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あなたに読んでもらいたくて・・

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ちょっと斜に構えた「エッセイ」でありたい。 そんな気持ちで書いてます。
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#人生

『 向こう三軒両隣 』

この言葉 ワタシの年齢ではナニを意味しているのかはすぐ分かりますけど、あなたはどうでしょう? これってね 昭和世代までは、良くも悪くも近所の繋がりがそこそこあってね どこかに出かければお土産だとか、 他から貰い物があると隣り近所にお裾分けだとか、 ご近所同士でそんな交流があったのです。 今の時代はそう言った関係は近所に限らず人との関わりがどことなくウザったがられる風潮ですね。 そこで これなんです! ワタシの住む同じアパートの方からのご挨拶。 仕事から帰宅した

『サブスクリプション』

ワタシはTVを観ない。 正確に言うと観なくなった。 理由はシンプルで、流される情報を鵜呑みにできない事と、よくよく考えればそもそもTVとは傍若無人(ぼうじょくぶじん)な「時間泥棒」なのです。 つまり 覗き込むとついつい手が止まってしまいますからね。 そして 進歩の目まぐるしいネット界の急激な普及で、もはや現代はTVメディア無しでも情報収集の手段は他にいくらでもあるのです 年配のワタシに限らず若い方々のTV離れも激しいようだ。 これって、 あなたは何故だと思いますか?

『8月13日・朝』

今年も迎え火を焚いた。 もう何年になるだろう、 こうやって息子の霊を迎える準備は。 当たり前だけど毎年お盆って暑いなぁ。 そこで この迎え火とは この時期に極楽浄土から自宅にお戻りになる霊が現世で迷わないようにお迎えする為のものだと言う。 つまり 家長がいて代々管理する仏壇がある家の行事らしい。 そのご先祖様は13日から16日まで滞在するのだが、その間、仏壇はいつも通りだけど少し違うのはお食事の用意かな。 この作法も決められてものではないようで要は迎える側の気持ち

『プロローグ』

人はそれぞれ皆、いろんなやり切れない気持ちを抱えて生きている。 死ぬほど辛いわけではないけれど、どうにもならない思いを抱えて生きている。 そしてその気持ちは誰にも言えないのだ。 誰かに言っても仕方のないことだと諦めるしかない。 みなそう思っている。 自分自身で解決するしかないんだ。 この世界にはこんなにもたくさん人がいるのに、同じ場所で同じ時間を一緒に生きている人がこんなにもいるのに それは何の意味も持たない 名前も知らない人たちは私の人生に何の影響も もたらさ