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シン・エヴァが凄すぎた件(ネタバレなしver)


シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の感想です。

今更なんですが、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の熱が冷め切らずnoteにも感想を綴っておきたいと思います。ネタバレなしで感想を書くのは難しいですが、とにかく凄かった・・・。

余韻が冷め切らず、続けざまに2回目を観にいってしまいました。

この記事を投稿している5月後半にもなるとさすがに劇場上映も終わりに近づいているので、もしまだの方がいたら絶対に映画館で見たほうがいいです。って、ファンは絶対に観にっているだろうし今まで全く観たことがない人は今作だけ観ても訳がわからないだろうけど・・・。

これまでのエヴァンゲリオンおさらい

簡単にエヴァの歴史を振り返ると、もともとは1995年にテレビ東京でTVアニメがオンエアされました。単なるバトルアニメではなく神話をベースにしたミステリアスなストーリーが異色の作品でした。少年少女の心の葛藤を描きつつも彼らの成長を感じられるほんわかしたパートもあり、すっかり主人公達に感情移入した物語終盤、突然、ラスト2話で急に意味のわからない精神世界に突入。ほぼ絵コンテだけで終始お届けされる鬱展開のまま幕を閉じました。楽しかった本編は何だったんだ!?と全日本国民が納得できず、その後映画版でラスト2話が再製作されました。そしてその映画版を観て、確かに何が起こっていたのかはわかるものの、全然すっきりしない相変わらずの鬱展開に、世界中の人類が感じた感想が、

「これじゃない・・・」でした。

それから10年後、忘れた頃に突如発表された新劇場版。最終的に4部作が製作されました。劇場版『序』・『破』・『Q』、そして今回のシン・エヴァ。最後だけ新劇場版ではなく、シン・エヴァ劇場版というのがミソですね。

さて、劇場版の内容はというと『序』はほぼTVシリーズを踏襲しながら、ちょっと違いがありつつも映像が綺麗になったヴァージョンといった感じ。

続く『破』で一気にヴァージョンアップ、基本的なストーリーは同じながら、新キャラの登場や、主人公シンジ君の成長も側面を分かりやすく描写され、10数年前に見られなかったのシンジ君の男らしい姿に感涙。

そして破から3年後に公開された『Q』に、期待していたファン再びの置いてけぼり。突然の鬱展開、救いのない暗いストーリー、前作で成長したシンジ君はどこに行ってしまったんだ!?と思わされるダメ男ぶりに、「・・・これじゃない」感の再来。だけど、そもそもエヴァってこういうものだったよな・・・と相変わらずモヤモヤしたまま最終作を待つこと8年。

・・・長っ!

そして、そのときはやってきた・・・!

もう完全に話の流れ忘れてますやん!というタイミングで公開された今作。TV版から25年・・・。

「25年前、少年だった僕たちが見たかったのは、これだッッ・・・!!!」

「庵野監督、やればできるじゃん!!」

もはや100%を超えて、何点をつけて良いのか分かりません。あえて言うならシンクロ率は限りなく0に近い数字、無限大・・・。おっとネタバレ禁止でした。

ずっと消化不良だったけど、TVシリーズの頃からずっと持ち続けていた胸のつかえが取れた気分です。25年前に観たかったエヴァをやっと楽しめました。もちろんこれは25年という月日があったからこそ完成された、リリンが作り出した文化の極みなのです。

さようなら、全てのエヴァンゲリオン。

おめでとう

全てのチルドレンに、ありがとう!!


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