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wedding ring story

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新郎新婦と指環のストーリー。
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2023年11月の記事一覧

wedding ring "ibuki"

北陸の冬空といえ、こんなにも雨が多かったかな、と思うくらいの空模様が続くなか、久しぶりの晴天小春日和。ご褒美をもらったような貴重な穏やかな日の先日、ご結婚指環のお渡しとなりました。あかく染まってきた紅葉と山茶花のピンクの花が満開で青空とのコントラストが際立ち、焚き火にあたためられたように気分がほぐれるよう。新郎新婦の表情も晴れやかで、新生活へ向けていろいろと進展もあったのだそう。 そんな新郎新婦の指環は、それぞれ思いのままに自由に選んだものを。新郎は、やや丸みのある平打ちの

wedding ring "hallelujah"

雷が鳴り、みぞれからあられ、ひょうへと変わって窓をはげしくたたく、まさに「ぶりおこし」となった北陸の冬空。ご結婚指環の受け取りも駆け足でご来店となりました。先日から北陸各地の漁港からは寒ブリが何百本とあがり、七尾でも200本の水揚げも。出世魚だけに、威勢よく活気に満ちた号砲のようにも思える雷は、古来より豊作の兆しとされる縁起のよいもの。ちょっと手荒い祝福をしているような特別感の日となりました。 昼間でも薄暗いなか、新郎新婦が入って来られるとパッと明るくキラキラと華やぐような

meeting of the wedding ring

「雨女だって言われてるんです」と空模様を心配していた新婦。でも、ここしばらく傘の手放せない北陸の冬空らしい天気が続いているなか、この日は雨雲もひと休みしているような穏やかな空となりました。待ちに待ったご結婚指環の打ち合わせにお越しいただいたおふたりの熱い想いがまさったかのようです。しかも10連勤の後の4連休初日ということでテンションも上がり、気分も上々のご様子。 彼女の誕生日に、結婚指環を作りに行こう、と日程を決めて結婚への第一歩を踏み出したおふたり。ご両親への挨拶や入籍、

wedding ring "Albireo"

関東にお住いの新郎新婦なので、ちょうどタイミングよく東京蚤の市に出店している時に、ご結婚指環のお渡しとなりました。野外イベントが好きでよく行かれるそうで、東京蚤の市をまわる楽しみも倍増のワクワクとドキドキの瞬間。まぶしくあっぱれな晴天の中、祝福を奏でるような音楽に包まれた幸せな時間となりました。 打ち合わせをした夏の日、おふたりが出会った日と偶然にも同じ日となり、指環にも出会った時の要素を入れたい、と夏空に輝く星のイメージを取り入れることに。夏の大三角のひとつ、デネブのある