日本で急成長を遂げるUberEatsのマーケティング戦略について
このnoteは、UberEatsの利用者、UberEatsを利用していない者、UberEats配達員に対してどのようなマーケティング戦略を行っているのかについて書いています。
これからベンチャーを行っていく人、プラットフォーム型のツールを作る人、マーケティングに興味がある人の考え方のヒントや知識につながれば幸いです。
まず、私は配達員として100回以上の配達を行っている実績を持っています。そのため配達員としての調査としては十分な根拠が伴っています。
なので、UberEats配達員でのマーケティング戦略については一部有料で公開します。
では、本文に入っていきます。
まずUberEatsがどのような企業であるかということか
UberEatsはプラットフォーム型の企業であり、利用者とサービスの提供者の間をつなぐ仲介プラットフォームを提供しています。
なので、UberEatsがすべきことは利用者を増やすこと、サービス提供者(配達員)を増やすことが課題になります。
では、UberEatsが利用者を増やすためにしている戦略とは何か
既にUberEatsを利用している者に対して
まず既にUberEatsを利用している者に対してとっている戦略について行っていることに関しては、主に二つ。
配送料を無料にして利用回数を増やすこと。
拡散媒体に優待券をつけて拡散させること。
UberEatsが収入を得るためにはまず、利用者がいなければ得ることはできません。したがって定期的に利用、もしくは頻繁に利用できるような状況を作ることが必要になります。
そのため、一つ目の戦略である、配送料を無料にすることによって利用させ習慣化させます。
そして有料になった後もその習慣を利用して定期的な収入を得ることを行っています。
また、二つ目の戦略である拡散媒体(twitter)に優待券をつけて拡散せることについても利用者の習慣付けとUberEatsを利用していない者に対してのアプローチとなります。
なぜこれが習慣化されてるかわかるかについては、UberEats配達員のところで説明します。
プラットフォーム型の企業がすべきことは認知させること、利用させる
こと、が重要となるので以上のような戦略が取られていると考られれます。
UberEatsを利用していない人に対しての戦略
UberEatsを利用していない人に対しては二つの種類の広告をしかけます。
UberEatsの消費者側(注文をする人)
UberDriver(配達員)
この二つの広告を打ち出します。理由としては人は心理学的に選択的なものを出されるとどちらかを選択してしまうというものがあります。それも組み込まれていると考えられます。
UberEatsの消費者側にはこれに加えて先述したtwitterなどの拡散によって目にとまります。
UberDriverに対してはDriver同士の招待によってインセンティブが入るような仕組みになっており、現在では招待を行って、その招待者が50回配達を行うと60.000円入る仕組みになっています。
このようにUberEatsは蜘蛛の巣のように利用者同士を繋げる傾向にあります。
また以前まではUberEatsはクレジットカードでのみ利用が可能でしたが、
現在では現金での支払いもできる地区があるため、これも新規顧客に対する
敷居を下げてるようにも考えられます。
UberDriver(配達員)に対するマーケティング戦略について
UberEatsがUberDriver(配達員)に対して行なっているマーケティング戦略は三つあります。
ブースト
手ごろな距離
クエスト
上記のマーケティング戦略を説明する前に、UberEatsの収入の得方について記載します。
UberDriverは配送料金からサービス手数料を引かれた部分について収入を得ることができます。サービス手数料は地域によって違っており、著作権上割合を書くことはできませんが、かなりのパーセントで持っていかれます。
そのため配達の近さによっては一件でこの300円程度の収入しか得られない時は多々あります。
しかし、このような低収入であっても継続的にUberDriverとして活動させていくマーケティング戦略がUberにはあります。
まず、ブーストについて
先ほど説明した、配達料金にブーストがかかり、通常よりも多くもらえるシステムになっているため、地域によっては300円だったとしても600円もらえることになりUberDriverの供給が絶たれることを防いでいます。UberEatsはプラットフォーム型であるため、サービス提供者がいないことには機能しないため重要な戦略であると考えられます。
手ごろな距離
UberEatsは基本的には現在地から車で3分圏内の場所に対してpickupを行っています。(pickupとはお店へ飲食物を受け取ること)
したがってUberDriverのストレスを軽減していることもありDriver側が気軽に利用しやすい環境を作っています。又、運転中、運転前は完全に自由な状況にあるためほかのアルバイトなどと違って拘束されないことがメリットになる。
クエスト
UberEatsがもっともDriverの向上心を高めるためにある戦略である考えます。
UberEatsのクエストは2段階設定になっており、一段回目は比較的クリアがしやすい設定 二段階目はある程度頑張ればクリアできるような設定になっている。
この二段階設定こそがUberEatsの強みであると考えます。
上記の画像の上部 【7回の乗車を完了すると¥800が売り上げに加算】
とあり、7回どの距離であろうとも配達をすれば売り上げに加算されます。
これは一段回目であり、二段階目になると+20回ほど乗車を行うことによって¥3000が売り上げに加算されるといったクエストが発生します。
つまり、一段回目のクエストを行うことによって、二段階目のもっと良い報酬を用意することでDriver側の供給を絶たないようにしています。
一段回目を比較的簡単なものにしておくことでDriver側の供給を絶たない。
以上が、UberEatsがUberDriver(配達員)に対して行なっているマーケティング戦略です。
ここからの有料部分についてはDriverをやってみてわかったこと、感じたことについて400字+追記400字ほど書いています。
100円の価値があるかわかりませんが、UberEatsをDriverとしてやってみないと分からないことが書いてあります。具体的にはどういった層が利用しているかということです。
UberEatsの利用者が習慣化されてることについて
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?