一行でざっくり投資用語

一行でざっくり投資用語

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デッド・キャット・バウンスとは

★一行でざっくり 「暴落した市場が一時的に反発すること」だよ。 ★もう少し詳しく 「デッド・キャット・バウンス」(Dead Cat Bounce:死んだ猫でも、高いところから落とせば跳ね返る)はウォール街の格言。 何とも物騒な言葉だけど、「市場が大きく下落したあとの小さな回復」をそう呼ぶよ。 ★あわせて覚えたい オーバーシュート 恐怖指数

    • オーバーシュートとは

      ★一行でざっくり 「価格が極端な方向に行き過ぎていること」だよ。 ★もう少し詳しく 「オーバーシュート(over shoot)」は目標の地点を行き過ぎてしまうことで、航空業界ではよく使われている言葉みたいだ。 投資の世界で「オーバーシュート」というと、売られすぎ、買われすぎによって、適正水準を超えて価格がどちらか一方向に極端に振れすぎた状態のことを指すよ。 ★あわせて覚えたい RSI 出来高 ロスカット

      • 狼狽売りとは

        ★一行でざっくり 「相場の急落に驚き、慌てて株を売ること」だよ。 ★もう少し詳しく 「狼狽(ろうばい)」は"慌てふためく様子"。 つまり、相場が急に下落したのを見てパニックになり、持ち株を手放してしまう過ちを指す。どんなときも平常心でトレードを行いたいものですな。 ★あわせて覚えたい VIX ロスカット 損切り 

        • サーム・ルールとは

          ★一行でざっくり 失業率のデータをもとにした景気後退の前兆だよ。 ★もう少し詳しく 「サーム・ルール(Sahm Rule)」は元FRBのクローディア・サーム氏が提唱した法則。 「"直近3ヶ月の失業率"を"過去12ヶ月で最も低かった失業率"で引いた数が0.5を上回ると景気後退の確率が高い」という経験則による経済予測だね。 ★あわせて覚えたい 4%ルール

        デッド・キャット・バウンスとは

          ポートフォリオとは

          ★一行でざっくり 何の資産をどのくらいの割合で持っているかだよ。 ★もう少し詳しく 「ポートフォリオ(Portfolio)」は日本語で直訳すると「書類入れ」。 書類をびしっと綴じるバインダーやファイルとは異なって、ポートフォリオは「内容物をひとまとめにしながらも、臨機応変に中身を移し替える」というニュアンスがあるよね。 これが転じて金融用語では「資産構成」という意味になり、「私のポートフォリオは現金が50%、不動産が25%、株が20%、債券が5%だ」みたいな使われ方

          アクティブ運用とは

          ★一行でざっくり 平均よりも優れた成績をめざす運用スタイルだよ。 ★もう少し詳しく 日経平均株価やS&P500といったベンチマーク(指数)を上回る投資成績をめざす「アクティブ(active:積極的な)」な投資戦略だよ。 個人投資家はパッシブ運用で十分美味しいけど、顧客からお金を預かって殖やすプロ(いわゆるファンド)は、手数料をいただいている手前、ベンチマーク以上の働き(アクティブ運用)を要求されるから大変だよね。 ★あわせて覚えたい アクティブ運用 ⇔ パッシブ運

          パッシブ運用とは

          ★一行でざっくり 無理せずに平均的な成績をめざす投資スタイルだよ。 ★もう少し詳しく 日経平均株価やS&P500といった市場全体の値動きと連動した投資をし、文字通り「パッシブ(passive:受け身)」な運用成績をめざす投資戦略だよ。 個別銘柄のような何十倍と言った大勝ちは狙えないかわりに、逆に大負けもしない安定的なリターンに期待しているよ。 ★あわせて覚えたい パッシブ運用 ⇔ アクティブ運用 インデックス

          FIREとは

          ★一行でざっくり 若いうちに働かなくて済む環境をめざすことだよ。 ★もう少し詳しく FIREとは「経済的自立(Financial Independence)」と「早期退職(Retire Early)」という二つの言葉の頭文字から作られた言葉で、平たく言えば「投資などの利息だけで食べていけるような状態をめざすこと」だよ。 2010年代にアメリカの若い世代を中心に広まった生活モデルで、今は日本でもよく知られるようになった考え方だね。 ★あわせて覚えたい 4%ルール サ

          カタリストとは

          ★一行でざっくり 「相場を動かすきっかけとなる材料のこと」だよ。 ★もう少し詳しく カタリスト(Catalyst)を直訳すると、化学反応を促す「触媒」のこと。 金融分野の文脈で使われる場合は、良きにつけ悪しきにつけ相場が動くきっかけとなるイベントや材料を指すよ。 ★あわせて覚えたい M&A TOB

          ベア相場とは

          ★一行でざっくり 「価格が下がり調子で、みんな弱気の相場」だよ。 ★もう少し詳しく ベア(Bear:熊)が前足を上から下へ振り下ろす仕草を、下落相場に見立てているんだね。 市場が下落している弱気な局面をベア相場、反対に上昇している強気な局面をブル相場とよぶからセットで覚えておこう。 ★あわせて覚えたい ベア相場 ⇔ ブル相場

          ブル相場とは

          ★一行でざっくり 「価格がのぼり調子で、みんな強気の相場」だよ。 ★もう少し詳しく ブル(Bull:雄牛)がツノを下から上へ突き上げている仕草を、上昇相場に見立てているんだね。 市場が上昇している強気な局面をブル相場、反対に下落している弱気な局面をベア相場とよぶからセットで覚えておこう。 ★あわせて覚えたい ブル相場 ⇔ ベア相場

          リセッションとは

          ★一行でざっくり 「景気が下り坂で、不況になっている状態」だよ。 ★もう少し詳しく 「リセッション(recession)」を訳すと「景気後退局面」。 日本では明確な定義はないけれど、欧米では「国内総生産(GDP)が2四半期連続でマイナス成長となった場合」をリセッションとみなすのが一般的みたいだね。 ★あわせて覚えたい VIX ベア相場

          オルカンとは

          ★一行でざっくり 「全世界(オールカントリー)株式」の略称だよ。 ★もう少し詳しく 「オルカン」とは、三菱UFJが運用する「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を縮めて呼んだ名前だよ。 その商品を一本購入するだけで、先進国、新興国の株を幅広く分散して所有できるため、投資家にとっても人気のある金融商品なんだ。 ★あわせて覚えたい S&P500 新しいNISA インデックス・ファンド

          ランダム・ウォーク理論とは

          ★一行でざっくり 値動きには法則性がなく予測不可能という主張★もう少し詳しく 「ランダム・ウォーク」はもともと物理学用語で、観測する微粒子の動きがランダム(不規則)で次に移動する方向を予測できない現象を指していた。 それを金融の世界にも当てはめ、株の値動きも上がるか下がるかはでたらめで予測不能だとする主張を「ランダム・ウォーク理論」と言うよ。 ★あわせて覚えたい 効率的市場仮説 行動ファイナンス プロスペクト理論

          ランダム・ウォーク理論とは

          効率的市場仮説とは

          ★一行でざっくり いつどんなときも価格は常に正しいという仮説だよ。 ★もう少し詳しく 市場はいつでも効率的で、あらゆる情報が瞬時に価格に織り込まれるから未来の価格予想は不可能だ、という仮説。 多くの経済学者が支持している考え方だけど、「どんなトレード手法や分析も無意味」と言っているに等しいから、投資家にとってはなかなか受け容れがたい話だよね。 ★あわせて覚えたい ランダム・ウォーク理論 現代ポートフォリオ理論 アノマリー

          オシレーター系とは

          ★一行でざっくり 相場の過熱感を分析するテクニカル指標だよ。 ★もう少し詳しく テクニカル分析の指標には大きく分けて「トレンド系」と「オシレーター系」の2つがある(オシレーターを直訳すると"振り子"や"振れ幅"の意)。 オシレーター系は「相場が売られすぎか、それとも買われすぎか」といった市場の過熱感を判断するのが目的で、逆張り投資で用いられることが多いみたいだね。 代表的なオシレーター系としては、RSI、ストキャスティクスなどがあるよ。 ★あわせて覚えたい トレ