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仕組みを変えれば、世界はもっとよくなる。

standfm(スタエフ)でこちらの内容を話してます

ラクスルのビジネスモデル「シェアリングエコノミー」

先日、カンブリア宮殿を見ていて、ラクスルの松本さんが出ていました。


ラクスルは印刷業界の遊休資産(遊んでしまっている止まってしまっている資産)を活用する「シェアリングエコノミー」のビジネスモデルを確立した会社です。


個人や小さい店舗などのポスターなどの印刷を1枚からスピーディに安価に対応してくれるサービスを提供している。


店舗をやる身としてはとても助かるサービスです。

昔は、一つのデザインを起こすために版を作成して、まとめた量を発注しなければならなかった中、少量で対応できる仕組みを作ってくれたのがラクスル。


ラクスルの松本さんは、印刷業界の下請け、孫請けの構図から無駄な部分が多いと気づく。下請けの会社は大手印刷会社から発注が来ないと仕事がない。機械が遊んでしまう。


インターネットが普及して、新聞や新聞の広告などの量が減り続けている。そのために大手からまとまった発注が来づらくなってしまった。


そこに目をつけて、その遊休時間を活かすプラン(ラクスルビジネスモデル)を考案して、印刷会社に営業を掛けまくったそうです。


個人、小さい店舗からネットを通じてオーダーを受けて、印刷会社さんに印刷しやすい状態で注文を振り分けていく。

注文入ったものをまとめて印刷会社に依頼するので、印刷会社も版代を抑えられる。いつもは一社の注文で1つの版を作っていたが今はまとまったオーターが入るので1つの版に8社のデータを載せる事ができるようになり、費用を大幅に抑えることが出来るようになった。


空いてしまっている印刷会社の機械と時間を活かす仕組みを構築したのがラクスルです。


利用者もメリットがあって、印刷会社も新たな形で受注が入ってというメリットしかない仕組み。


業界の昭和以前に出来た慣習にメスを入れた形ですよね。

ラクスルのビジョンである

「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」

まさにですよね。

仕組みを変えれば、世界はもっと良くなるの視点。


今は更にハコベルという、配達の仕組みに仕組みにメスを入れた。配送を頼みたい会社と、配達を行いたい会社をマッチングする。


これも今までは大手のメーカーなどは自分たちでトラックを抱えていたり、毎回、配送を個別の配送会社に電話やFAXで発注をしていたが、ミスや行き違い、配送が出来ない時もあった。


ハコベルはそれらの煩雑さがないのでミスが無くなり、配送もスムーズに依頼でき、履歴もしっかり残る。

これも業界の仕組みを整えたんですね。


この番組を見て、業界の古い慣習でおかしい点やネットの技術で改善できる部分がないかという視点を持つことの重要性、面白さを知ることが出来ました。


日本酒業界、飲食業界でそのような古い慣習でおかしい点がないかをもう一度、探ってみようと思います。

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