占い師ができること、相談者が求めること
占い師が考えているより、相談者は冷静
私は、占いに依存して、そこから立ち直った過去があるが、その時の感覚としては、意外と占いに自分の指針をあけ渡していないな、という感覚。
占いをしていると、占い師側の意見として重い相談者は占いを魔法と思っているという意見を聞くが、本当にそうだろうか?
私がたまたまかも知れないが、占いを魔法と捉えているのは、占い師側に多い印象だ。
特に、無料占いに何度も参加している占い師であればこそ、自分の勉強というより、不安を拭うために占いを使っているように感じる。
占い師が、人格的に優れていることが必須ではないが、占いを使う側が、使われているような結果になっている。
まさに、ミイラ取りがミイラになる状況だ。
正確に言おう。
ミイラから蘇生したモノとしての占い師が多いのが現状だ。
私自身がそうであることは言うまでもない。
そのことを私は隠していないし、またそうであってはいけないと感じている。
ビジネスの観点から、占いを見たときに、どういう観点で見ればいいのか。
やはり、1番近いのはコンサル、そしてカウンセリングだろう。
人間関係のコンサル、もしくは、医者にかかるまでもない人へのカウンセリングといったところか。
ここで問題になってくるのは、多くの人が、人との関係の作り方を勉強していないことにある。
占い師は、占いを伝えるモノと思っているのではないか。
古来では、占い師は政に携わる存在だった。
邪馬台国、卑弥呼がその典型だ。
別段、今の占い師に政治を求める気はない。
しかし、本当に占い師と名乗るなら、どうすれば相談者に満足してもらうかは、常に考えるべきだと思う。
相談者の立場になってみよう。
あなたが、自分のお金を出して占いをするとき、何が欲しい?
逆にあなたが占い師の立場として、相談者に何を提供できる?
これは、演奏家に例えるとわかりやすいかも知れない。
あなたは、どんな楽器でなんの曲を弾けるのか。
占い師に求められるのは、ここをわかりやすく伝える術だろう。
わかりやすく。
このことを疎かにする占い師が多い。
占いというカテゴリの曖昧さがそのことを助長しているのは事実だ。
そして、占いに関わる相談者は、メジャーな占いであれば意味を知っていることもある。
そのときに、あなたならどうするのか。
私は、占いのテキストはあるが、占い師としてのノウハウ、マニュアルがここまでないにも関わらず、これだけ占い師が多いことは疑問でしかない。
しかも、私が存じ上げているだけかも知れないが、「占い師」を育てている方は中川龍さん、佐藤雄斗さんのお2人しか存じ上げない。
なきりさんはある意味違う気がする。
これだけ、「占い師」というものは教わることが困難なのだ。
しかも、扱う商品は根拠のないオカルト行為。
それならば、何を基準に相談者は占い師を選べばいいのか。
占いは、もっとオープンになっていいと思う。
占い師だけが保有するものではなく、外食をするような気軽さで選べるように。
あなたがもし占い師なら、この記事は復習になる程度かも知れない。
もしあなたが相談者なら、素直に占いを受けづらくなるかも知れない。
それでも、いい占い師とはなんなのか、できること、できないことを明確にした本が欲しかった。
どこにも置いていないので、私が書こう。
そのことで、占いというものをきちんとした土俵に押し上げたい。
この記事はあくまでも私の独断と偏見であるため、他の占い師に賛同を得られるかはわからない。
しかし、占いという狭い世界ではなく、ビジネスという広い観点から見たとき、占いはどの立ち位置にいるべきなのか、よく考えて欲しい。
そして、相談者は、占いの実情をきちんと理解して欲しい。
お互いの歩みよりで、もっと占いというカテゴリをわかりやすくしようじゃないか。
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