タロット占い上達のコツ

注意・この記事はタロット占いができる人向けです

タロット占いに限らず、占いのやり方を書かれた本は多いが、自然上達が止まることが多い。

それは、自分占いだけで限界があるからではなく、カードの読み方に個人差があるからだ。

この記事はあくまでもざくろが経験の上で上達に必要な感覚を記事にしたものだ。

全ての占い師に共通するとは言い難いが、鑑定技術の向上に役立ててもらいたい。

ざくろ

カードの属性は知っているのか

初心者向けの解説本には優しさから属性の記述を抜いているものがある。

初心者がいきなり大量の情報を与えられてしまうと持て余すからだ。

ご存知の通り、タロットには大アルカナと小アルカナ、大きく分けてに種類ある。

しかもそのカード1枚1枚には4大元素の属性が付いているのはご存知だろうか。

それは火・風・土・水の4種類だ。

この4種類はそれぞれ

ワンド(火)

ソード(風)

ペンタクル(土)

カップ(水)

と分かれるが大アルカナはそれぞれ属性はバラバラになっている。

ここで、この記事を見てもらいたい。

この記事は大アルカナの意味がわからない人向けに書いた記事だが、実はカード番号を表すダイスの色が火(赤)風(緑)土(黄)水(青)となっている。

もし大アルカナで属性がわからなくなったら、ぜひうぱろっとと戯れてもらいたい。

上下で弱まるカード、逆になるカード

タロットカードの奥深さの1つに上下の位置で意味が変わることがあるのだが、これが逆に初心者の頭を悩ませる原因になることも多い。

ここで注目して欲しいのはそのカードのメインカラーを見ていただきたい。

パッと見てライダー・ウェイト版のタロットカードに使われている色は4色。

黄色・水色・灰色・黒。

この4色となっているのだが、驚いたことに上下の位置で上にくる色でだいたいの意味が通じるのだ。

例えば太陽のカードはメインカラーは黄色。

黄色は豊かさを表す。

その黄色が逆さになっても意味が弱くなるが、全く逆の意味にはならない。エネルギーの使い方に注意、などと読むことが多い。

黒がメインのカードでわかりやすいのは、塔だろう。

このカードはトラブルの暗示だが逆位置になると、トラブルが近いがギリギリ回避している。しかし油断禁物と読むことが多い。

そして黒背景メインで、ソードの10がある。このカードは絶望を表すが上下を返すと黄色や青が上になる。

そうすると、剣は抜けて回復を示すのだ。

このように上下の位置で迷った場合今上に来ている色で判断するのも良いだろう。

カード同士の強さを知る

タロットカードというのは全て同列ではなくそれぞれに強弱がある。

それは現実世界に即している部分が大きい。

例えば、星、月、太陽の関係で言えば1番強いのは太陽になる。

自らエネルギーを発していて、相談者との距離も近いからである。

また、月と太陽が近い位置に出ている場合、サイクルがうまくいっていることになるので、ものごとは順調。

星と月がセットなら今はしっかりと休む。

星と太陽なら広い視野を持つ。

などなど、組み合わせ次第で1つの意味ではなくどれだけ物語を組めるのかがリーディングの個性となる。

その中で見ていると浮いているカード(例えばこの3枚が出ている盤面で死神など)が出てきた場合、そのカードがキーカード。

本来広い視野を持っている状態で死神がいるなら、何かに怯えているのか、新しく始めたいことがあるなど、天体系のカードを補助に置いた方がいいだろう。

ちなみにケルト十字で結果に小アルカナ、未来に大アルカナが出ていたら大アルカナを優先した方がいい。

大アルカナと小アルカナなら、もちろん大アルカナの方が強いからだ。

上下は望みの強さ?

占いを行なっている時に極端に上下の位置が偏る時がある。

その時は上位置が多ければ運気の打点は高め。

多少の無理を行なっても結果としてうまくいってしまう周期なので背中を押して欲しい人などは迷うことなくGOサインを出していいだろう。

しかし下位置が多い場合、打点は低めと判断した方がいい。

何か相談ごととは別の障害があるのか、もともと望んでいないことなのか。

その相談を受けた時点では行動しない方がいいだろう。

この上下もカードの強さ次第で全てをひっくり返すカード(世界、運命の輪、カップ10など)があることは研究して頂きたい。

出ていないカードに注意を配る

この知恵は燈子先生からキャスで聞いたお話になる。


これは確率論になるのだが、3カードなどでない限り、4大元素は全て出て然るべきなのだ。

それこそ簡単に小アルカナ、ワンド、ソード、ペンタクル、カップ。

その4種類が全て盤面に現れない限りどこかバランスが悪い。

ワンドがないなら情熱が。

ソードがないなら知恵。

ペンタクルは根気。

カップはその相談事に愛着がないと思っていい。

だからと言って恋愛相談でカップがなくても「あなたは相手に愛情がありませんね」などと言ってトラブルにならないように。

あなた独自の経験値

ざっと紹介させていただいた、カードの読み方は如何だったろうか。

このリーディングの知恵はあくまでもほんの一部。

経験を積めば積むほどあなた独自の経験が活きていく。

ここで大切なのは、その経験値を盲信しないことだ。

私も経験から外れた展開をした時に無視してしまい、相談者を結果として癒せなかった経験は山ほどある。

ここまで読んでくれたあなたにはそんなことになってもらいたくない。

1番は盤面のカードに向き合い、相談者に向き合うことだ。

この記事があなたのリーディングの力になれたら幸いである。

ざくろ

今回の記事はキャスで話した内容のため無料公開とさせていただいた。

このように占い師に向けた記事をさらに読みたくなった人はこちら。

https://note.com/zakurohouseki/m/m960999523a20

ざくろの有料記事を全て収めたマガジンを発行している。

あなたの力になれれば幸いである。

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