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ゴルフ上達編 4

 コースに出れるようになってから、ドライバーとショートゲームの問題がありましたが、とにかくドライバーに集中しました。もちろんアプローチも重要だと分かっていましたし、70台でラウンドできる友人や先輩からも言われたのですが、どうしても耳に入って来ませんでした。ドライバーが悪いとゴルフにならないですし、かと言ってティーショットをアイアンやFWで打つ気にはなりませんでした。

 まず何から取り組むべきなのかがはっきり分からなかったので、何故スライスになってしまうのか、何故ヒールにあたってしますのかを知る必要がありました。いろいろ聞きましたが、答えなどありません。

例としてこんな答えでした。

1 振り遅れ
2 体が開く
3 アウトインの手打ち
4 体が浮いてしまう
5 肩が開く
6 肩が突っ込む
7 体重移動が悪い
8 腰の回転が悪い
9 ボールを見てない
10   ボールの位置が悪い
11    フェースターンが出来ない

 他にも例をあげたらキリがないのですが、こういった事が理由でクラブフェースが開いてしまう、右を向いてしまう、カット軌道になってしまう。

 この様な事を改善しなくてはいけないのと、どうしたらスライス回転からフック回転に変えれるかも取り組まなければなりません。

 この段階で分かっていた事は、フェースターンとインサイドアウト。

ただ右に飛んでしまう事と右に曲がる事の違いが難しく、右に曲がるのに右に打ち出していく感じのインサイドアウトに振る事が出来ませんでした。なのでとにかく左に曲げる事から取り組みました。

 左に曲げると言っても簡単な事ではありません。フェースをかぶせる、左に向ける、クローズ(閉じた状態)その為にフェースをターンさせる。簡単な事に感じます。やれば出来るのですが、正しいターン方法や、正しいフェースアングルが分からないので、現実的曲がっても正しいのか正しくないのか、そもそもコースでこの感覚で打ったら左でO.Bになるので、やり過ぎてるのか。感覚を身につけるまでは強引にやってみて最終的に無意識になるのか。自問自答しながらの練習になってました。

 聞くと打てる人にとってはその様な感覚はないと言われるので、そのうち無意識になるのだろうぐらいに思ってました。

 そのまま練習をしましたが、無意識になる事はありませんでした。

 当時どの様にコントロールしていたかと言うと、インパクトでフェースが開いてしまうわけですから、インパクト前までにはある程度閉じてないといけません。しかし自らの感覚で閉じてしまうと左に曲がってしまうので、ボールの位置よりも手前でフェースを正面に向ける事でインパクトで間に合う様な感覚です。当時のヒントに右足前ぐらいにボールがあると思ってそこを振ってみたらと言うアドバイスがありました。そのポイントを見つけ、そこでヘッドを返すのでは無く漠然と振る感じと言われ、そうする事でヘッドの返しすぎも起きず、振り遅れも防げるのである程度安定していくと言われました。

 もう一つのヒントに手首でのタメ(角度)が深いから、切り返しからターゲットとは逆(後方)にヘッドを放り投げる様に下ろしてくると振り遅れず間に合うと言われました。

 この二つのヒントを得て練習に励んだら、なんとビックリ飛距離もコントロールも、ドローボールまで打つ事が出来る様になりました。とにかくヘッドを意識して、ヘッドがどこを通りどの様な動きでインパクトをむかえているのかが分かる様になりました。 

 この時に急激に飛距離が伸びました。ドライバーが苦手という事もありましたので、思い切り振るというよりは恐る恐る振る感じで全く飛びませんでした。友人たちは280Yとか300Y飛ぶ人もいたのですが、私は飛んで250Yいくかどうか、平均したらよく分かりません。ヘッドスピードも42、43ぐらいでした。
 しかしこの感覚で振れるようになると、自信もついてきて思い切り振れるようになって飛距離も皆に追いつきました。ヘッドスピードも50を超えるようになってどちらかといえば飛ぶ方になれました。
 とにかく一点集中でボールが右足前にある感じで思い切り振る。この感覚さえ維持できればドライバーはむしろ簡単に感じました。
 ヘッドも小さかったので今よりもヘッドスピードは出やすかったと思います。

 しかし問題は解決しませんでした。理由は練習場だとほぼほぼこなせてもコースだとやっぱり曲がりました。飛ぶようにもなったので結果としてはO.B数はあまり変わりませんでした。

 それでもこの感覚が良かったのでこれが正しいのだと信じ込んでました。コースで出来ないのは練習が足りないせいでもっと練習すればコースでも出来るはず。練習場とコースが同じになりさえすれば、きっと良いスコアになると練習しました。

 練習を重ねるごとにドライバーがよくなってきたとは思いますが、その代わりにアイアンが悪くなっていったと思います。

次回に続く。

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