#202 労働時間（2017/12/27）

今年もいよいよ今日を含めてあと5日。「今年はよく働いたなぁ」という方も多いはず。ということで今日のざっくりは労働時間についてです。

OECDのまとめによると、2016年の日本の労働時間は1713時間。

・2016年日本の労働時間　1713時間

同年データがある35カ国中21番目。OECD平均が1763時間なのでちょうど平均より50時間少ないことになります。ちょっと驚きですね。

・OECD平均より50時間少ない

前後を見てみると20位がイタリア、23位カナダ、24位がスペインとなっています。イタリア、スペインあたりはなんとなく労働時間が少ない感じがしていましたが、エコノミックアニマルと言われた日本も今やあまり変わらないレベルなんですね。最近、"日本人は働かない"とアジアなどで耳にすることがありますが、あながち否定できない気がしてきました。。。

ちなみにTOP10を並べてみると

1.メキシコ　　　2255時間
2.コスタリカ　　2212
3.韓国　　　　　2069
4.ギリシャ　　　2035
5.ロシア　　　　1974
5.ポーランド　　1974
7.ラトビア　　　1928
8.イスラエル　　1910
9.リトアニア　　1889
10.アイスランド　1885

となっています。メキシコ、コスタリカ、ギリシャが上位に入っているというのは個人的には意外でした。

主要国を見てみると
・アメリカ　1783時間（15位）
・イギリス　1676時間（25位）
・フランス　1472時間（31位）
・ドイツ　　1363時間（35位）

アメリカは日本より70時間も多くなっているんですね。それにしてもドイツは少ない。2016年で掲載されている中で最下位でした。

・日本はアメリカより70時間少ない

日本はバブルピークの1990年には2031時間だったのですが、以後少しずつ減少し1994年に1900時間をきり（1898時間）、2002年には1800時間を下回り（1798時間）以後ほぼ毎年減少し現在に至っています。

1991年の主要国の労働時間をみてみると

・日本　　　1998時間
・アメリカ　1821時間
・ドイツ　　1554時間
・イギリス　1762時間
・フランス　1665時間
・韓国　　　2661時間

となっています。当時は日本のほうが180時間近くアメリカより労働時間が長かったんですね。"アメリカ人は働かない"という話をよく聞いたわけです。それにしても韓国の2661時間はすごいですね。

とうことで、今年皆さんは何時間働かれましたか？

Source:
OECD OECD Date Hours Worked
https://data.oecd.org/emp/hours-worked.htm

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