【2020年8月最新】動画撮影の基礎!動画時代の撮影方法編【前編】

ども!

iuto-shinyaです(^^)!

皆さんは動画を観ますか?
例えば、YouTubeもそうです。今の世の中、そこら中に動画が溢れています。
「5000倍」
この数字は、写真に対する動画の情報量を表しています。
動画では、表情、声質、音質、動き、雰囲気・・・など挙げたらキリがない程の伝える要素が含まれています。
例えば、「楽しそう」を文字で伝えるのと「お父さん、お母さんと遊園地に行って満面の笑みで飛び跳ねている子供の動画」では、感じ方が全く異なります。
つまり、ビジネスにおいても使わない手はないです!
今後、5Gの時代が必ず訪れます。さらに加速して動画市場が伸びていきます。必ずです。
今からでも遅くはありません。
未来の先取り技術・知識を解説していきますので最後まで読んでください。

それでは早速やっていきましょう!


Part1 動画とは?

動画とは、パラパラ漫画の原理と一緒です。
子供の頃、教科書の端に何ページにも渡り絵を書いた人も多いと思います。その教科書をパラパラとめくるとあたかも動いている様に見えます。
また、スマホで写真を連写撮影してスライドさせると動いてるようになります。
つまり、動画は写真の集合体なんです。

動画広告市場
2018年 1800億円
2020年 2900億円
と、2年間でこれ程までに増加しています。
それが、2024年になると5000億円以上になると言われ、動画は右肩上がりに市場を拡大していきます。

成長段階という事は、これからもっと動画需要が増すため、動画撮影技術は差別化を図る上で最重要となります。

動画のメリット
①情報量
②動画でしか伝えられない事

①3Vの法則(メラビアンの法則とも言われ、情報の伝わりやすさ)
verbal(言語) 7%
vocal(聴覚) 38%
visual(視覚) 55%
つまり、複合的な動画が1番伝わりやすいという訳です。
【動画>写真>テキスト】

②感情や雰囲気
例 彼は怒り狂い、拳を握りしめ、その拳は震えていた
とテキストで表現するより実際に「怒り狂っている」人を見るとその人の怒りを肌で感じる事ができる。
臨場感は動画でしか伝わらないです。

Part2 機材選定

撮影を始めようにも、どんな機材を使えば良いか分からないと思います。

例えば、
スマホでも良いのか
ハンディカムが良いのか
一眼レフカメラが良いのか

これらは、もちろん得意不得意があります。
シーンに応じての解説や準備すべき機材についての解説をしていきます。

4つの準備すべき機材
・カメラ本体
・レンズ
・マイク
・三脚とスタビライザー

【カメラの種類】
・スマホ
とりあえずYouTubeを始める人は、これで十分です。
ただし、最新iPhoneだったり、ハイエンドモデルのAndroidに限ります。
人気YouTuberもスマホのみで撮影と編集をしてる人は大勢います。
YouTubeは、なにより継続が重要なので、機材で悩むなら、とりあえず始めたほうが良いです!

・ハンディカム
本体の形状や記録容量から長時間の撮影に向いてます。
(スマホだと容量が足りない、一眼レフは30分しか撮影できないため)
モデルによっては、手ブレ補正がしっかりしてるので、公園や歩きながらなど屋外の撮影に適してます。

・一眼レフ
Vlog撮影に向いてます。
(綺麗でボケ感のある映像が取れる)
価格は10〜20万と高額ではありますが、低価格帯の物だと画質がイマイチだったり、動画撮影ができない場合があるので、10〜20万円程度のをオススメします。

【レンズの種類】
・標準レンズ 日常的なシーン、人の目線(YouTube適)
・望遠レンズ 遠くのもの、バリエーション
(Vlog適、YouTube不適)
・広角レンズ 引きの映像(YouTube不適)
・単焦レンズ 背景をぼかしたい時
・魚眼レンズ 独特な世界観(あまり使わない)
・マクロレンズ 寄りのシーンに使用する

レンズは高額なので、使用頻度とのバランスでレンタルにするのも良いと思います。

【マイクの種類】
・カメラ本体
・ガンマイク
・ピンマイク
・レコーディングマイク

・カメラ本体
環境音が入るのでオススメしない

・ガンマイク 指向性(マイクが向いている方向の音を収集する)があり、VlogやYouTube、インタビュー適している。

・ピンマイク 良い音が取れる。声が聞き取りやすい。YouTube適している。

・レコーディングマイク ナレーションをする時や歌を収録する時に適している。

ただ、ガンマイクとピンマイクがあればOK

【三脚とスタビライザー】
※必須 手ブレの映像は見ている人が酔ってしまう。

・徹底的にブレを無くすなら三脚を使う。

・手持ちで滑らかに撮るならスタビライザーを使う。

以上で機材の解説はおわりです。

YouTubeを始めるには
・スマホでも問題無いので、継続すること
・資金に余裕があるなら装備を揃えると表現の幅が広がる

Part3 撮影モード

撮影は露出が重要!
・露出とは?
→光をどれだけカメラに取り入れるか。

露出を決める3要素
・シャッタースピード
・ISO感度
・F値

【シャッタースピード】
センサーに光を当てる時間のこと

例えば、シャッタースピードが早いと早い動きを捉える。遅いと夜空の星や花火を綺麗に撮影できるなど。

日中の撮影は明るさが十分あるので、シャッタースピードは少し早めがいい。

手持ち撮影は50〜100分の1が限界なので、それ以上には設定しない。あとは三脚等を使うとブレなくなる。

地域によって設定値を変える
関西は電気の周波数が60Hz
関東は電気の周波数が50Hz

人の目で見ると電気は点灯してるが、実は点滅してる。
カメラ越しで電気を見ると点滅してるのが分かる。
周波数を合わせると動画にフリッカー現象(点滅)が起こらなくなるので、関東は50、関西は60の倍数に設定すること。

【ISO感度】
光を取り込む能力の事で、光を増幅させる事を言う。
光量が少ない朝方、夕方、室内で使用する。

設定値を上げると明るくなるがノイズが発生するので最終手段として使う。
※設定の優先順位は1番低いです。

【F値】
光が通る穴の大きさのこと。絞り値とも言われる。

明るさ(取り込む光量)とボケ感(被写界深度)を変えることで、映像をグッと目立たせることができる。

被写界深度浅い=ピント範囲外はボケる
被写界深度深い=全てにピントが合う

F値を理解することでレンズ選定に役立ったり、映像の質、印象が変わるので、色々と試して肌で覚えていってください。

【撮影モード】・・・上記の要素によって構成されたモード
①Pモード
②Sモード
③Aモード
④Mモード

①Pモード(プログラムオート)
・露出項目を全てカメラが自動で決めてくれる。
・初心者にオススメ

②Sモード(スピード優先オート)
・シャッタースピードを自分で決められる。決めたシャッタースピードに適しているF値、ISO感度をカメラが自動で決めてくれる。
・シャッタースピードを早めると水しぶきの様な早い動きを1つ1つ捉えられる
・遅めると残像のように映る

③Aモード(絞り優先オート)
・F値(絞り)を自分で決められる。それに適したシャッタースピードとISO感度を自動で決めてくれる。
・暗いとこでボケ感を撮る。

④Mモード(マニュアル)
・シャッタースピード、F値、ISO感度を自分で決められる。
・描写の幅が広がる
・設定が非常に難しい

撮影モードは断然Mモードが良い!
ただし、設定が難しいので、遊びながら没頭して沢山撮ってみるのが重要!
経験に勝るものは無いので
夕方はこう!曇りはこう!雨が降ってる時はこう!
といった感じで、どんどん撮って感覚で覚えて下さい!

ちなみに
YouTubeは一度設定を決めれば、十分です。
Vlogは屋内の撮影があったり、屋外での撮影があったりするので、意思を映像表現に反映させたい場合はMモードにすると良い。

以上で、前編は終わり。

まとめ
動画は、パラパラ漫画の様なもの
YouTubeをやるならスマホで十分
余裕があるなら一眼レフやレンズ等を整える
設定によって仕上がりが全く違う

「後編」では、

Part4 FPSとは
抑えておくべき6つのフレーミング
Part5 動画の決め手はカメラワーク!
Part6 動画撮影の依頼準備と受注

↑について解説します。

ビジネスに動画が必須の時代が来ました。
動画撮影を必ずマスターして、集客に活かして下さい。