犯人は何処
ミステリやサスペンスを書き始めるわけではないので安心してください。
今回の記事は、ミスが起こったときの対処について書いていきます。
あなたは仕事上で重大なミスが起きたときにどこに注目しますか?
これは有名な話ですが、誰かが責任を取るレベルのミス。接客業であればクレームにつながるようなミスの裏には、29の小さなミス、そしてミスをした人間すら気付かないような些細なミスが270隠れていると言います。
つまり、クレームに上がるようなことは299のミスをきちんと対処ができなかったために起きている、とも言えるのです。
このことを踏まえて、あなたが責任者だったとして、299のミスへのアプローチの仕方を考えていこうと思っています。
まず考えて欲しいのは、ミスの原因が人的要因か、仕組み上の欠点かという問題です。
多くのミスの原因は、仕組み上の欠陥です。
そのことを理解して読み進めてくれると幸いです。
なぜ、仕組み上の結果にスポットを当てるのかというと、人材の教育ができていないことも、実は仕組み上の欠陥だからです。
責任者の目線で言うならば、人材が育たないことは、責任者に原因があります。
義務教育と違い、仕事においては、成果をあげることを目的にしており、そのことで給料が支払われます。
そして、入社直後の社員は基本的に赤字です。
給料分の成果など上げられるわけがないのです。
事実として考えて欲しいのは、自分の給料の分を稼いだとしても、会社としては赤字ということです。
会社は給料の他に、その社員に払っているお金は、税金がまずあげられます。その他、あなたが事務であれば、その売り上げを直接作ってくれる人間がいて、初めてお金が生まれます。
逆もまた然り。
営業の人間は、自分の仕事を支えてくれる間接部門があって初めて、契約を取ることができるのです。
もしあなたが、下が育たないと感じているのであれば、その原因は、あなたです。
部下が付いた時点で、部下が稼げるようにする、という仕事があなたには加わるためです。
こう言ったように、原因を細分化していくと、どの部分に欠陥があり、つつがなく回転していないのかが見えてきます。
ここから先では、より原因、犯人を見つける方法をお伝えしていきましょう。
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