マガジンのカバー画像

採用

53
採用について書いた記事です。
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

社員インタビューしても「入社を決めた本当の理由」が分かるとは限らない

マーケティングに詳しい方であれば、マクドナルドの「サラダマック」の失敗をご存じでしょう。「ヘルシーなものを食べたい」という顧客の声に応えてサラダマックを開発したのに全然売れず、逆にクォーターパウンダーなどのヘルシーとは真逆の商品を開発したら爆売れしたという話です。その原因は「健康志向な人はそもそもマクドナルドなど食べない」「本当はジューシーなものが食べたいのだが、背徳感からヘルシーなものを食べたいと嘘をついた」など色々と考察されています。 このエピソードは「顧客は真実を語る

採用ではHow to sayよりもWhat to sayが重要

コピーライティングではWhat to say(何を言うか)、How to say(どう言うか)という概念があります。前者はユーザーに届けたいメッセージ、後者はメッセージを表現する文章や文言を意味します。コピーライティングというと後者を意識しがちですが、実は前者のほうが重要である、というのがコピーライティングの基礎研修で教わる内容です。 実は採用でもWhat to sayのほうが重要です。スカウトで返信率が低い場合、「開封率を上げるために件名を変え、1週間後に再送しよう」と、

候補者の書類を読まない面接官は、会社の印象も悪くする

私はフリーランスとして案件獲得するため、多くの会社と面談する機会があるのですが、面接官の中にも、私のnoteやプロフィールなどをしっかり読んでくれる人と、全く読まない人がいます。それらを読むのは義務ではないので別に良いのですが、中には企業から提出を求めてきた書類すら面接官が読んでいないことがあるのです。 職務経歴書やポートフォリオを読んでいない面接官最近あった事例です。某社が募集していたホワイトペーパー制作の案件に応募したのですが、その際に、履歴書・職務経歴書・過去に制作し