見出し画像

ベルリン・フィルハーモニーによるチャリティーコンサート

息子の音楽の成績がなぜか非常に悪い。幼稚園の頃に少し習い始めたギターの先生に「この子は筋がいい」とか、補習校の劇の発表会でノリノリで踊りながら歌っていた姿の方が印象に強かったので成績表を見た時に首を傾げた。

授業中にふざけ倒していたか、まともに参加していないんだろうなぁ。

それしか考えられないような評価だったのだ。二者懇談でその件について触れると、どうやらその先生はかなり不評のようで、今学期からは別の先生に変わった。先生もクラスの雰囲気に馴染めなかったのかもしれない。それにしても、だ

小さい頃は息子がギター、娘がピアノを習っていたのだが、どうもイヤイヤやっている感がすごかったので、コロナ禍以降は練習をやめてしまった。もっぱら体育会系で息子がサッカー、娘は新たに空手を始めたがこれらのスポーツも別にそこまでのめり込んでいる様子は見られない。

話が逸れてしまったが、今日はそんな息子を誘って久しぶりにベルリン・フィルハーモニーで行われるチャリティーコンサートに出かけることになっている。知り合いの方がこんなのありますよ、とリンクを送ってくれたのである。ありがたい話だ。

ベルリン・フィルとゲストによる、イスラエルからガザに誘拐されたすべての人質の解放と、パレスチナ人とイスラエル市民の保護を求めるチャリティコンサートである。
首席指揮者のキリル・ペトレンコを筆頭に、ピアニストのマルタ・アルゲリッチ、バリトンのトーマス・ハンプソン、チェリストのスティーヴン・イッサーリス、ソプラノのクリスティアン・カルグらも参加。イスラエルの音楽家たちも出演するようだ。収益は、人質の家族、イスラエルとパレスチナの2つの平和団体のために使われる。

BPOのサイト参照

久しぶりのベルリン・フィルでの豪華なラインナップ。ただ、やはりどこか手放しでは喜べないチャリティーコンサートであることは確かだ。1日も早くこのようなコンサートを開かなくてもいい状況になって欲しい。

いつもは興味を示さない息子が「コンサートってママ、うるさい音楽?静かな音楽やったら行きたいけど」とクラシックのコンサートに興味を示した。また道中でいろんな話になるだろうけれど、彼には純粋に音楽を楽しんで欲しいと思っている。

チケットは完売のようだが、直前にオンラインで当日券の販売も行われるらしい。なお、デジタル配信もあるようなので興味のある方は是非。


サポートは今後の取材費や本の制作費などに当てさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします!