DIE WITH ZEROを読んで
standfm(スタエフ)でこちらの内容を話してます😊
Facebookのタイムラインに頻繁に読んだ本の投稿として上がっていた「DIE WITH ZERO」。考え方に賛同する人が多かったので読んでみた。
以前、アリとキリギリスはほんとにアリが正しいんだっけ?という冒頭部分についての内容についてラジオに触れました。
その時は、キリギリスは自由に過ごしすぎて、冬を越す食料を用意することができなかった。それに対して、アリさんは毎日コツコツとしっかりと働いて、冬を越すことが出来る。みんなアリを見本に生きていきなさいよ。
でこのDIE WITH ZEROでは、疑問を投げかけている。
「アリはいつ遊ぶことが出来るのだろうか?」
そうなんですよね。このDIE WITH ZEROでは、まさにこのことをリアルに訴えているんです。
老後のために、今やりたい、今興味を持ったこと、今やめたいことなどを無視して、コツコツと働き続ける。
この姿勢により、活動力がある若いうちに経験できることをしていないロスが生まれると言っています。
大抵の人は老後のために貯めたお金を使わずに一生を終える
大抵の人は老後のためにコツコツと貯めたお金を使わずに死を迎える。
この本ではこの金額を具体的に計算して、実際に残ったお金から、そのために働いた時間を計算して、この残したお金のためにこれだけの時間を無駄に使ってしまったことになるんです。という問いかけをしてきます。
具体的には65歳の退職時に77万ドルの資産を築いたエリザベスさん。年間に使うお金を3万2000ドルを使うと仮定すると約24年間生きられる。しかし、20年後の85歳でなくなったとすると約13万ドルの資産を使わないことになる。
これは言い換えると13万ドル分の経験値を逃した事となる。
これだけのお金を貯めるために、時給1956円だったと計算すると6646時間となるんです。週50時間の労働時間で計算すると約2年半をタダ働きしたのと同じことになるとこの本で言っています。
とても、わかりやすいアプローチですよね。世の中の大半の人がこの老後のためと貯めてきたものが結果として無駄になるものにコツコツと時間を費やしているとも言えることになる。
このように見ていくと衝撃的ですよね。漠然とした老後のためという考えがリアルになります。
経験から生まれてくる新たな経験の可能性を甘く見過ぎている。
僕がこの本で一番響いた内容が「経験が次の経験を生み出す」です。
聞いたら当たり前なんですよね。でもコレを理解してどれだけ行動できているか?
自分の過去を振り返ってみて、あの時は意志を持って動くことができたから、次につながったなぁということは少なからず絶対にあると思うんですよね。
そのように過去の経験を振り返る事によって、あの経験がこの経験に繋がってたなぁと思えてくると、経験への投資の価値が高い事が見えてきますよね。
この本では元の経験から副次的に生まれる経験は、まさに記憶の配当である。と言っているんです。
だから、若いうちに経験に投資をしていくことがいかに大事かということです。
若いうちにもらったきっかけ、チャンスは全て乗れ!!この考えは間違っていないですね。10代20代はこの精神で絶対に進んだほうが良い。その年での経験の豊富さで30、40以降でやれることの選択肢が格段に広がるということですよね。
僕は20代は全く前向きではなかったので、チャンスも多く見逃して来たんだと思います。大事な時期を無駄に過ごしてしまったとずっと後悔しています。
その分、労力はかかりますが、今は新しいことにどんどん足を踏み入れています。
どれだけの利回りかではなく、どれだけの経験値か
また、一例でどこかの別荘を購入しようとしている友人に著者が「金のことは一旦忘れるんだ。そして、その物件を買う事で何が手に入るのかをまっさらな頭で考えてみればいい。」とアドバイスをしています。
この別荘を買って、どのくらいの価格で貸し出しができて、数年後にどれだけの価格で売却できるか?の一点で考えるのではなくて、この別荘を買うことでどのような経験を積むことが出来るのか?を考えて買うべきたということですね。
投資の経験を積むために必要なことならそれでも良いし、この別荘で自給自足の生活を経験できるなど色々と考えられますよね。
常に新たな経験に意識を向ける
こう読んでいくと、数十年後の心配をしている場合ではなく、記憶の配当を得るために、「今」ある時間、活動量が最大である「今」新たに出来ることは何なのか?を常に考えてアンテナ張って生きていくことが豊かな人生にするための一つのコツだなと理解しました。
さらに何か新たにやろうとすることに対して、どのような経験値を得ることが出来るか?にしっかりと意識を向けて、その価値を意識することが大切かなと思いました。
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