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タマゴ探しと散歩

今日も快晴のバルト海沿岸の町、ツィングスト(Zingst)。アパートの駐車場にはベルリンナンバーの車が何台も並んでいる。ベルリンから3時間半の距離なので、ウーゼドム(Usedom)に並ぶ人気の観光地なんだろう。

イースターの日曜日なので、朝食の後に家でタマゴ探しをする。タマゴ探し、といっても小さなプレゼントやイースターエッグの形をしたケースに入ったチョコレートやグミなんだけれど。それらのプレゼントを隠して子どもたちがそれらを探すのである。今回は大人も参戦した。

イースターエッグを無事に見つけた後は、海岸沿いとは逆の小さな港の方を見に行ってみることにした。

バルター・ボッデンと呼ばれる内陸の海

港といっても小さな船着場やレストランが数軒あるくらいのこじんまりとしたスポットである。

今日はテラス席で魚のスープを食べた。旅行に来ると、なぜかスープを試したくなる。トマトベースのあっさりとしたスープだった。日当たりが良すぎて食事が運ばれてくるのを待っている間にのぼせそうになったくらいだ。

そういえば、こここのところ体調も悪かったので、こんなに長時間戸外に出てまとまった日の光を浴びる機会もなかったのだ。昨日、今日と1日の半分以上を外で過ごしているせいか、しつこく残っていた咳が少しマシになったような気がする。海辺の塩を含んだ空気もいいように作用しているのだろう。

ベルリンだと家に閉じこもってばかりいる子どもたちも、自然の中にいると日に日に元気になっていくのを感じる。

にわとりたちにたんぽぽの葉っぱをあげているところ
高いところに登るのが小さい頃から大好きだった

ママ、なんか久しぶりに公園でお姉ちゃんと遊んだ気がする。

そんなことを息子が懐かしそうに言っているのでおかしかった。幼稚園の頃は毎日飽きもせず公園に通っていたものだ。

今日の海は昨日よりも静かでほとんど波もなかった。毎日、空と海の色が微妙に変化する。

今日は端まで行ってみるな!

また水制の上を先まで歩くふたり。バルト海の水は4月でも、まだまだ冷たい。

めっちゃ冷たい!
典型的なバルト海の海岸の自然

ここに来る前は、今回の旅行に全く気が進まなかった病み上がりチームも、自然と天気に恵まれたことでかなり元気を取り戻せた気がする。

ママ、またもうすぐしたら学校やなぁ。いややな。

でも、またすぐに聖霊降臨祭(Pfingsten)だし、それが過ぎればすぐに夏休みになるよ。



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