雑な記21
理想から遠く離れて、毎日をしがみつくように生きている。
この間夜遅くに親友から電話を貰い色々な話をした。親友は私に「どうしてもっと攻めないのか」と強く何度も言っていた。親友はフリーターで夢を追い、私は会社員のまま夢を追っている、その溝を何度もなぞるように。それは一方で彼が抱える行き場のない焦燥感をぶつけてきているようで、一方で一理あった。私は「この道しか選べなかったんだよ」と繰り返し、本業と両輪で書けない自分を正当化し続けて生をぼんやりと消費している。。。
両立には体力、精神力、気力がいることに間違いはないが、両立するものが創作だと難攻不落の壁が立ちはだかる。努力じゃどうにもならない瞬間や時期があるし、努力したとしてもそれが認められないうちは時間がいつまでも泡になっていく。
公私共に認めるヘタレであるので、私は純粋にびっくりしたんだと思う。正直に大学時代は中々親のすねをかじって過ごした。バイトも多くても週3回しか入っていなかったので普通に8時間、いや私の仕事は残業もある月はあるのでそれ以上、働きアリのように毎日時間を吸い取られ続ける生活に、びっくりした。それに加えて日々の小さいストレスにいちいち一喜一憂してしまい、へばった。絶望的にヘタレな自分との対峙…。
「お前の環境っていつまでもぬるま湯だよな、追い込まれてないもん」親友が私を突き刺してくる言葉には全部己への焦りもにじんでいて、最終的に彼も認めていた。「うわ、全部ブーメランだわ」。
気持ちに体が追いつかない時ってある。それでもいつでも、どんなに頭を掻きむしっても涙を流しても、生きている限りは自分を変えられるのも救えるのも自分だけである。留まってはいけない場所、と日々感じているこの場所。暇そうにお菓子を物色する上司。嫌いな感情は拭えないので共存はするけど優しさを分けることをだいぶ前に諦めた。うう今ブルーライトで目がチカチカ。視力を長らく維持してきたこの目も緩やかに視力を弱めている。とにかく、立ち止まってはいけないと分かっていながら、頭に身体が追いつかないこの日々よ。それでも手元に素敵なことが起こらない、残らない。
誰しもが閃光のような成功体験や認められた経験を大事に抱きしめている。自分の生き血や目の輝きを曇らせないように、それは自衛でもある。しかしそれは「立ち止まり」である。過去の自分を今の自分で踏み越え続ける、それができるほんの僅かな人間が行きたい場所まで飛べるのだろう。逃げられないし、逃げるわけもない。
職場を距離として離れれば戻ってくる私を大切にしたい。2月はそれを目標に、今抱えている問題点と少しでも多く向き合いたい。そして早くミモザ買いたい!新しい私への祈り。
去年の今頃は咳喘息をこじらせ、毎日の咳であばらを折り(正しくはたぶん筋肉痛)と散々な人間をしていたので、今の方が素敵だ(笑)それだけでもいい。去年の自分より今年の自分を一歩ずつ素敵にしていく。そうした未来で、泣いている人を笑顔に出来るドラマを書きたい。時間はかかるけど、見ててくれ親友。
駆け出しですが、働きながら書き手を目指しています。コンテンツを気に入って頂けたら、是非サポートお願いします。創作の糧にさせて頂きます!