モノもウイルスも人が集まるところに集中する
人が集まるところに情報が集まり、ものも集まる
このフレーズは、聞いてなんとなく理解はできますが、今回のコロナの蔓延の様子を見て、「あ〜本当だな」と、肌で感じるようになりました。
1、コロナ蔓延を振り返ってみる
2019年12月31日
中国の武漢市内で原因不明の肺炎が広がっていると、世界保健機関(WHO)が中国当局から報告を受けます。
2020年1月12日
中国で、コロナウイルスによる初の死者が確認されました。
1月14日
日本で初めての感染確認です。武漢市から帰国した男性でした。
中国は日本の隣の国ですから、もちろん日本にもかなり早い段階でコロナウイルスが入ってきますよね。
1月22日にはアメリカで、24日にはヨーロッパ(フランス)で、それぞれ初めてコロナ感染者が確認されます。
2月5日
横浜港に停泊していた豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員乗客10人に、新型コロナウイルスの感染が確認されました。
3月5日の感染広がりの様子です↓
3月15日頃〜
各国でロックダウンが開始されます。
4月6日
日本に「緊急事態宣言」が出されます。
そして、今です。
(資料:https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/ )
ヨーロッパやアメリカに、大きな赤丸が集中していますね。
また、ウイルスの広がりを地域で見ても、
・日本で一番感染者数が多いのは東京
・私が住む沖縄では那覇市
に感染者が集中しています。
人が集まるところにはやはり、すべてのモノ(情報、技術、ウイルス、etc)が集まるんですね。
実施されている検査数やデータ収集能力によって、上のデータに反映されていない数もありますが、そういうのも全部含めて、やはり、感染者数はモノや技術の集まり具合に似ていると思ってしまいます。
2、ウイルス蔓延に伴う世界の動き
日本は比較的早くにコロナ感染者が確認されましたが、その後のウイルスの蔓延はヨーロッパやアメリカが著しく、「ロックダウン」実施などの政府の対応も、日本よりかなり早くに実施されていることがわかります。
これはどういうことか。
日本は島国であるため、陸続きの国と比べて人の移動が少ないのが特徴です。人の出入りが少ないということは、つまりモノや情報の参入もゆっくりで、基本、大陸にある国と比較して遅れているんですね。
ですから日本には、「世界がどう動くのか」様子を伺って、ゆっくり決断をするための時間的ゆとりがあったというわけです。
それに、日本人には、和を尊ぶ心、つまり“集団主義”が根強いです。(日本のいいところでもありますが・・・)
日本はいままでもずっと
・物事は即決できない、あるいは焦って決める必要がない
・時の流れが遅れている(コロナ流行の時期も遅れている・・・?)
という流れがあったように思います。
歴史を振り返ってもそうですよね?
ペリーが長崎に来航してから、日本の文明開化は始まりました。
3、島国のさらに島に住む私の心得
モノは人が集まるところに集中する。
それは、情報や技術だけではなく、ウイルスもそう。
日本は世界に比べてウイルスの蔓延がゆっくりである。対応も遅い。
これは、文明が発達する様子の表れのような気がしてなりません。
ウイルスの蔓延をニュースで確認しながら、いままで情報が疎い地域にいたのにもかかわらずのほほんと生活をしていた自分が一番怖くなりました。
インターネットが普及したいま、情報を得たり世界に挑戦するハードルはだいぶ下がってきています。
常に世界に目を向け、最新の情報を得ながら、自己を高めていかなくては・・・。そう思う今日この頃です。
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