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葛来奈都
2024年5月15日 18:05
きみは私と出会った日を覚えているだろうか。桜の下。お互い新境地で、とにかくぎこちなかった。「名前、なんて言うの?」多分、それが私たちの最初の会話だった。その出会いがきっかけで、その後15年も一緒にいるとは思わずに。15年も経つと、お互い変わっていく。見た目も、体型も、どんどん年老いていく。それでも変わらないのはきみの眼差しで、私にだけ向けてくれる優しいあの眼差しが好きだった。時