the first snowfall of the season

あたたかな日が続いたので、心も体も準備不足のまま迎えた寒気。冬へと一気に加速し、引き締まった空気に冬将軍の本気を感じます。窓をたたくようなあられから、静かになったと思ったら初雪となりました。

色が薄れていくなかで浮かびあがるような柿の実に鳥が大群で押し寄せ、ここにまだいっぱいあるぞと庭で騒いでいます。今年は取りきれなかった分が多く、木守りとしてはずいぶんな数ですが、頑張って実をつけてくれた老木に感謝し、来年の豊作を願って、あとは存分に鳥たちの分け前に。

気配を察して飛び立った鳥たちを待って見たけれど、寒くってそそくさと部屋に戻りました。でも、たまに上を見上げて背筋を伸ばすのも気持ちいいものです。