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Geats〜それぞれの願い〜 第5話

第5話

〜前回の話〜
午前で仕事が終わった〇〇は美月、遥香、祐希、咲月、和、真佑、蓮加、さくら、美波とキャンプに行くことになったが、そのキャンプ場はデザイアグランプリ第2回戦「ゾンビサバイバルゲーム」ジャマエリア(ジャマトが出現するエリア)であり、ゲームに巻き込まれてしまう。
だが、英寿が前回のデザグラでデザ神になった時に叶えた「神﨑〇〇がデザイアグランプリに関係なく仮面ライダーになれる世界」の影響もあり、〇〇は仮面ライダーギーツに変身。スコア稼ぎという名の救援 に来た道重と協力してゾンビジャマトの集団を撃破し、第1ウェーヴが終了。
〇〇は美月達を守れたことにホッとしたのであった。
だか、安心した状況の中で現れたのは…


英寿:久しぶり。


英寿が変身したギーツだった。



〇〇:…。

乃木坂:(なんで、英寿様がギーツに?)

道重:おい。もう第1ウェーヴは終わったぞ。
   なにか用でもあるのか?ギーツ。

英寿:あぁ。そこの…


英寿は〇〇の方に指を差した


英寿:もう一人のギーツにな。

〇〇:…。

道重:〇〇に何のようだ。
   何故、○○がギーツに変身できるのかはお前が一番知っているくせに。

美月:え?それってどういう意味?

道重:〇〇がデザ神になった翌日から新たなデザイアグランプリが始まっていた。

乃木坂:え!?

道重:そのデザグラでデザ神になったこいつが叶えた世界が…

英寿:「〇〇がデザグラデザイアグランプリに関係なく仮面ライダーになれる世界」ってことだ。



(デザイアグランプリゲームマスターの部屋)

ツムリ:「まさか、早速英寿様の願いがこのような事で活かされるなんて…」

ゲームマスター:それは私も驚きだ。

ゲームマスター:(一体何が目的だと言うんだ?)



祐希:だから、〇〇くんはギーツに変身できたんだ。

〇〇:うん。黙っててごめんね。

蓮加:本当だよ。

真佑:ヒヤヒヤしたんだから。

〇〇:言い返す言葉も見つかりません…。

美波:でも、疑問点は他にもあるわ。

さくら:というか、最大の謎ですよね?

遥香:なんで、〇〇さんと英寿様は同じギーツに変身してるんですか?

道重:それは俺も気になったんだが…。

美波:あんたに聞いてない!!

道重:は…はい…。

〇〇:(道重…完全に梅さんには頭が上がらないようだな…って、なんで??)


〇〇は道重がなぜ美波に怯えているのか現場にいなかったので知らないのである(第1話 参照)


和:〇〇さん。どうしてなんですか?

〇〇:正直に言うと、良く分からないんだよ。

乃木坂:え?

英寿:俺も知らなければ、ツムリ側も知らない。
   まるで、パンドラの箱みたいだろ?

〇〇:しかも、ゲームマスターも知らないもんな。
   本当にどうなっているのやら…。

〇〇:(まぁ、この謎は ”俺しか知らない続き” があるんだけど…。)

道重:おい、〇〇。 ヒソヒソ

〇〇:ん? ヒソヒソ

道重:〇〇とあいつが同じギーツになるのは知っていたが、その理由を誰も知らないのは初耳だぞ ヒソヒソ

〇〇:それはごめんって ヒソヒソ

道重:別にいいけど…。 ヒソヒソ


すると、英寿のスパイダーフォンから通知…いや、着信音が鳴った。


英寿:どうしたんだ?ツムリ。

ツムリ:「どうしたんじゃありません!早く道長様と一緒に戻ってください!」

英寿:おっと、そうだったな。

道重:誰のせいでこうなったんだよ。

英寿:ん?俺が悪いのっていうのか?

〇〇:うん。英寿が悪い。

英寿:え?

乃木坂:ウンウン

英寿:ポカーン…。
   (まじかよ…)

道重:乃木坂の皆さんにまで言われてるな。

英寿:よ、余計な事言うなよ。

ツムリ:「え? 乃木坂の皆さんってことは、〇〇様もいるのですか?」

〇〇:はい。いますけど…。

ツムリ:「ゲームマスターからの通達で、〇〇様と乃木坂の皆様をこちらの施設にご招待いたします!」

乃木坂:え?

〇〇:招待…ですか?

ツムリ:「はい。普通は我々 運営スタッフとゲームの参加者のみが使用できますが、〇〇様は参加者じゃありませんが、仮面ライダーですから使用可能ですし、乃木坂の皆様もデザグラの事を知っておりますので問題ないという判断だそうです。」

和:と言われても…。

〇〇:いや、これは素直に従おう。

咲月:どうしてですか?

〇〇:今回のゲームは道重の話から、ウェーヴ制のゲームでゲーム終了まではこのエリアから出られないんだよ。

蓮加:え!そうなの!?

さくら:じゃ、キャンプに来てた方達は…。

英寿:それは安心しろ。〇〇達以外にこのゲームに巻き込まれた人達は他の参加者が助けだして既にエリアから脱出している。

〇〇:そうか。良かった…。

美月:(笑)(良かったね。〇〇くん。)

〇〇:(にしても、やっぱり今回のゲームは人助けもスコアの対象だったのか…。)

英寿:長話はここまでにして、移動しようか?

英寿以外:(だから、誰のせいだと思ってるんだよ(ですか)!!)



〇〇達はデザイアグランプリの休憩所に案内された

乃木坂:(広っ!!)


そこには英寿、道重以外の参加者が達が既に集まっていた


ツムリ:ようやく戻ってきましたか…。

英寿:お待たせ。

〇〇:そう堂々と言うなよ…。

ツムリ:まぁ、英寿様らしいですけどね。

英寿:褒めても何も出ないぞ。

〇〇,ツムリ:褒めてねぇ(ないです)よ!!

??:皆様、お待ちしておりました。

蓮加:誰ですか?

○○:彼はこの休憩所 サロンのコンシェルジュの ”ギロリさん” だよ。
   お久しぶりです。

ギロリ:○○様、お久しぶりです。
    皆様は、初めましてこのサロンのコンシェルジュを務めているギロリと申します。

○○:このサロンで分からないことがあったら、ギロリさんに聞いてね。

蓮加:りょうかーい!!

ツムリ:では、私は仕事があるので。


??:あ!?あ、あなたは!!

美月:あ!

遥香:昨日、蕎麦屋で会った!

〇〇:景人くん!!

景人:やっぱり、〇〇くんだ!!
   まさか、巻き込まれていたなんて…。

〇〇:まぁ、これは仕方がないのかな?
   っていうか、無事に生き残っててよかったよ。

景人:まぁ…なんとかね…。

〇〇:…。
   (まさか、景人くん 目の前で他の参加者が…)

景人:でも、〇〇くんだけじゃなくて、蕎麦屋で会った彼女さんも来てたなんて。

美月:へ///

遥香:(〇〇さんの彼女///)

〇〇:いや、彼女さんじゃないって。
   俺は彼女達のマネージャーなの。

景人:あ、そうだったんだ。
   (でも…)

美月,遥香:///

景人:(2人は満更じゃなさそうだし…)

祐希,咲月,和,真佑:プクっ(ムゥ~)

景人:(いや、何も考えないようにしよう…。)

??:えっ!!乃木坂のメンバー達じゃん!!

○○:あ。(この人って…)

真佑:あぁーー!!
   祢音ちゃんだぁーー!!

美波:祢音ちゃんってあの人気セレブインフルエンサーの!?

祢音:え!?知ってるの!?

真佑:知ってるも何も 大、大、大ファンなんです!!

さくら:まゆたん、今朝も私と○○さんに祢音ちゃんの魅力を話してたもんね。

○○:アハハ…。(まぁ、あの熱量に俺もさくちゃんもついていけなかったけどね…。)

祢音:えぇーー!!嬉しい!!
   ありがとう!! ギュー

真佑:あ、尊い…。

○○,さくら:(あ。まゆたんが尊死しちゃった…。)

景人:え?皆さんって乃木坂のメンバーだったんですか!?

○○:今気づいたの?

景人:テレビもニュースとかしか見ないから。

○○:まぁ、それなら仕方ないよね…。

景人:そっか、”姉ちゃんが所属してたアイドルグループ”とこんな形で会うことになるなんて…。

乃木坂,祢音:…え?

景人:え?

○○:け、景人くん。今なんて?

景人:姉ちゃんが所属してたアイドルグループとこんな形で会うことになるなんて…って言ってたんだけど…。

○○,乃木坂,祢音:・・・

○○,乃木坂,祢音:はい!?

○○:待てよ。景人くんの苗字って確か…。

景人:桜井だけど…?

美波:じゃ、景人さんは玲香さんの弟!?

景人:う、うん。

○○,乃木坂,祢音:えぇーー!!



○○:まさか、乃木坂初代キャプテン 桜井玲香さんの弟だったとは…。

咲月:世の中狭いって言いますけど…。本当にあるんですね。

景人:僕もビックリしましたよ。
   しかも、○○くんがそのマネージャーだなんて。

○○:まだ、2日目だけどね…。

祢音:でも、元々ファンだったんでしょ?
   それがマネージャーになるなんて凄いよ!

○○:まぁ、英寿が勝手にそうやったんだけどね。

英寿:フッ これがスターの力ってやつだ。

○○:はいはい。自意識過剰はほどほどにな。

英寿:その対応やめてくれんか?

○○:こうでもしないと、調子に乗るだろ?

英寿:うっ…。

景人,祢音:(あのスターが押されてるよ…。)

美月:ねぇ うめ。ヒソヒソ

美波:ん?ヒソヒソ

美月:前から思っていたけど、〇〇くんってさ、英寿様のお兄ちゃんみたいじゃない?ヒソヒソ

美波:フフッ 言われてみればそうかも(笑) ヒソヒソ

道重:というか、第1ウェーヴの終了後途中経過を見してくれよ。

ギロリ:そういえばそうでしたね。
    では、至急準備いたします。

○○:なんか、ごめん。
   結構、雑談を挟みすぎちゃった。

道重:いや、○○のせいじゃねぇよ。

美月:(なんか、道重さんって○○くんに弱いよね。うめとは違った意味で。)


ギロリ:皆様、第1ウェーヴお疲れ様でした。
    こちらがスコアの途中経過でございます。

(第1ウェーヴ終了後 途中経過)
第1位 浮所英寿 41000pt

第2位 吾妻道重 36500pt

第3位 墨田奏汰 28000pt

第4位 桜井景人 26200pt

第5位 小金屋林魚 17800pt

第6位 鞍井祢音 12800pt

英寿:(よし。)

道重:(何っ!?)

○○:(流石、英寿…。道重も頑張ってるなぁ。)


ギロリ:では、第2ウェーヴが訪れるまでご自由にお過ごしください。


景人:これでまだ第1ウェーヴか。

○○:でも、ここまでスコアを稼いでいるのはすごいよ。

景人:えへへ。そうかな?

林魚:なぁ 青年!

景人:は、はい?

林魚:ハズレ武器でどう戦ったんだ?

景人:いや、ゾンビは一匹も倒してませんよ。

林魚:え?じゃ、どうやって?

景人:襲われてる人達を助けただけで…。

林魚:なるほど!その手があったか〜!
   憎いね 好青年!

景人:あ、アハハ…。

〇〇,遥香,和,美波:(なんか、あの人怪しい…。)


道重:負けた…。この俺が。

〇〇:(道重…)!?

英寿:フッ


英寿は急に道重の前に立つとその右手には道重が使っていたゾンビバックルがあった


道重:!?

英寿:約束だ。これはもらうぞ。

道重:…。


〇〇:(まさか、賭けをしていたのか!?)


英寿:あっ。返して欲しければ、
   これで俺のスコアを超えてみせろ。


英寿はそういうとウォーターバックルを道重の前に差し出した


道重:チッ


道重は英寿に舌打ちをしたと同時にウォーターバックルを受け取り、サロンから去ろうとした


〇〇:道重!!
   ごめん。まさか、賭けをしていたなんて…。

道重:いや、あれはお前のせいじゃない。
   だから、気にすんな。


そう〇〇に笑顔で言うとサロンを後にした


〇〇:…。

美月:(〇〇くん…)

美波:(なんで、あいつにも優しいのよ…。)


祢音:ああ…最下位とか やばい!


真佑:(慌ててる祢音ちゃんも可愛い!!)


祢音はギロリの下に行くと


祢音:ねえ!ガチャとか課金もかないの!?

ギロリ:ゲームでの活動時間に応じて配られるデザイアマネーでコスチューム等をお楽しみいただけます。


ギロリはそう言いながら、タブレットを取り出し祢音に見せた


ギロリ:…が、バックルなどの装備品は実装されておりません。

祢音:ええ〜!?

〇〇:そりゃ、そうだよ。
   そんな簡単に良いバックルが手に入れられたら、ゲームバランスが崩壊しちゃうし…。

祢音:でも、当たりのバックルを持ってる人が有利じゃん!

景人:確かに当たりハズレはあるけど、今一位の英寿くんはその時ウォーターとシールド使って1位を取ってるけど?

〇〇:いや、英寿は例外。あの強さは異次元だよ。

祢音:確かに…英寿様の戦い方、普通じゃ思いつかないよ…。

景人:え?どんな戦い方したの?

英寿:大した事ない。ウォーターの武器を工場内のドアに突き刺して、水を放射し、貯めていた水でジャマトを一掃したんだ。

英寿以外:・・・

〇〇:待てよ。祢音ちゃんがその事を知ってるってことは…。

英寿:安心しろ。巻き込まれたけど、こうやって彼女も無事だろ?

〇〇,真佑:そういう問題じゃない(です)よ!

真佑:もしかしたら、祢音ちゃんは溺れ死してたのかもしれないんですよ!!
   少しは他の参加者のことも考えてください!!

英寿:その考えはここでは無意味だ。

真佑:え?

英寿:どんな手を使っても自分の願いを叶えるために戦う…それがデザイアグランプリだ。

〇〇:…。

奏汰:はぁ…本当にムカつくぜ…。大金持ちのお嬢様!!

奏汰以外:!!

奏汰:課金とか…金持ちの道楽かよ。

〇〇:(こいつ闇が深そうだな…。)

奏汰:欲しいものなら何でも手に入るくせに、なんでこのゲームにいるんだよ…?

祢音:う〜ん…。
   お金じゃ手に入らないものがあるから?

林魚:何?何?デザイアカードになんて書いたの?

祢音:フフン(笑)
   私は…

運命の人に出会える世界!

〇〇:ポカーン…。

景人:運命の人?

祢音:そう!
   白馬に乗って私を連れて行ってくれる王子様!

祐希:へぇ〜!!祢音ちゃんそういう子供っぽいところがあったんだ。

〇〇:与田ちゃんも人のことは言えないけどね…。

祐希:え?

乃木坂(祐希以外):ウンウン

祐希:もう!バカにしないで〜!!

〇〇:(でも、なんだろ?彼女の願いはそうじゃない気がするのはなんでだ?)

奏汰:そんなことのために命をかけるか?普通。

祢音:恋はいつだって命がけでしょ?

奏汰:チッ ウザッ!!
   スリスリ

〇〇:!?


奏汰は祢音に愚痴を言ってサロンを後にした

〇〇はその時、奏汰が一瞬左腕をさすったのを見逃さなかった。


〇〇:(まさか、こいつ…)
   梅さん。ヒソヒソ

美波:ん?どうしたの?ヒソヒソ

〇〇:あの人には近づかないほうがいい。ヒソヒソ

美波:え?ヒソヒソ

〇〇:多分あいつは…ヒソヒソ

美波:!?
   分かった。他のメンバーにもこっそり言っとくね。ヒソヒソ

〇〇:お願い。ヒソヒソ


景人:ちょっと!そんなギスギスしないで 仲良くしましょうよ!

〇〇:景人くん。それは無理だと思う。

景人:え?

英寿:〇〇の言うとおりだ。
   全員 ライバルだからな。



その頃、サロンを後にした道重は通路の壁に寄りかかっていた


道重:(ギーツ…いや、〇〇もギーツだから英寿と呼ぶしかないか…クソッ!どうやったらこいつに勝てるんだ…。)

??:あれ?バッファじゃん。

道重:!?


そこにいたのは奏汰だった。


道重:ダパーン…。何のようだ?

奏汰:あの浮所英寿ってヤツに何か恨みでもあるの?
   やけに対抗心燃やしてるけど。

道重:別に。仮面ライダーは全員 俺の敵だ。

奏汰:全員って…もう一人のギーツとは仲良さそうだったけど?

道重:お前には関係ない!!

奏汰:ふ〜ん…なんか訳アリみたいだね。

道重:他人の詮索より、自分の心配したらどうだ?

奏汰:そっちこそ、ギーツに装備取られてたみたいだけど

道重:黙れ。時期に取り返す

奏汰:僕と手を組まない?これ、貸してあげてもいいけど?

道重:何が望みだ?

奏汰:ニヤリ…


奏汰は不気味な笑みを浮かべていた



ポチッ


祢音:うわあ…!!


ポチッ


祢音:楽しい!

ギロリ:パチパチ 

真佑:祢音ちゃん!とっても似合ってる!!

祢音:本当!?ありがとう!!

英寿:なぁ、ナーゴ。

祢音:ん?

英寿:お前が望んでるのは本当に恋か?
   それとも…。

祢音:秘密。

景人:祢音ちゃん家って、死ぬほど掟が厳しいからなあ。

英寿:そうなのか?

真佑:え!?英寿様 しらないの!?
   っていうか、景人くんは知ってるの!?

景人:う、うん。姉ちゃんが祢音ちゃんの古参ファンだからね。

真佑:そうなんだ!!
   今度、玲香さんに会ったら祢音ちゃんの話いっぱいしようっと!!

景人:そうしてあげて!!
   きっと、姉ちゃんも喜ぶよ!!

真佑:うん!!

〇〇:(これは、景人くん。シスコンってやつかも…。)

英寿:で、どのくらい厳しいんだ?

真佑:まず、祢音ちゃんの家って鞍居財閥っていう大金持ちで家の掟が厳しいらしいの。
   本人の前で言うのもあれだけど、噂だと 友だちと遊ぶのも外食も恋愛も禁止だって。

咲月:え!?そんなにですか!?

景人:姉ちゃんもそう言ってたけど、いくらなんでももり過ぎな気が…

祢音:…ホントだよ?

景人:え?

祢音:まゆたんが言っていたことはホント。
   外に出るときはSPがいないとダメだしね。

真佑:本当だったんだ…
   それにプラスでSP付きじゃないと外出ができないなんて…。

〇〇:流石にアイドルでもそんな校則ないもんな…

乃木坂(真佑以外):(厳しすぎる…)

景人:でも、大丈夫だよ。諦めなければ、君の願いはいつか叶うよ。

祢音:ねぇ。気持ちだけでなんとかなるって本気で思ってるの…?

祢音は真顔で景人に質問した

景人:えっ…?それは…

英寿:だから命だって賭ける。
   理想の世界を叶えるためにな。

〇〇:…それが、デザイアグランプリだもんな…。
   否定できないのが悔しいけど   

乃木坂:(〇〇くん…)

ギロリ:…。


ジリリリーン ジリリリーン(電話音)


ギロリ:はい。かしこまりました。

〇〇:ギロリさん。まさか…

ギロリ:はい。第2ウェーヴのジャマトが来ました。

全員:!!


林魚:さてと、行きますか!!

景人:…はい。

〇〇:俺も…。

英寿:〇〇。

〇〇:?

英寿:お前は来なくて大丈夫だ。

〇〇:でも…

英寿:今のお前は乃木坂のみんなを守るのが仕事だ。それに参加者の邪魔もしたくないだろ?

〇〇:…分かった。

英寿:よし。行くぞ。

祢音:うん。

真佑:祢音ちゃん…。

祢音:まゆたん。後で色々話そう。ね?

真佑:っ!うん!!頑張って!!

祢音:うん!

〇〇:くれぐれも気をつけろよ。
   特にダパーンにはな。

祢音:大丈夫だって!!
   じゃ、行ってきまーす!!


英寿達、参加者はジャマトがいる場所「ジャマエリア」に向かった


さくら:大丈夫かな?

〇〇:…。(なんだろ?このざわめき感は…)

美月:〇〇くん?

祐希:どうかしたと?

〇〇:…嫌な予感がする。


(ジャマエリア)

林魚:よいしょ!!
   こうしてやる!


林魚はゾンビジャマトを地面に叩きつけレイズシールド越しに踏みつけた


林魚:誰かぁ〜!ゾンビに襲われてる人居ませんかぁ!?

景人:スコアが欲しいからって、不謹慎なこと言わないでくださいよ!



(サロン)

遥香:〇〇さん。あの人…

〇〇:うん。完全に腹黒だな。

祐希:だよね…。

真佑:あ!祢音ちゃんが!!



(ジャマエリア)

祢音:ああっ…!

祢音は攻撃していたゾンビジャマトとは別の個体に体勢を崩され襲われかけていた


祢音:やめて…!


バーンッ!!


すると、祢音を襲っていたゾンビジャマトが銃撃にやられていた


祢音:えっ!?

??:大丈夫?

祢音:ダ、ダパーンくん!



(サロン)

全員:!?



(ジャマエリア)

祢音:どうして…?

奏汰:ごめん。さっきは言いすぎたよ。
   実は僕も君のファンでさ。

祢音:えっ 何!?いきなりのツンデレ?

奏汰:僕が君のSPになるから一緒にスコアを稼ごう!

祢音:えっ!
   ダパーンくん イケメンじゃん!
   よし!頑張ろうね!

奏汰:あぁ。


祢音と奏汰の様子をサロンの〇〇達、そして、現地の英寿が目撃していた


英寿:(ふ〜ん…)



(サロン)

〇〇:(これは…)



〇〇,英寿:(間違いなく、ダパーンが裏切るぞ(な)。)


(ジャマエリア)

道重:フンッ!

ゾンビジャマト:グアッ…。

道重:よそ見してる場合か?

英寿:必死だな。

道重:黙れ…スターになってチャラチャラしてると思ったら、〇〇も巻き込みやがって…。

英寿:何かを叶えるかは勝者の特権だぞ。
   バッファ。



(サロン)

真佑:あのパンダのライダーっていいところがあるじゃん!

和:こういう展開ってドラマとかでもありますもんね!

〇〇:いや…。

和,真佑:?

〇〇:間違いなくあいつは裏切る。

和:でも、協力しないとあんな量のジャマトは倒せないですよ?

〇〇:ん?あれ?

真佑:どうしたの?

〇〇:梅さん。あいつのこと言った?

美波:・・・あっ!!言ってなかった…。

〇〇:ガクッ えぇ…。

美月:言ってなかったって何を?

美波:実はね。あのダパーンっていうライダーは…


乃木坂(美波以外):えぇ〜〜!?

咲月:それって本当なんですか!?

〇〇:あぁ。今の行動で予想が確信に変わったよ。

ギロリ:流石、〇〇様ですね。

蓮加:え?ギロリさんも気づいていたんですか?

ギロリ:えぇ。第1ウェーヴも私はここで参加者の様子を観ていましたから。

蓮加:あ、確かにそうか。

真佑:〇〇さん!!祢音ちゃんを助けに行って!!

〇〇:でも…参加者の邪魔は…。
   祢音ちゃんも最下位だから、スコアを稼がないといけないし…。

真佑:でも!!

遥香:〇〇さん。私からもお願いします。

さくら:さくも。

〇〇:かっきー、さくちゃんまで。

美波:もしもの時は祢音ちゃんにやっていいか許可を貰えればいいのよ。

蓮加:梅。ナイスアイデア!!

美波:でしょ!!

〇〇:…。
   (確かに、ダパーンがやっていることはぜってぇに許せない!!
    だけど…)

美月:〇〇くん。もしかして、英寿様に言われたこと引きずってる?

〇〇:…まぁね。

咲月:だったら、安心してください!

和:ここは安全なんですし。
  何も問題はないですよ。

美月:まっ、唯一この辺りを探検しちゃいそう人が一人いるけどね。

祐希:ちょっと!!祐希はそんなことしないよ!!

美月:あれ〜?誰も与田のことって言ってないけどなぁ〜?

祐希:なっ!?

乃木坂(祐希以外):(笑)

〇〇:フフッ ありがとう みんな。

乃木坂:ニコッ

〇〇:俺、行ってくる!!

美月:そうっこなくちゃ!!

ギロリ:〇〇様。

〇〇:ギロリさん?

ギロリ:〇〇様にお渡しするものがあります。

〇〇,乃木坂:?



(ジャマエリア)

祢音と奏汰は廃墟内でゾンビジャマトと戦っていた


祢音:ダパーンくん。全力でいくよ!

奏汰:ああ…そうだね。



英寿はデザイアドライバーにゾンビバックルをセットした


バーン!(銃音)


祢音:あっ…!


「参加者への攻撃は違反行為です」
「スコアを減点します」


奏汰が攻撃したのは祢音だった

〇〇と英寿の予想通り奏汰は祢音を裏切ったのだ


祢音:ちょっと…なんで!?

奏汰:世間知らずのお嬢様だな!
   世の中の人間が、みんなお前のために存在してると思ったら大間違いだ!

ゾンビジャマト:ジャ〜…

祢音:え!?いつの間にこんな数のジャマトが…!?

奏汰:そのまま噛まれて、スーパーセレブゾンビにでもなってろ!


バーンッ!!(銃音)


ゾンビジャマト:ジャ〜…

奏汰:何っ!?

祢音:え…?


祢音が振り返るとそこには

マグナムシューター40Xを持った〇〇が立っていた


〇〇は祢音の下に駆け寄り


祢音:〇〇くん!?

〇〇:大丈夫?祢音ちゃん。

祢音:う、うん。なんとか…

奏汰:なんで参加者じゃないお前がここにいるんだよ!?良いところだったのに!!

〇〇:…確かに参加者の邪魔をするのは嫌だけど…

〇〇:今、てめぇがやったことが一番許せないんだよ!!

奏汰:っ!!

〇〇:祢音ちゃん…ここにいるジャマト全員倒してもいいか?

祢音:え?

〇〇:もし俺が倒せばスコアは貰えない…それでも良いか聞いてるんだ。

祢音:…。

〇〇:願いを叶えるために命をかけるといっても結局、死んだら意味ないだろ?

祢音:うん。お願い!!

〇〇:了解…でも、取りこぼしがあったときは遠慮なく倒していいからね。

祢音:うん…。


〇〇はゾンビバックルを取り出した


祢音:えっ!?

奏汰:なんでお前が持ってるんだよ。

〇〇:ゲームマスターからの報酬?みたいな感じかな?



ー数分前ー

(サロン)

ギロリ:〇〇様にお渡しするものがあります。

〇〇:渡すもの?

ギロリ:こちらです。

美波:これって!!

〇〇:ゾンビバックル…。

ギロリ:〇〇様が参加者のじゃまにならないように乃木坂の皆さまを守っていた姿がゲームマスターに高く評価されました。
    よって、こちらを報酬として受け取ってほしいと。

〇〇:…ありがとうございます。


〇〇はゾンビバックルを受け取った


〇〇:っ!


と〇〇の体の神経全体で何かを感じ取った


〇〇:(いや、”チュートリアル”みたいなのが出ても道重がよく使っているのを見てたから、必要ない…って思っていたんだけど、こんな"能力"があるなんてな。)

美月:〇〇くん、どうかしたの?

〇〇:え?…ううん、何でもないよ。

美月:そっか…。

遥香:あの…これを受け取ったら、デザイアグランプリに参加しなきゃいけないとかないんですか?

ギロリ:〇〇様はデザイアグランプリに関係なく仮面ライダーになれますから、デザイアグランプリに参加させるというのはできないことになっていますので、そこについてはご安心を。

〇〇,乃木坂:(なんでそこまで知ってるの?)



英寿:さてと…行くか。



〇〇:覚悟は出来てるよな…?

奏汰:っ!?


「SET」


〇〇,英寿:パチンッ(指を鳴らす音) 変身!!


「ZOMBIE」

「READY FIGHT」

(英寿ver)


(〇〇ver)


〇〇と英寿はそれぞれ別の場所で仮面ライダーギーツ ゾンビフォームに変身した


英寿:さてと、スコア稼ぎだ。



〇〇:殲滅する…

ゾンビジャマト:ジャ〜…!!

〇〇:っ!ハッ!!


〇〇は次々とゾンビジャマトを薙ぎ倒していく


奏汰:(何だよ…この強さ…)

〇〇:ハッ!!ハァーッ!!ハァッ!!



(サロン)

真佑:凄い…。

和:確か、〇〇さんって元剣道部だったんだよね。

咲月:そっか!!剣のほうが相性が良いのかな?

ギロリ:そういうわけではありません。

美波:どういうことですか?

ギロリ:実は各バックルにはコアIDとの相性があるのです。
    ギーツの場合はマグナム。

ギロリ:バッファの場合はゾンビが該当します。

さくら:じゃ、どうして〇〇さんはあんなに強いんですか?

ギロリ:おそらく、それは〇〇様自身の強さに関係していると思います。

蓮加:〇〇くんの…強さ?

ギロリ:皆様は〇〇様が元剣道部ということをご存知のようですが…成績はどうだったのか知りませんか?

遥香:いえ、全く。

ギロリ:彼は中学時代に剣道部に所属しておりまして、全国大会にも出場しております。

乃木坂:ぜ、全国大会!?

ギロリ:本当に聞いていなかったのですね。

美月:はい…。

和:でも、その実力があるのに何で中学の時だけしかやってなかったんでしょうか?

咲月:確かに…。



「POISON CHARGE」

〇〇:(引き付けて…)

〇〇:(今だ!!)はぁっ!!


「TACTICAL BREAK」


祢音:噓でしょ…。

奏汰:はっ…
   (100体以上いたジャマトがあっという間に…。)

〇〇:ギロッ!!

奏汰:くっ…。(話が違うじゃねぇか!!)


奏汰はその場から逃げ出した


〇〇:…。
   (あ、祢音ちゃん!!)

祢音:…。

〇〇:大丈夫?祢音ちゃん。

祢音:うん…。でも…

〇〇:…え?


〇〇は祢音の言葉に衝撃を受けた



奏汰:何だよ…バッファと2人で協力して撃破してたんじゃないんかよ…っ!!



ー第2ウェーヴ開始前ー

道重:お前、〇〇の事を舐めていそうだな。

奏汰:それがなんだよ?
   あいつは参加者でもないのに他人のために戦っているただのお人好しじゃないかよ。

道重:お前が○○の事をそう思っているのは許せないから、一つ忠告してやる。

奏汰:?

道重:○○を甘く見ない方がいい…。
   あいつはお前が思っている以上に凄い奴だからな。



奏汰:(バッファのいうう通りだったっていうのか…。)

??:こんなところにいたのか。

奏汰:!?


奏汰の前にはギーツの姿が


奏汰:お前は…あいつじゃなくて、浮所英寿か?

英寿:へぇ。○○もこのエリアに入ったのか。
   流石のお人好しだな。

奏汰:今の俺は気分が悪い…。
   お前でこの気分を晴らさせろ!!


バンッ!!


奏汰は英寿に向けて銃撃するも英寿は顔を傾けてかわした。


「参加者への攻撃は違反行為です。スコアを減点します。」

英寿:そっちがその気なら、手加減はしない。


奏汰:はっ!!


英寿は奏汰銃撃をかわしながら、廃墟から脱出した



奏汰:クソッ!!


英寿:(流石に追ってくるよな…その間に稼ぐか!)


英寿は周辺にいるゾンビジャマトを倒していく

その様子を奏汰は見ていた


英寿:(来たか…。)



「CHARGE」

奏汰:喰らえ!!



「REVOLVE ON」


奏汰:くっ…。
   (読まれているのか…。)

英寿:さぁ ハイライトだ。

英寿:フンッ!!

英寿:はぁっ!!


バンッ!!


奏汰は英寿が奏汰にめがけて蹴り上げたゾンビジャマトを狙撃したが…


その後、英寿の姿がいなかった


奏汰:どこだ!?


すると、背後には英寿の姿が


奏汰:はっ…!!


英寿は奏汰に容赦なく回し蹴りを叩き込む


英寿:はぁっ!!

奏汰:うわあーっ!

英寿:(さぁ…これで終わりだ!)


英寿はゾンビバックルの鍵を回した

○○:ハアーッ…

ハアッ!

奏汰:うわあっ…!

「ZOMBIE STRIKE」

奏汰:ぐわあーっ…!


奏汰は変身を解除させられた


道重:(あいつ…)
   ハアッ!!


道重がゾンビジャマト最後の一体を倒した


「Mission CLEAR」


英寿:(これで第2ウェーヴも終了か。)

景人:終わったぁ~

林魚:あ~襲われている人はいなかったかぁ~

景人:ですから、そんな不謹慎な事を言わないでくださいよ…。

道重:血迷ったか?ギーツ。
   参加者を攻撃したら減点だぞ。

英寿:それはどうかな?


英寿はスパイダーフォンのスコアリザルト画面を道重に見せた


道重:減点になっていない…何故だ?

??:その答えは一つしかないよ。

道重:!?


そこに○○と祢音も合流した


道重:○○!!なぜお前がジャマエリアに…。

○○:祢音ちゃんの助けと、
   ちょっとそこのパンダくんにお仕置きをね…。 ギロッ

奏汰:!!

道重:(ダパーン…。だから言ったのに…。)

景人:それで英寿くんのスコアが減点になっていない理由って?

○○:あいつはゾンビジャマトに噛まれているんだよ。
   しかも、第1ウェーヴの時にね。

景人:えっ…!

林魚:既に嚙まれていたのか!?

奏汰:くっ…。


よく見ると、奏汰の左腕にはゾンビジャマトに嚙まれた跡が


道重:なぜ、分かったんだ?

○○:さっき、サロンから出ていく時、こいつが左腕さすっていたのが見えてもしかしたらと思ってね。
   そこからは英寿と同じだと思うよ。

道重:同じ?

英寿:第2ウェーヴ開始後、ダパーンはナーゴの護衛になっただろ?いきなり、仲間っぽいことをいうのには違和感がありすぎだからな。

○○:しかも、ゾンビの集団が祢音ちゃんだけを狙ってこいつを襲わなかった。それはゾンビだと認識されていたから。



(サロン)

ギロリ:そう。第1ウェーヴ時、背後から襲ってくるゾンビに気づくことが出来ずに噛まれてしまったのです。
    原因は建物の屋上から射撃すれば安心だと思っていたのでしょう。

祐希:油断禁物ってことだね。

美波:そういえば、○○くんもあの牛にそんなことを言っていたんだっけ?



英寿:だから、自分が襲われないとわかっててナーゴを道連れにしようとしたんだろ?

奏汰:人生なんて不公平だ…。
   どんなに努力しても、ある日 突然…。
   不幸が向こうからやって来る。

○○:まさか、お前…。

奏汰:僕は高校のバスケ大会の練習をしていた…。
   でも、交通事故にあった…。

奏汰以外:…。

奏汰:その日を境に、俺の世界は終わった。
   だから、どいつもこいつもめちゃくちゃにしてやりたかったんだ!!



(サロン)

ギロリ:だから奏汰様はこんな願いを…。

「人類が滅亡した世界 墨田奏汰」

蓮加:人類が滅亡した世界って…。

さくら:怖い…。



(ジャマエリア)

奏汰:くっ…。

祢音:だったら、「大好きなバスケが思いっきりできる世界」って、デザイアカードに書けばよかったのに…

奏汰:もう、どうだっていいんだよ!

○○:…。

景人:そんなこと言うなよ!
   より良い世界にするためのデザイアグランプリだろ?

英寿:いや…どんな世界を願おうが自由だ。
   かつて、この国も争いの末にい天下統一が果たされた。
   このゲームで正しいのは…
   生きて勝ち抜くこと。それだけだ。

景人:時代が違いますよ…。
   戦国時代じゃないんだから…。

祢音:はぁはぁ… バタッ


すると、祢音がその場で倒れてしまった


景人:祢音ちゃん!?
   大丈夫?

林魚:ちょっと待て!!
   この子も噛まれてるよ。


祢音の首元にゾンビに噛まれてた跡が


○○:俺が助けに行く前にもう噛まれてたみたい…。

景人:そうだったんだ…。

奏汰:アハハッ!!ご愁傷様。
   ○○さんも助けた意味がありませんでしたね…

○○:…


バンッ


”!?”

奏汰:なっ…


○○が奏汰に向けて銃撃をし奏汰の頬をかすめた


道重:…。

○○:ギロッ

奏汰:っ!?

○○:一度でも、お前に同情しようとしていた俺がバカだったよ…。

景人:どういうこと?

○○:俺は中学時代にいじめを受けていたんだよ。

景人:え?

○○:そいつらの性格がこいつに似ててな。
   俺が剣道の大会で優勝した時も…何かで賞を獲得しても…その都度都度に…「調子にのるな」って言われてな。
   そのせいで高校の時は何も部活に入らずにただ、勉強しているだけの生活だった。



(サロン)

全員:…。

美月,遥香,祐希,和,咲月:(○○くん(さん)…)



(ジャマエリア)

○○:確かに人生は良いことだけじゃない。
   でも、今生きてるなら、生きてることを自分で楽しくした方が良いんだと思う。
   だから、俺は辛い過去も乗り切って生きていこうってそう決めたんだ。

祢音:(生きる…。)

○○:だから、お前みたいにもう人生を諦めている奴は許したりはしない…絶対にな!!

奏汰:くっ…。

全員:…。

○○:あ、ごめんなさい…。
   いったん戻りましょうか?

英寿:フッ そうだな。


○○達はサロンに戻ることにしたのであった


英寿:(これからは…)

道重:(○○を怒らせるようなことは…)

全員:(控えるようにしよう…。)


【DGPルール】
IDとレイズバックルには相性がある。
その力を活かしきれるかどうかは
使用者次第。

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