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ドライバー上達編 最終話

 今回でドライバー最終話になります。
 ドライバーだけでなくスイング技術についてもすこふれましたが、ほとんど伝えることが出来てません。
 ガッカリするかもしれませんが、ドライバー技術やスイング技術を読んで伝えることは、ゴルフを上達するのと同じぐらい難しい事なのです。
 それでも読んでもらえたことをありがたく思っています。

 ずっと書いてきまいしたが、ドライバーがうまくいかないとゴルフが楽しくありません。逆にドライバーさえ良ければゴルフは楽しく、夢と希望が持てます。そのためにレッスンがあり、動画や雑誌が存在します。
 レッスンや動画で、ゴルフの基本やコントロールショット、アプローチやパットのことをやったりもしましたが、ドライバーのように見てくれたり、聞いてはもらえません。どうしてもドライバーに集中します。とにかく飛ばしたい。誰よりも飛ばしたい。10Yでいいから飛ばしたい。O.Bを無くしたい。O.Bさえ無ければスコアがまとまるのに。
 ドライバーが飛ぶのだったら道具も惜しまず買い換えます。中には1ヶ月に1本ずつ買い換える方や、50万でも100万でも飛ぶなら惜しくないと買う方もいます。
 それだけドライバーというのはゴルフを楽しくも、難しくつまらないものにも変えてしまいます。
 なぜゴルフのルールやゴルフクラブメーカーはこうも難しいものを作ってしまったのでしょう。簡単に飛ばせるように研究し開発したにも関わらず、あまり進化してないどころか、私にとっては難しくなってしまいました。

 また最近になって飛び過ぎのルールを変える為R&AやUSGAがクラブの反発やモーメントのルールを変えようとしています。聞くとこによると、ヘッドを小さくすれば飛ばなくなるとの事です。小さくすれば反発係数やモーメントが小さくなるから飛ばなくなると。私としては小さくすることに賛成ですが、飛ばなくなるとは思いません。スイングし易くなりますし、今の選手は飛ばないクラブを鍛え上げてスイングしてますから、スイングスピードは逆に上がってきます。なので今よりも飛ぶ選手も出てくると思います。

 飛ばなくするならボールを飛ばなくするしかありません。これは簡単なことです。しかしボールが飛ばなくなってゴルフが面白くなるとは思えませんから、ここは難しいとこです。ただでさえ一般ゴルファーの飛距離は伸びていませんから、これ以上飛ばなくしても意味がありません。飛距離の問題は非常に難しい問題です。

 それこそアマチュアゴルフとプロゴルフでルールでも変えないとできない事です。

 そして私がずっと苦労してしまったドライバーという道具の問題です。
毎年新しクラブが各メーカーから発表されますが、本当に進化して来たのでしょうか。何年も前からずっと変わって無い気がします。

 そしてこのドライバーの進化は誰の為にしていると考えますか。

 私はどうしても練習をしない方の為に進化させて来たとしか考えれません。
練習しない努力しない、でも飛ばしたい、曲げたく無いと言ったプレーヤーの為に作られているとしか考えれません。
 ヘッドが大きくなったことで良いことといえば見た目の安心感ぐらいです。
早く振れなくなりましたし、フェースターンもし難くなりました。フェースターンがし難くなったからと言ってボールが曲がらなくなった訳ではありません。ドライバーのO.Bは出ます。
 解説の方が最近のドライバーは曲がらなくなったと言いますが、パーシモンの時代のこと言っているのでは無いかと思うこともあります。それかメタルの出始めの頃のことではないかと。
 私はパーシモンを打ったことがないので分かりませんが、パーシモンとボールの関係で曲がっていたのだと思います。ボールが曲がり難くなったとは思いますが、 ドライバーが曲がり難くなったとは思えません。普通に曲がります。
 クラブヘッドの重さや、シャフトの長さと重さこのことでも言いたいことがあります。スイングが出来ていなくても、フィッティングでなんとか合わせる。その状態に合っているクラブを選ぶ事は、それ以上練習やスイングを良くしてはいけない事になってしまいます。もしスイングが変わってしまったらまたフィッティングのし直しになります。練習する度にフィッティングをしないといけなくなってしまいます。
 私が聞いた話の中に毎月フィティングに行っている方がいると聞きます。その方はスイングが変わっていなければそのまま帰宅、もし変わっていたら新しく購入。それを繰り返すことで、何十本というシャフトとヘッドを持っていてその都度フィッティングの結果で購入したり、持っているシャフトに交換してもらったりを繰り返しています。ある意味賢いのですが、そんな事できる方は多くはないでしょう。

 シャフトも純正という考え方が変わって来ました。私が始めた頃にはシャフト交換はありましたが、今程種類もありませんでした。純正シャフトで良さそうなのとヘッドの組み合わせで、購入していました。
 今は純正カスタムとか言われています。
 メーカーによっても基準値が違いますから、そのメーカーの硬さと他のメーカーで違いますし。キックポイントの感じも違います。分かりにくくなりました。
そして何より、軽く硬く作れるようになったことで良いこともあれば悪いことも出て来てしまいました。
 練習しない方にとってはゴルフクラブが重く感じるみたいですが、始めた頃のクラブと比べるとかなり軽くなりました。私は重くして使ってます。
 重くする事で問題はありませんが、ドライバーが苦手な方にとって軽いことが良い事ばかりではありません。軽いのでどうしても安定しないのです。軽い物をボディで安定させる事は出来ますが、速く振れません。アームで速く振ることは出来ますが、安定しません。この矛盾するゴルフクラブを正しく振るには、ある程度重くして体を鍛えて振れるようにしないといけないのです。
 しかし体を鍛えてまで、スイング作りや、ゴルフをしたいと思う方もいないと思います。
 この考え方にメーカーが答えて来たことが今起きているデカヘッドの軽く硬いシャフト。そして46インチの長さになっています。全ては良かれと思って作って来た道具が逆に振りにくくなり、飛ばなくなってしまったのだと思います。
 世界のトッププレーヤーが体を鍛え、パワーゴルフになっているのもこの振りにくくなってしまったドライバーのせいだと考えています。

 今後ルールが変わってドライバーが変わっていくかもしれませんが、今の段階でドライバーに大きな変化は無いと思います。

 ゴルフクラブがスイングに与える影響は多大なものがあります。ゴルフは道具じゃないと言われている方もいるとは思いますが、道具はかなり重要です。しかし自分にあったクラブをどう判断していくかも難し事にもなります。スイングが悪くては自分に合うクラブなんて見つけれるはずがないと考えることも出来ます。
 ではどうしたら良いのかというと、ロフト角の多いクラブを選択することです。
ロフト角で言うとメンズでしたら、12° 13°は必要です。これ以下では難しいでしょう。
 このロフト角で球が上がりすぎる方は、スイングが悪いか、ヘッドスピードが早いかです。ヘッドスピードが早いのなら問題はありませんが早くないのに球が高いなら問題はスイングにあります。それとヘッド形状がディープヘッドを選択して下さい。球が上がりやすいと言われているシャローは選択しないで下さい。
 このロフト角のヘッドを選び、自分に合いそうなシャフトを選択してもらえれば良い方向に進むと思います。
 シャフト選びに関してはそんなに難しくありません。合いそうであったり使ってみたいのであればそれで合います。ヘッドよりははるかに簡単です。
 ディープヘッドでロフトかく多め。このヘッドを見つけることができたらとりあえずはドライバーが苦手から解放されると思います。
 
 ドライバーが上手くなりたいならどうしても道具の力を借りるしかありません。道具が変化して来て、自分のスイングでなんとか出来る問題ではなくなってしまいました。道具が良くないのに道具に頼るしかありません。道具が悪いなら自分でなんとかするはもう出来ないのです。

 なんとなくまとまりの悪い話になってしまいましたが、以上でドライバー編が終わりになります。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

                     ZAMMA GOLF ACADEMY  座馬

 

 

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