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今年の振り返りと来年の展望

お久しぶりです。ロシア帰りの元風俗店員です。
時間がたつのは早いもので、もう2022年も終わろうとしております。思い返せば去年の今頃は、モスクワ留学への期待、広がる自信の将来の夢、そしてウクライナ・ロシア間の情勢への不安がないまぜになりながら風俗店で受け付けをしておりました。


そして今年に入り、私はモスクワへと飛び立ち、未知の世界、新しい環境に翻弄されていたわけでした。その後の顛末は今さら語るべくもないでしょう。

帰国してからは勤めていた風俗店に転がり込むように戻りまして、正規雇用の職を探しておりました。幸いなことに見つかった就職先は、某大手警備会社でした。SEC〇M、してますか?

私は総合職として、かつての営業経験やロシアでの経験を買われて採用されました。営業候補として近々、営業マンとして活躍して欲しいとのことでした。しかしその実、私に待ち受けていたのは夜から朝までの現場勤務でございました。もちろん現場経験が何より重要なのは理解しますが、私にとってはあまり相性の良い職ではありませんでした。

なにせ夜7時には職場につき、翌日の朝8時まで出動しっぱなしの日もあるのですから、肉体的にかなり堪えたものでした。台風の日なんて、ずぶ濡れのボロボロになりながら、休憩時間もなく走り回った物でした。

当然ながら、勤めて二か月目には抜け毛が出てくるようになり、プライベートの時間の確保もままならぬようになりました。休日は泥のように眠り、家族と過ごす時間も目に見えて減りました。精神的な余力の多さに自信のあった私も、「さすがにこれはいかん」と入社3か月目には転職活動を始めるに至ったのです。幸いなことに転職活動を始めて一ヵ月も経たずに早々に内定を頂いた私は、警備会社入社4か月目にして退職と相成ったのでありました。
思い返せば、上司や先輩方には大変な迷惑を掛けましたので、その点は本当に申し訳ない限りです。

そして今はといいいますと、東京地検特捜部や公正取引委員会が本社を家宅捜索した某広告代理店の系列会社に勤めることとなりました。来年早々に地元に新しい拠点が開所すると言う事で、今はその準備に追われております。もともと地元愛が強かった私にとっては、本当にやりがいのある仕事です。(お給料もいいですしね・・・)
東京と地元を行ったり来たりと忙しいですが、これはこれで充実した毎日を送っております。しかし去年の今ごろを思い返せば、よもやこんな1年になるとは思いもよりませんでした。

ロシアが開戦なんてしなければ、今頃私はまだモスクワにいた事でしょう。


ロシアが開戦なんてしなければ、こうしてnoteの記事を書くこともなかったでしょう。

ロシアが開戦なんてしなければ、ウクライナの人々は温かい年末を過ごせたでしょう。

私にとってはどうしてもウクライナの現在の姿が「他所の国の出来事」とは捉えられません。明日の日本、明日のアジアがどうして無関係でいられるといえるのでしょうか。

来年は一体どんな年になるのでしょうか。私は自分だけの幸せを願ってそれでおしまい、という人間にはもう戻れなくなってしまいました。
どうかウクライナの人々にとって、ロシアの人々にとって、日本の人々にとって、そして世界の人々にとって、よりよい年になることを願っております。

末筆になりましたが、この記事を読んでくださってありがとうございました。どうぞ皆さん、良いお年をお過ごしくださいませ。

それではまた来年・・・。

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