〜令和雀荘録〜総括編:04

麻雀のイメージと職業として


最近、本業の航路がしんどいです😓…

最近は電波の入りが悪い📶日本海側⇆韓国航路が続いて辟易してます…
(陸地までが遠い〜😭)

おまけに夜間荷役が続いて、検疫官が訪船する迄は起きとかないといけないので、ナルコレプシー(過眠症)を患ってる私としては、かなりしんどい今日この頃です…😭
(何だこの予定は〜😭営業、何やってるの‼️)

ただ、船のコック🧑‍🍳は何かとしんどいですけど、弊社は司厨長給与が他社と比較して、若干ですけど多めに設定しているため、給与については基本文句は無いです😊
(ちなみに船員募集中ですw)

逆に雀荘は仕事は楽しいですけど、給料が何というか「Mother fucker‼️」なので、金銭面的には大いにしんどいです😓

皆さん、仕事は「やり甲斐💪」or「お金💰」
どちらをを取りますか❓


zakimiya推参なり‼️

前回の総括編:03では、「雀荘は労基を満たしているのか❓」と題し、色々調べて記事にしてきました♪

前回では雀荘で労基を完全に満たしているところはほぼ皆無であり、雀荘メンバーとして働く側にとってみれば、大変厳しいのが現実です😰

逆に経営者側からすると
「この厳しい中に待遇改善なんて出来るか💢」
って話なんですよね

経営者側が開き直ってしまえば身も蓋も無いのですが、そもそも摘発されたらどうするんでしょうね❓

店は営業停止、メンバーは全員解雇になるのは容易に想像がつきます…

メンバーと経営者の双方がWin-Winの関係で業務を遂行出来ればこれ程素晴らしい事は無いのですが、まぁそうはイカの金◯ちゃんと言ったところでしょうね…
(下品ですいません🙇)

例の如く前置きが長くなりました💦

今回の趣旨は麻雀で生活出来るのかと云う点に於いて興味が有ったので、ふんだんに私見を交えて検証してみたいと思います

そもそも麻雀って人気有るのかってとこなんですけど、まず麻雀というゲーム自体へのイメージがどうしても
麻雀=賭博→いけない事
という負のイメージからの脱却出来ない部分が有ると思います

またその他にも、昭和・平成時代のリーマン接待、大人の遊び、高い喫煙率、徹マンなど不健康な遊戯、あとは脱衣麻雀❤️(ゲフンゲフン)
と、いうような他にもマイナスイメージへの払拭も出来てるとは言い難い側面もあるのかなぁと思います

あとは小さい頃から麻雀に浸しむ環境が無さすぎる点も有るかと思います
例えば、小学校などでは将棋や囲碁といったゲームはクラブ活動として認めるなど寛容さは有っても、小学校のクラブ活動などでは、流石に麻雀は認められないでしょう😭
もし認めた事が世間に知れたらメディアに叩かれて炎上🔥必至です

高校生ぐらいからはクラブ活動等で認められてる様ですが、世間一般のイメージとしては小学生が将棋を指してると褒められても、麻雀をしてたら感心されないという様な、ここでも麻雀に対しての悪いイメージが先行している様な気がします

また、そもそも麻雀自体のルールが非常に複雑で、点棒計算や覚える役数の多さなどゲーム制の敷居が高いのも影響してるのでしょう…
(点棒計算については絶賛勉強中📚です😭)

では麻雀は世間一般では人気が無いのかと言うと、これもまた違って古くはMJ(松本潤君じゃないよw)や麻雀格闘倶楽部、近年では雀魂等ネットゲームの普及が進んでおり、わざわざおっさんの溜まり場的な雀荘に行かなくても携帯等で気軽に麻雀に触れる事が出来る様になりました

またMリーグなど雀プロ同士の対決がAbema TVやYouTubeでハイライトを視聴出来たりと、今まで謎に包まれていたプロ麻雀の世界にも、メディアへの進出で世間からの注目を集め易くなって来てるのも事実です

だったら良い事尽くしじゃん🙆

とは、ならないんですねぇ…

ここで問題なのが、ネット麻雀対戦の普及化に伴う事で、ただでさえ減りつつ有る雀荘件数と雀荘でプレイする人達(以下:雀荘人口と呼称)の人口が確実の減って来ている事です

「いや、そんなこたぁねーだろ」

と思われる方も居るでしょうが
zakimiya情報部第6課(ただの他所からの引用検証w)の調査によると、Mリーグの視聴人口が500万人に対して、麻雀をプレイした事が無い人が何と過半数以上の約300万人近くになるらしいです…
(これは全く予想外でした…w)

また、家の中でネット麻雀打ってる方が、わざわざ雀荘に出向いて意地の悪いおっさん達に気を使う必要も無く、高い場代払ったりレート等でお金を失うリスクもなく気楽に楽しめますよね❓

そうなってくると当然の事ながら、雀荘でプレイする雀荘人口も減りますし、お客さんが減るため悪の巣窟の様な扱いをされる雀荘の需要も減ります

昭和の麻雀ブームが下火になって以降、近年では麻雀人口は減る一方であり、またそれに比例して年間平均で約640件雀荘が閉店しています…

雀荘人口
1982年:2,140万人
2019年:510万人

雀荘件数
1980年:35,800件
2024年:7,597件
35,800-7,597=28,203件(閉店数)

28,203件÷44年=640.977…件/1年平均閉店数

現在ご活躍中の雀プロの方々の経歴等を拝見すると、雀荘メンバーからプロになった方が圧倒的に多いので、この様に雀荘がどんどん閉店していくと、今後のプロ志望を目指す人達にも少なからず影響して行くのではないかと思います…



では麻雀を取り巻く環境が厳しい中、そもそも麻雀で飯を食って行けるのか❓

雀荘経営・雀荘メンバー・雀プロの3つの職種をzakimiyaがざっくり適当大雑把に分析してみましたw
(ホントざっくりなんで気休め程度に見て下さいw)

1.雀荘経営
メリット
開業資金が安い
常連客次第では粗利率が良い

デメリット
ランニングコストが高い
従業員の質にすごく左右される

私の実家は料理店を営んでいるのですが、実家を改装して両親二人で経営する小さい店で
改装費用
¥3,000,000
(厨房周り・トイレ・庭🪴など)
イニシャルコスト
¥2,000,000
(冷蔵庫・食器棚・テーブル・椅子🪑など)
ランニングコスト
¥700,000/月
(光熱費・食材・飲料🍺など)

以上を鑑みますと、飲食店はけっこうキチィ…😭
(ちなみに雀荘バイトが無い日は、強制召集が掛かり手動皿洗い機に成り下がります…😭)

実家で提供する料理の食材原価率は約50%ぐらいですが、光熱費とかは入ってないので実質60%〜70%ぐらいは掛かってる見通しです

収益的には余裕がないものの、人件費が掛からない点と実家を改装してるのでテナント代が無いのが結構大きいです

それに当てはめると雀荘はイニシャルコスト自体はそんなに高くないのが利点で「おぉ〜」と思いました❤️

イニシャルコスト
全自動卓:¥1,800,000(1卓¥300,000×6)
(ある程度のスペックで中古品を調べました)
テナント敷金:¥500,000
(物件情報より)
登記関係費用:¥500,000
(司法書士に依頼した場合の諸手続き関係)

安く見積って約¥3,000,000は掛かります

飲食店よりは多少安くても結構な金額ですし、zakimiyaの概算なので色々漏れてる部分も有るかと思いますw

あくまでもイニシャルコストなので常連客が付くなど、経営が軌道に乗るまではある程度の手元資金も残しておかないといけません
色々調べたら開業資金は300万でも、余裕みて1,000万という数字が多かったですね…😭

デメリットはランニングコストの高さに有ります

ランニングコスト
ドリンク代:¥60,000/月
(実家の飲食店での飲料代を参考)
おしぼり¥66,000/月
((¥30×100本/1日)×22日)
光熱費:¥100,000/月
(実家の飲食店の光熱費を参考)
テナント料:¥150,000/月
(これは駅近でスナック等貸物件:面積:35㎡)
人件費:¥660,000/月
(バイト時給¥1,000×2名×15h×22日)

ランニングコスト合計:¥1,036,000/月

人件費が1番ウェイトが大きそうです…

更にゲーム代をフルバックにしたら、その分店に入るキャッシュ💵は減りますが、超一流のバイトメンバーを雇うためにも、他社に負けず是非フルバックにしましょうw
(メンバーのアウトが多くなる方が経営的に問題が大きいようです…)
※飛ばれる可能性がある

ざっくり計算してみると…
見込売上:¥2,376,000/月
((¥1,800×4卓×15h/1日)×22日)

見込収益:¥1,340,000
¥2,376,000-¥1,036,000=¥1,340,000

ま、あくまで大雑把な計算ですけど、大体こんなものかと…

収益だけ見たら悪くなさそうですけど、色々予測不可能な事も有りますし、卓の稼働率も60%と甘めの設定なのでその通りになるとは限りませんからw

2.雀荘メンバー
結論から言えば、よっぽど麻雀が上手くないと食べていけないでしょう…
麻雀の負け=手取減収なんで、ある意味1番シビアですよね😭

雀荘メンバー(バイト)でどれぐらい稼げるのかを現在メンバーとしてご活躍されている『有朋の首領』さんが、自身の給与明細で分かりやすく記事にしてありますので、是非興味がある方は購入を御検討下さい♪

『有朋の首領』2023年メンバー収支
(こちらの記事は他にもシリーズが有るので、単発で購入するよりマガジンで購入された方がお得です♪)

私も雀荘で実質1週間しか働いていない為、今回首領の記事を随分参考にさせて頂きました♪
(首領、いつもありがとうございます😊)

こちらの記事から分かるように、平均着順がプロ並に有ってもレートによってはマイナス収支も充分に有り得ます…😢

本業としてやるのであれば、相当な強さと点ピン以上のレートをメインにしないと場代負けするので、非常に厳しいかと思います😓


3.雀プロ
雀プロは試験さえ受かれば成れる様なので、将棋界の様に全国から毎年2〜3人しかプロへ成れない事を考慮すると、雀プロに成る事自体は難易度的にはそこまで高くないと思います

が、給与や年棒が保証されてる業界じゃないのが他のプロと圧倒的に一線を引いてます…
逆に所属するプロ団体に義務付けられた大会に参加する為の参加料払ったり、毎月階級に応じた登録料を納めるという、何故プロになって何でお金払わないといけないのか❓とすごく疑問です…

また所属しているプロ団体から営業などの仕事の斡旋が必ずしも有るわけでは無さそうなので、プロになっても収入源すら全く保証がない厳しい面があります…😰

私としては、毎月の登録料を支払わなければならない事に加えて、食べて行けるかも分からない雀プロになる意味が有るのかなとすっごい疑問に思えます…

またMリーガーの年棒が予想以上に安かった事に驚きました‼️

華やかなイメージが有るMリーガーですけど、最低年棒¥400万以上補償と有ったので
「桁、一つ間違ってるのでは…」
と思いましたが、どうやら間違えでは無さそうでしたw

またご存じの方も大勢いらっしゃるかと思いますが、年棒=手取ではないので注意が必要です

年棒とは
年俸制の契約に基づいて1年間に支払われる給与のことを指します
年俸の他に、ボーナスや残業手当が支給されるかは契約の内容によります

年収とは
年収は給与形態に係わらずその1年間で得た収入すべてのことです
基本給に加えてボーナスも残業代も、副業で稼いだ額もすべて年収となります

参考までに年棒を含めて年間¥500万有ったとすれば大体幾らぐらいの手取金額にになるのかを、私が自衛隊を退職する時の年収(¥500万ぐらい)を参考にしたいと思います
(流石に色々含めて最低年棒額以上はあるでしょw)

海上自衛官(勤続13年目:3曹)
給与手取:24万×12ヶ月
ボーナス手取:50万×2回

もし年棒が¥400万以下なら、在職13年目の自衛官よりかなり安い…😱


プロ野球でも1軍選手は華やかな球場で華麗なプレーを見せますが、2軍以降になるとスポットの対象になりにくいですよね

プロ麻雀業界に当てはめると例えるなら1軍がMリーグや最高位戦などタイトルを賭けた勝負を1軍だとすると、それ以外にはやはり目もくれられず👀

更に言えば、TVでもニュースにもならない
将棋だと藤井聡太選手などが時々ニュースに取り上げられますが、将棋と麻雀の競技人口ってそんなに違うのかというと…
麻雀:510万人
将棋:620万人

そげん変わらんたい‼️

寧ろ将棋の方が多いのか…

様々な雀プロが居ますけど、雀プロがCMとかに起用されてるのって見た事ないんですよね…
(誰か見た事あります❓)

雀プロの方でも知名度や人気の有る方になると、¥1,000万以上の年収になるそうですが、2,000人以上在籍する雀プロの中でもごくほんの僅かの方しか居ません…😭

また、雀プロ自体の持つ世間的ステータスも他のプロ競技と比較して、決して高いものでは無い事も収入源の低さに影響してるのではないかと思います
(スポンサーがつき難いなど)

今回色々調べている内に、ひとえに世間から麻雀がクリーンなイメージを持たれ難い事が、麻雀関係者の生活を圧迫してるのではないかと思いました…

いつの日か麻雀が日本を代表する高度なゲームに昇華する事を願う次第です♪

本日も長々とお付き合い頂きありがとうございます♪
╰(*´︶`*)╯♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?