他者への影響力 (感情)

何か物事を進めていくときには、自分自身が行動しただけでは効果は限られてしまう。

より効果的・効率的に、そしてより大きい規模で物事を動かして進めていくときには、自分自身だけの力だけでなく、他者の力も借りながら進めていく必要がある。

ここまで言うと少し大げさかもしれないが、組織は役割の異なる少人数のチームが束となって構成されていて、個人の及ぼす範囲 < チームの及ぼす範囲 < 組織の及ぼす範囲 < 会社の及ぼす範囲、と次第に影響を及ぼす範囲が広がっていて、会社全体を動かしていくには、個人の次のチームを動かしていかなければならない。


「動かしてなんぼ」


Facebookでつながっているとある企業の組織をリードしている方が、最近「動かしてなんぼ」という投稿をされているのを目にした。

まさにその通り!

企業に勤めているものとして、企業が社会に対して何かしらの貢献をする際には、周囲を動かして、その結果として会社が社会に対して影響を与えていくのだ。

少し前置きは長くなったが、今日は反面教師として、人の感情に寄り添えない人はチームすらも動かせないということを書きたい。



私が現在所属しているチームの大きなタスクが今日で一区切りついた。

それはとある会議体の終了をもってタスクが完了したのだが、このご時世もあってWeb上で会議が行われていた。

とはいえBoard memberが参加するWeb会議だったということもあって、運営サイドはオフィスのBoard roomに集まって、運営にあたっていた。

もちろんチームリーダーも同席の上で。


そのリーダーは積極的にチームメンバーとコミュニケーションをとろうとするタイプではなく、タスクを進める上で必要な言葉を発するのみ、という感じの人だったので、過去の会議体が終了しても、ねぎらいの言葉を発することもしてこなかった。

ただ、今日の会議は一連のチームのタスクの中でも集大成ともいえる会議体で、さすがに終了後はBoard room内でお互いをたたえあうような雰囲気になるのでは?と思っていた。

そして会議が終了し、無言でBoard roomを出ていくリーダー。そして、シーンと静まり返る会議室。


ん?

ちょっと待て!!!!(心の声)


つくづくこういう人にはついていけないと感じた。

これまでどれだけ厳しいことを言われても、タスクが一区切りつくタイミングで一言二言ねぎらいの言葉をかけたり、雑談をしたりするだけでメンバーはこの仕事を終えられて本当に良かったと思うものだ。

チームを動かし、組織を動かし、会社を動かし、そして社会を動かしていくというのは不可逆の順序だと思う。

人気者になる必要はないけれど

慕われるリーダーである必要はないけれど (慕われるほうが良いとは思うが)

他者に影響力を与え、周囲を動かしていくためには、人の感情に配慮した行動が必要不可欠なのだ。


よし!そんなリーダーには自分はならない!


そんな決意をした今日でした。

みなさま本日もお疲れ様でした!

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