学校なんてなくなってしまえ
学校が嫌いだった。
自分は何のために生きているのか、
生きていても楽しい事なんてない。
じぶんなんてどうせ、大人になる前に死ぬ。
そんな風に思っていた。
朝になると、学校に行かなければならない。
学校に行くことは当たり前。
そんなの、大人からの都合のいい押し付けだ。
「9時には寝なさい」
夜中の3時まで眠れなかった。
2階の自分の部屋のベランダから、
家の屋根に上り、
親が家からいなくなるまでやり過ごした。
押し入れの高いところに隠れたこともあった。
今思えば、幼稚園も嫌いだったし、
あの頃から私の人生は終わっていたと思う。
小学6年生になった頃、
荷物をまとめ、
自転車で家を後にした。
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