#200 ギフト市場(2017/12/25)

メリークリスマス! Merry Christmas!!

いやークリスマスですね。昨日はイブの日曜日。プレゼント交換でワクワクしたり、お子さんへのプレゼントが気づかれないかドキドキしたり、気の合う仲間とパーティしたり、楽しい一日になった方も多いはず。クリスマスといえばプレゼント。ということで、今日のざっくりはギフトの市場規模についてです。

2016年の国内のギフト市場規模(法人含む)は10兆2070億円。前年比2.5%程とわずかながら増えています。2016年のコンビニの売上高が10兆5722億円だったのでほぼ同じ規模ということになりますね。

・ギフトの市場規模 ざっくり10兆円
 (コンビニの売上とほぼ同じ)

こちらの数字には法人も含まれているのですが、C2Cのギフトにフォーカスしてみると、C2Cのギフト市場は6兆280億円。なかなかの大きさです。前回のざっくりで取り上げた2016年のデパートの売上が6兆786億円だったので、ほぼ同規模ということになります。

・C2Cギフト市場規模 ざっくり6兆円
 (デパートの売上とほぼ同じ)

内訳は誕生日プレゼントや結婚祝いなどのライフイベントギフトが3兆1500億円でほぼ半分を占め、お歳暮、お中元に代表されるシーズンギフトが1.7兆円、お土産などに代表されるカジュアルギフトが1.1兆円ほどとなっています。

・ライフイベントギフト ざっくり3兆円(52%)
・シーズンギフト    ざっくり1.7兆円(29%)
・カジュアルギフト   ざっくり1.1兆円(19%)

細かく見ていくとギフトの市場規模のTOP5は

1.誕生日のプレゼント 1兆50億円
2.合格・入学祝い     7280億円
3.お歳暮・冬のギフト   3820億円
4.結婚祝         3790億円
5.出産祝い        3310億円

となっています。誕生日がダントツに多く全体の1/6ほどを占めています。2番目は合格・入学祝いなんですね。ちょっと意外でした。3番目以降は3000億円程度で差が少なくなっていきます。

で、クリスマスプレゼントはというと、6番目でおよそ3080億円。

・クリスマスプレゼントの市場規模 ざっくり3000億円

もっと多そうな気がしましたが、このぐらいなんですね。

贈り物あたりの単価でみていくとTOP3は
1.新築・引越し祝い 34,100円 
2.合格・入学祝い  33,000
3.結婚祝い     28,600
4.成人式のお祝い  27,300
5.卒業祝い     26,100

となっています。やっぱりライフイベントに関連するギフトが高くなるようです。クリスマスプレゼントの単価は9200円。うーむ。。。

ちょっと過ぎてしまいましたが、12月といえばお歳暮シーズンでもあります。法人を含めたお歳暮の市場規模は2016年で9853億円。

・お歳暮の市場規模 ざっくり1兆円(法人含む)

お歳暮は誕生日プレゼントと同じ規模、クリスマスプレゼントの3倍以上の市場規模なんですね。2014年はちょうど1兆円でしたので3年間で1.5%とわずかながら減少していますが、それでもかなりの大きさです。(年々もっと減少しているのかと思っていました)

年末といえば帰省される方も多いかと思いますが、帰省土産市場は1330億円で単価は3100円。案外大きいですね。クリスマスの4割超の大きさとなっています。(ちなみにお年賀の市場規模は帰省土産よりちょっと大きく1530億円)

今週はいよいよ仕事納め。帰省される皆さん、お土産をお忘れになりませんように。

Source:
矢野経済研究所 ギフト市場に関する調査を実施(2017年)
https://www.yano.co.jp/press/press.php/001757
DNP 生活社潮流 "2016年CtoCギフト市場規模は推計6兆280億円"
http://www.dnp.co.jp/cio/trend/article/10134880_19464.html
日本フランチャイズチェーン協会 コンビニエンスストア統計データ
http://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html
今日のざっくり(デパート)
https://www.facebook.com/etsuji/posts/10155924495140699?pnref=story

#今日のざっくり
#ギフト市場
#クリスマスプレゼント
#お歳暮

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?