日
→年間休日が101日であれば月平均の出勤日数が22日になります。
365日-101日=264日
264日÷12カ月=22日
・1日の就業時間7時間
・割増率1.25倍

まず1カ月の労働時間から時給を算出します。
月平均出勤日数が22日なのでそれに7時間をかけると154時間と出ます。これが1カ月の労働時間です。
基本給12万円を154時間で割ると779円となります。これが私の時給です。
残業であればこれに最低1.25倍割増になりますので
1時間当たりの残業代は974円になります。

固定残業代2万円を974円で割ると約20時間となります。

・残業が月に30時間あった場合
30時間-20時間=10時間
974円×10時間=9,740円となりますので
基本給12万円、固定残業代2万円、残業代9,740円

・残業が月に10時間あった場合
基本給12万円、固定残業代2万円
となります。
残業時間が0時間でも固定残業代が減額されることはありません。

ここでもう一度、私の給与を確認してみましょう。
・入社時の給与
基本給が12万円、固定残業代が2万円 他通勤手当
・令和5年9月分の給与
基本給が12万5千円、固定残業代が11万円 他通勤手当

入社から令和5年まで6年間で基本給が5千円しか昇給していません。
その代わり固定残業代は9万円も昇給しています。
同じように計算すると
12万5千円÷154時間=811円
811円×1.25倍=1,014円
11万円÷1,014円=108時間
固定残業代が108時間分になります。
そもそも811円は最低賃金割れてます。

ちなみに月の平均残業時間は50時間ほどでした。
ただ、三六協定の関係で
タイムカードは遅くとも〇時までに押せ!と指示され
打刻した時間をもとにしている為に実際はこれよりも多いです。
給与の締め日は定時に打刻されます。
休日出勤はそもそも打刻しません。
持ち帰りもありますが当然ノーカウント。

もっと整理して書くつもりでしたが実際に書いてみると難しいですね。
分かりにくいところがあったらコメントください。








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