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ベルリンの郊外で冬休み

去年の秋休みに校正の締め切りが重なり、私だけが行けなかったベルリン郊外のテンプリーン(Templin)。冬休みは北海(Nordsee)に行こうか、という相方に子どもたちが「ママが行けなかったし近いから、またあそこのプール(テルメ)に行こう!」と言ってくれたので、今回も行き先は近場のテンプリーンになった。宿は前回と同じところをエアビーで予約。テルメまで車で約10分、スーパーも徒歩圏内という立地のいい物件である。

エアビーを利用するようになってから、家族旅行でホテルに泊まることがほぼなくなった。どこに行っても誰かの提供してくれるアパートで、あたかも暮らすように滞在できるのが魅力なのである。特にドイツ以外の国に行く場合だと生活のシュミレーションがしやすいので、アパートに滞在するのがお決まりになった。この国だったらすぐに生活できそうだな、とかいうことが想像しやすいからだ。

そういえば、ベルリンを離れるのも去年の夏休みの一時帰国以来だ。帰国後は何だかあっという間に年末になり体調を崩したような気がする。毎年、なぜか12月はほぼ間違いなく体調を崩しがちなのだ。その上、11月末にはコロナにも感染してしまった。そう考えてみると、約半年ぶりの休暇である。今月も休暇前まで仕事が重なってしまったが、何とかベルリンを離れても問題のない状態までには終わらせることができた。

家族揃っての小旅行も久しぶりだ。前回の帰国は相方抜きで子どもたちを連れて帰ったからだ。日頃は日常生活に追われてゆとりがなく、みんなバラバラになりがちなので、休暇を取ることはそういう意味でも割と大切な気がする。子どもたちも今回は私が一緒なので「やっとママも一緒に来れたなー!」と嬉しそうにしていた。ほんと仕事が何とか間に合ってよかった。

残念なことに、今回の旅行は天候には恵まれていないらしい。移動日も雨風が強く、今日も1日中雨が降っている。テルメに半日いたので、それほど気にならなかったが、3日ともテルメに行くわけにもいかないしなぁ。この雨足だと近辺を散歩することさえままならない。カメラの出番はほぼなさそうだ。

カメラを持って来たのは、ベルリンを出発する際に本のカバーに使うかもしれない写真を撮影したためだ。大阪の中古レンズ屋さんで店員さんとあれこれ話して購入を決めたレンズだが、なかなか使う機会に恵まれなかった。今回の旅行でいろいろ試し撮りをするはずだったのだが、それはまた別の機会に持ち越すことになりそうだ。


タイトル画像はベルリンのイーストサイド・ギャラリーです。



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