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エンターテイメント

受ける側と発信者の落差

本日、私の周囲で「エンタメ占いも業界に貢献している」という旨のツイートが何件か流れてきた。

その意見に同意したうえで、だ。
占い師はエンターテイメントを知っているのか疑問符が浮かんで今回記事を書かせていただいた。

今回の記事を書くにあたり、私が以前声優をやっていた事実を冒頭に書かせていただく。

私の独断と偏見で語る部分も多いながらエンターテイメントの定義をはっきりさせておきたいがためにWikipediaを引用させていただく。

詳しくはリンクを飛んでほしいが「出し物、見せ物、娯楽」を指してエンタメという認識は多くの人と一致しているだろう。

その上でエンタメ業界に居た人間としてはっきりと申し上げるのは
「占い師にエンタメ?無理でしょ?」
という感想である。

何故占い師にエンタメは無理か

そもそもの話として「エンタメ」要素に何が必要になってくるのか。

自分が扱うコンテンツの理解力
自分の表現を魅せる力
自分がどのように他者から見えるのか客観性

大きく分けてしまうとこの3つ。

これを占いに当てはめたときにとんでもないことが起こるのは少し考えていただければわかるだろう。

まずコンテンツの理解力。
これを最後の締めに使うので少々お待ちを。

続いて自分の表現を魅せる力。
占いというものに固定してしまうとわかりづらいかも知れないが占い師でブログが上手い人はどれだけいるだろうか?
もしくは1人語りは?オープントークは?

このような表現者であれば必ず訓練を積んでいることを鍛えている占い師はどれだけいるのだろうか?

無論鍛えているレベルに個人差があってもいい。
それはアマチュアであってもバンドを組んだり演劇をしてみたり、小説を書いてみたり。
要するに表現というものに積極的に関わっている占い師はさほど多くない。

続いて他者からいられる客観性。
このわかりやすい指標としてSNSの運用だろう。

オープンスペースで言って良いこと悪いこと。
占い師であれば言って良いこと悪いこと。
この区別をしっかりつけているの?ということである。

ましてエンタメに寄るということは論理ではなく感情の好き嫌いの渦に巻き込まれるということ。
そのことをしっかりと対応できる占い師がどれだけいるのだろうか?

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