別府大分毎日マラソン 2024 出場体験談

2024年2月練習メニューの中で、別大マラソンのラップやざっくりとした流れを記載しましたが、今回は詳細についてお伝え出来ればと思います。

別大マラソンは資格タイムがあり、誰でも参加できる訳ではないので、ある種市民ランナーの目標、憧れの大会の1つと言えます。

2024年大会に関しては、カテゴリーが4つあり、以下のような区分けでした。
カテゴリー1,2,3は陸連登録者のみ。

//カテゴリー1//
フル2時間30分以内
30キロ 1時間40分以内
ハーフ 70分以内

//カテゴリー2//
フル2時間55分以内

//カテゴリー3//
フル2時間59分59以内
30キロ 1時間54分以内
ハーフ 77分以内

//カテゴリー4//
フル3時間30分以内

整列はカテゴリー1-3に関してはタイムが早い順になります。
陸連登録していないと、2時間20分の資格があってもカテゴリー4とかなり後ろからのスタートになります。

私は2時間40分の資格記録があったので、カテゴリー2でエントリー。

大会の特徴としては、以下が挙げられます。

1.コースがフラットで走りやすい。
→橋のアップダウンが数カ所ありますが、ほぼフラットでした。

2.大会の中でも競技会という位置付け
→都市型マラソンはお祭りや一大イベントという感じですが、別大はその要素が一切ありません。
仮装や撮影しながらの出場も禁止されています。

3.同じレベルのランナーが多いので好記録が狙える
→ゼッケン番号がタイムの速い順なので、基本的に自分の番号前後の人は、自分と同じくらいの実力です。
スタートから一切ストレスなく想定ペースで推移しました。

当日までの流れです。

この大会も前日受付が必要です。
そのため、遠方から参加の場合は前日入りする必要があります。
ただし、スタートが12時からと遅めなので、当日の朝は比較的ゆっくりできます。

別府駅、大分駅どちらからも行きやすいように無料シャトルが出ています。
(前日受付、当日共に)


今回の私のレースまでの流れについて。

きっちり観光もしたいので2日前に大分入りしました。
2/2(金)
羽田から大分空港 17:30着
バスで大分駅の宿へ
(カプセルホテル泊)

2/3(土)
朝10キロ最終調整ジョグ
AM城巡りをして、
お昼 とり天定食
PM 前日受付(国際コンベンションセンター)
大分駅から無料シャトルで会場へ

受付は13-18時まで。
一応出店があり、唐揚げ焼き鳥たこ焼き等、
大会記念グッズ、モルテンの販売をしていました。

帰りも大分駅か別府への無料シャトルあり。
鶴崎という大分駅から3駅ほど離れた駅に宿泊。

2/4(日) 大会当日
会場のうみたまごまで別府、大分駅それぞれ無料シャトルが出ているのですが、ゼッケン番号毎に時間指定されています。
確かにこれだと混雑しなくて良いのですが、12時スタートに対して、指定された時間が9:10発。
9:30に会場に着くとして、早すぎる…

8:20発はほんとに早すぎると思います。
これは今後変更してほしいところ。
寒い中、じっと待ってるのも疲れるので。
番号毎に時間指定ではなく、9:30-10:30の間で自由という感じが理想。


なので、敢えてバスには乗らず電車で行き、徒歩30分くらい歩いて会場に行きました。

実は東別府駅からスタート場所のうみたまごまで2.5キロで着きます。
ランナーなら余裕かと笑
天気次第ですが、雨じゃなければ選択肢に入れていいと思います。

シャトルバスで行く場合、8:30前にはホテル出発する必要がありましたが、電車で行くことで10時くらいまでホテルでゆっくりすることが出来ました。

10:43に東別府到着。
11:15前にはうみたまご到着。
走る格好に着替え、荷物を預け、トイレを済ませスタート場所へ。

私はフルマラソンはほとんどアップしないので、このスケジュール感でも全く問題ないです。
軽く体操やドリルを入れて、整列へ。
最初の1キロをアップと思って走っています。
入念にアップしたいのであれば、シャトルバス使った方がいいと思います。

こんなにストレスなく整列できるのは初めてでした。
都市型マラソンは人が多いので、荷物預けてからスタート場所まで離れてることが多いのですが、別大は預けてすぐスタート場所です。

しかも、整列順が決まっているので、早く並ばなくていいのが最高です。

コースはこんな感じ。
別府駅と大分駅あたりには沿道の声援が多かった印象ですが、他は海岸沿いのコースが多いのでほとんど観客はいません。

途切れることない地鳴りのような声援を受けることができるベルリンマラソンを経験してる身としては寂しい感じがしますが、それよりも自分の周りに同じレベルのランナーがめちゃくちゃいるのが心強かったです。

一般的に、サブ3やサブエガペースのような区切りいいペースは集団になりやすいですが、2時間40とか2時間35あたりは集団にならないこともあります。
集団になるのと単独になるのでは、辛さが全然違うので、大集合で走れるのは有り難いです。
一方で集団のデメリットになりますが、給水時にストレスになります。
給水が取りにくく、給水のところでペース上げ下げが発生します。

また、海岸沿いを走るが故に、海風が強いことが多いようです。
2024年大会はそこまで吹いていなかったので、今大会はかなり気候に恵まれていたように思います。
というのも、前日夜から当日朝まで雨が降っていたものの、朝9時からレースが終わる15時くらいまで曇り、15-16時に再び雨でした。
レース中だけ雨が降りませんでした。

厚底シューズを履き出してから雨の日に走ったことがなかったので雨が心配でしたが、よかったです。
私は練習では厚底を履かないので、大会の日に雨じゃなければ雨で履く機会がありません。
なので濡れた時、豆ができたり不安がありました。


ラップタイム詳細については前回紹介したので、ざっくりとレースを振り返ります。

スタートについては、前述の通り持ちタイム速い順に並んでいるのでストレスなくスタートできました。
大体いつも、人をかき分けて蛇行しながらスタートするのですが、別大は一才ストレスなく、最初の1キロも3.40で通過出来ました。
3.40-45くらいのペースには大きな集団が出来ており、自分でペースを作る必要がなく、流れに身を任せて淡々と走れました。
5-10キロあたりは別府を通るので、沢山の歓声がありました。

序盤の第一折り返し付近で2回橋を渡るためアップダウンがありますが、序盤ということもあってかそこまで気になりませんでした。
周りのランナーが、折り返し地点をこの橋の前にすればいいのにとぶつぶつ言いながら走ってましたが、確かにと思いました笑

スタートのうみたまご付近が20キロ地点くらい、少し走り中間点くらいとなります。
16キロくらいからは海岸沿いを走るため、風が気になるところですが、今年は強い風は吹いていませんでした。

16-25キロあたりはずっと海岸線を走り、途中うみたまごを通過しますが、基本的に景色が変わらないので、この辺でキツくなると精神的にしんどいなという印象。

25キロ地点あたりが西大分駅ということで、徐々に市街地へ突入していきます。

別府市内に入っていくのですが、街中を走るのは一部で基本的に見どころが少ない道を走っていきます笑

27キロくらいからだいぶキツくなってましたが、33キロまでは集団に食らいつき、そこから38キロまでは失速してしまうものの、ラスト4キロくらいで時計を確認すると、最低でも自己ベスト更新はできると思い元気になり、ペースアップしました。

失速と言っても3.45ペースが3.52くらいまで落ちて最低限の落ち幅に留めてました。
以前ならもっと大失速してましたが、月間300キロ走るようになり、毎月30キロ走やっていたので、粘れるようになった気がする。

ジェイリーススタジアムでゴールになりますが、タオルやドリンク等受け取り、更衣室代わりの学校の体育館へ。

一般的な都市型マラソンなら、ゴール地点に出店があるのですが、別大マラソンは競技会なので何もありませんでした。
着替えてすぐバスで別府や大分へ向かう感じ。

自分は別府に後泊するので、夜は別府の温泉でのんびりしてました。

大会を振り返って、自己ベスト狙うには理想的な大会のように思いました。
スタートで早くから並ばなくて良いのと、ほぼフラットなコース、同じ実力のランナーが多くいるので。

個人的には東京や大阪に出たいのですが、倍率が高いこともあるので、またベスト狙いに別大マラソンに出たいと思います。

ラップタイム
5キロ: 18分41
10キロ: 18分51 (37分32)
15キロ: 18分39(56分11)
20キロ: 18分37(1時間14分48)
ハーフ: 1時間18分51
25キロ: 18分35 (1時間33分23)
30キロ: 18分43(1時間52分06)
35キロ: 19分4(2時間11分10)
40キロ: 19分21(2時間30分31)
ラスト2.195: 8分0
ゴール: 2時間38分31 (グロス:2時間38分38)

14キロと27キロでジェル補給
14キロでピットイングレープ味
27キロでモルテン
シューズ: アディゼロアディダスプロ2

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