占い師よ、表現者たれ
表現者と占い師は似ている
占いアンチという立場がいても仕方ないと思いながら日々占いというものに携わっているのだが、そのアンチというものを分析してみると、ある一点が浮かび上がる。
それは占いというものの一部しか見ておらず、かつその一部で全部を嫌っているのだ。
たしかにアンチの言葉は理屈が通る面も多い。
しかしもし本当に占いがアンチの言葉だけの存在なのだとしたら、現代にまで伝わりこれほどの数の人間を魅了しているわけが無いのだ。
もちろん私は占いが全ての人間に受け入れてもらえるとも、全部が全部素晴らしいと言うつもりは毛頭ない。
ただその時に頭によぎったのは芝居に勤しんでいた時の自分だった。
そして占いは芝居、ひいては表現と言われるものとの共通点の多さに気が付いたのだ。
今回の記事は占いと芝居…特に舞台との共通点を挙げてゆき、占い師がより魅力的になるためにはどうしたらいいのかを提示していく。
芝居の勉強だけでいい役者にならないように、占いの勉強だけではいい占い師にはなれない。
どうせ他人の事を占えるほどに占いに関わったのであるなら、いい占い師になろうじゃないか。
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