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おいでやす京都

前回の投稿の続き。
僕が人と3泊以上の旅行が苦手な理由を書いていたが1人ならどうだろうか、1人なら何も問題なく旅行できるんじゃないか?
ちょうどそう思い始めたのは僕が彼女にプロポーズする2ヵ月くらい前だったと思う。こんな機会はそうそうないし独身最後の歳に思い切って1人で旅行に行ってみることにした。

旅行先は決めていた。
日本の古都「京都」だ。友人と行ったことはあるけど自分のペースで進んだことはない、ちゃんと楽しんでみよう。
京都は宿泊地としていろいろ巡ってみる。
もうこの段階でウキウキが止まらない。
一泊だけとって調子が良ければ連泊しちゃおうかなと浮き足立っていたとさえ思う。
しかし面倒くさがりな性格は旅行を決意したくらいじゃ治るわけではないので親友にしっかり相談した。行く前からだいぶんお世話になっているが大事なのは一人で行くことだ。

京都までは高速バスで向かった。
相談した友人から「いよいよだな」とLINE。

京都に着いてまずカプセルホテルにチェックイン。バックパッカー向けだったから中国語やら韓国語やら英語やら世界が広がった感じがした。いいね、旅してる自分。

最初に向かったのは実は京都ではなかった。
「近江神宮」
今回の1番の目的だったのは滋賀県にあったのだ。
理由は簡単、青春映画の金字塔「ちはやふる」に絶賛ハマっていたからだ。
映画で観た朱色の楼門や撮影に使われていた近江勧学館をいちファンとして存分に楽しんだ。近江神宮はかるたの聖地、いろいろな百人一首の札が飾られていた。今の心境を詠んでみたりと思ったがかるたの勉強をしていたわけじゃなかった。

夜は京都でおばんざいを食べた。鱧のしゃぶしゃぶを頂いてビールを流し込んだ。お店のカウンターで1人旅の贅沢感とともに満腹感を得た。これだよ。
スタバで読書をしてる自分みたいに京都でおばんざいを肴にお酒を嗜む自分を演出している

初日から大成功である。

2日目 友人に勧められたポイントをおさえていこうと嵐山や八坂神社などに行った。京都は観光都市として栄えているだけあって観光出来る範囲が多岐にわたる。とても一日でまわれるものではない。
言い忘れたが季節は7月中旬の真夏、盆地の京都はとても暑い上に夏休みシーズンでどこに行っても人だかりだった。とにかく人を避けるようにして嵐山では抹茶のぜんざいを頂きながら休憩しながら自分のペースを保っていた。
そして一人旅の限界を早々に迎えた。午前中の活動を終えたところで「もういいや」となった。観光自体は嫌いではなかったのだが人混みに酔い、暑さにやられ、1人に飽きたのだ。
午後はバスの時間まで駅周辺のイオン内で時間を過ごした。寂しさゆえに友人数名に電話をかけていたりもした。
初日の勢いはなんだったのか、結局涼しいイオンで半日を過ごすとは惰性以外の何者でもない。
改めて言葉にしたい。
旅行に連れて行ってくれる友よ
いつも計画的にありがとうね‼︎僕には無理だったよ。
旅ってのは友達とワイワイするもんだよねやっぱ‼︎


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