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雲の成長って 人間の成長に似てる♪

 雲の一生って、すごく人間っぽいんですよ。
 
 人間の成長過程と、雲の成長過程、すごく似ているなぁって思うんです。

 なんて言われても、どうな風に?って感じですよね。順を追って説明していきますね。

 ①上昇気流

 まずね、雲ができるには、なにかしらの上昇気流が必要でね、きっかけは色々で、空気が山にぶつかって高い所に持ち上げられちゃうって時もあるし、地表で空気があたためられてピューっとお空に昇っていくこともあるし、前線みたいに冷たい空気に押し上げられて温かい空気が持ち上げられるってこともある。つまり、理由はなんであれ、『なにかに』持ち上げられる必要があるんですね。

 人もさ、成長のはじまりって、誰かにひきあげてもらったり、なにかに触れて心が熱くなったり、ほめてもらって嬉しくなっちゃったり、そんなきっかけがあるでしょう?

 ②姿を変える

 そうやって、今までいた場所より、ちょっと高いところに身を置くと、空気は『雲』になれるわけです。地表にいるときは、かくれんぼしてた、ただの空気だったんだけどね、姿を現しちゃう。

 人間の場合だったら、なんて表現したらいいのかな。『頭角を現す』とか、そんな感じなぁって思います。持ちあげられるまでは、その他大勢でみんなの中に紛れていたのに、突然、存在感が増したり、一際目立つ存在になったりする人いますよね?

 空気が雲になれた~!と、おんなじ瞬間です。本当の姿が現れてきちゃう。素敵な瞬間だなぁ♪

 ③自由対流高度

 で、ある一定の高度までは、まだまだ何らかの力が必要なんだけど、「自由対流高度」っていう高度まで持ち上げられると、もう持ち上げられなくてもピューっと自力で上昇できるようになるんです。

 人も、ある一線を越えると、独り立ちできて、もうひとりでもぐんぐん成長できるようになりますよね。自分サイコー!みたいな時期です。

 つまり、人も雲も、ピューっと自力で成長していく前には、『何かしらの力』が必要なんです。ある一線までは。

 それが、誰かとの出会いなのかもしれないし、学んで熱くなることかもしれないし、空気が山にぶつかるみたいな、出会い頭な何かかもしれない。いずれにしても、『力』が必要。

 そして、もくもくと成長を続けていくうちに、壁にぶつかる時期がやってきます。そこからもまだまだ、雲の一生は、やっぱり人間っぽい(笑)

 んー、ぜんぶ書くと、長くなりそうだから、続きはまた明日♪ 

 『あなたが雲になるには、どんなきっかけが必要だと思う?』

 気象予報士ざいちゃん

 

 

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