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ドラッグストア世界最大手CVSヘルス 損益計算書分析

株の分析をしていく記事を毎日投稿しています。

今回はCVSヘルス(CVS)です。


基本情報


米国株。全米最大手のドラッグストア。店舗数約9900。薬剤給付管理も収益柱の一つ。



損益計算書


売上高


ドラックストアやスーパーなどの大量に仕入れて大量に売る構造の業界は売上高が異常に高いです。


この企業も例外ではなく、22兆の売上高を持っています。


ここ15年間で売上高は3兆7000億から22兆にまで増えていてこの企業の販売能力の高さが分かります。



粗利益率


粗利益率は約40%と高い方です。


大量に仕入れて大量に大量に売る企業は仕入れるための原価と人と出店費用が膨大になるので粗利益利率は低くなりやすい傾向があるんですが、この企業は原価率が40%と高い利益率を誇っています。


さらに、その数字を5年連続で続けています。



営業利益


営業利益は15年間で2000億から1兆2000億に増えていますが、この数字は最初の3年で3倍になったおかげなので、10年間で見た場合2倍しか増えていません。


また、営業利益率は5%と営業費用の高さを物語っています。


ですが、この業界はこれぐらいが普通なのでこれだけで投資の候補から外すのはやめておいて方が良いです。


純利益


ここ15年間で5倍しか増えておらず、営業利益と比べると上昇は低く見えてしまいます。


また、売上高と比べて上昇スピードが低いので純利益率は減少傾向です。



EPS(1株当たり当期純利益)


EPSは純利益の成長スピードよりも遅いことから定期的に株式を発行して資金調達をしていることが分ります。




この企業の損益計算書はドラックストア業界の中では最高峰です。


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