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もうすぐ夏が終わってしまいそう

日曜日の今日は雨が降ったり止んだりとぐずぐずした天気。夜間にかけて大雨警報のようなものが出ているようなので、地下が浸水しなければいいんだけれど。最近、ドイツでも夏にゲリラ豪雨のようなものが降ってくることが増えた。

気温も朝方は20度を切って涼しく、昼間の気温も25度を下回るようになってきた。もうすぐ本格的な秋になるのだろう。夏季休暇のシーズンも終わり、多くの旅行者が帰国し、学校が再開するタイミングだ。昨年と同じか若干早いペースでまた感染者数が増加しているのが気になる。既に学級閉鎖になっているクラスもあるらしい。

さて、今日は義母の誕生日を祝いに午前中はベルリン南部まで移動し、途中で娘とふたりで抜けてまた市内へ移動。フィルハーモニーの室内楽ホールで「ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲イ長調 作品81」を聴いた。娘はなぜか最近またコンサートに一緒に行かないか、というと乗ってくれることが増えたのだ。ギムナジウムに上がって何か心境の変化があったのかな。息子は相変わらず「えー、1時間も座ってるだけって疲れる。」という反応である。

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今日のコンサートは8月21日から26日まで行われている'Welcome Back Week'というプログラムの一環だった。1時間弱のショートプログラムで、開始時間も午後2時と早かった。子供と行きやすい時間にプログラムが設定され、こうして気軽に本物の音に触れられる機会があるというのはすごいことだと毎回感じる。

ライブでコンサートを聴くというのが、既に「普通」のことではなくなってしまったので余計にそう感じるのかもしれない。音楽家にとっても、この1年半は我慢の連続だったに違いない。

昨日は、全くジャンルは違うが同じく「音」がテーマのサウンドインスタレーションに足を運んだ。こちらは閉鎖されてしまったテーゲル空港内で行われたかなり抽象的な展示なのでひとりでサッと行ってきた。

こうして、また色々と見に行ったり、聴きに行ったりできるようになったことはとても嬉しいことだ。それと同時にこの状態がいつまで続くのだろう、という考えが常にどこかにあることも確かだ。

夏が終わりに向かおうとしている。

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もう使われなくなってしまったテーゲル空港もずいぶんと寂しげに映った。まるで旅に出たいのに出られない、私の心情を表しているようにも見えた。

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