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レッスンと私 2.1

 レッスンをしていればいろいろな方に出会いますが、あまりにも主張が強いと困ってしまうものです。

 では続きを書いていきます。

 どんなプロでも初めからスイングが完成していた訳ではありませんし、今でも悩みながらスイングしています。
 以前は良いと思っていた動きが今となってはよくなかったり、ダメだと思っていたのが良かったりとそんな事はいくらでも起きます。
 そんなことを繰り返しながら上達していきます。上達してもスイングを変えたり、感覚を変えたりはします。ハッキリとしたゴールはありません。どんなプロでも正解が分かった人はいません。いたら最強です。

 レッスンしていても、上達過程で言っていた事が変わってしまう事は当たり前の事です。誰も正解が分からないからです。
 私も上達過程の中で先生が言っている事に矛盾を感じたり、自分と違うと思った事を取り組まない事が多々ありました。
 昔は今程レッスンが確立できていませんでしたから、感覚的なレッスンが多かったと思います。感覚的に話されても納得のできる事ではありませんでした。
今はもう少し、納得のできる説明がされる様にはなったと思います。

 納得する基準が人それぞれ違います。本当は違ってはいけないのですが、違って来ます。なぜ違ってはいけないかと言うと、そのスイングがコースで出来るかどうかが納得基準にしないといけないからです。
 トッププロのスイングが良いからといって真似てもコースで出来なければ意味がありません。練習場で作る事になるので、平らなマットの上では出来たとしても傾斜になると出来ない事が多々あります。まずこの事を理解してもらわないといけません。
 納得基準がコーススイングにあります。
 しかしなかなか理解してもらえません。練習場で出来るスイングをコースで出来る様にしたいとか、綺麗なスイングになればコースで出来ると思ってしまいます。 トッププロのスイングが綺麗に見えるからです。
 もちろん練習場で出来ない事がコースで出来る事は考えにくいですが。

 この事でスイングを作っていく過程で矛盾が生じる事があります。
先ずは平らで出来るスイングを作りある程度のバランスを整えます。その平らでは出来るスイングから、傾斜でできるスイングにシフトします。そのシフトする時に前と言っている事と異なります。そしてシフトした後は傾斜でできるスイングを研き上げ傾斜のスイングを平らで出来るよにします。
 始めから傾斜スイングを作るれば良いと思いますが、これもなかなか出来ません。クラブを振ると言う感覚が作れていないので、平らだったら思い切ってスイングしてもバランスが崩れないぐらいの感覚は作っておかないと難しいのです。

 他に矛盾が生じてしまう事は、ある動きに対してやり過ぎてしまう時です。
これは誰もが経験した事があると思います。
 レッスンで受けた事を意識するあまりやり過ぎてしまい真逆の動きを練習しなくてはいけなくなってしまいます。これは説明を受けるのである程度納得は出来ますが。

 良い動きがあるとして、この動きを覚える時に悪い動きを練習すると体が良い動きを覚えやすくなるのですが、この練習は皆やりたがりません。悪い動きが身についてしまいそうと思ってしまうみたいです。
 しかし自分の動きが良いのかを判断する時に間違った動きを知っていないと、良い動きなのかが分かりずらいのです。

 矛盾を感じる練習や遠回りに感じてしまう練習は、結果として近道になるのですが、どうしても一直線に上達したくなりますから逆に時間がかかってしまいます。
 さらにいろいろな情報が入って来ますから、迷いながら近道を探す事になってしまいます。

 もしレッスンを受けるのでしたら、コーチと話し合いながら、否定せずレッスンを進めてほしいです。

以上です。




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