私が使っているスペイン語学習ツール~語学アプリ編1~
今回は私が現在メインで使っている2つのアプリ「Duolingo」と「Memrise」のAndroid版について綴る。※iOS版はiPadで確認できた部分のみ言及する
Duolingo
このアプリとは付き合いが長く、英語への未練があった2014年6月に登録したが、当時進めていた[英語-日本語]コースは出題文や正答に理不尽な思いをすることが多かったため、他のコースを様子見でハシゴした後5年近く放置していた。3年前に[Spanish-English]コースを始めてからは毎日続けている。その後STORIESのレッスンが追加で実装されたことをきっかけに[Inglés-Español]を追加した。さらに最近[Italian-Español]、[Portuguése-Español]も始めたので脳が若干沸騰気味ではある。
有料版はお試し期間分だけ使ってみたが、そこまでのメリットは感じられなかったため現在は無料版で続けている。とはいえ、これだけお世話なっていてフリーで使い続けるのもなんとなく悪い気がしたので、去年Duolingoが株式上場したタイミングで1株だけの主になった。
レッスンについて
メインのレッスンではリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングとバランスよく出題されるので語彙、文法ともにゆっくりと基礎力を上げていける。レッスン内容は割と頻繁に改善されるようで、既に終了したレッスンでも久々にやると難易度が上がっていたりする。
STORIESは登場人物の会話で進んでいくモードで実践的なフレーズを覚えることができる。STORYの筋書きはどの言語であっても基本的に同じなので、複数の言語でやると楽しい。(ただしその言語のメインレッスンで最低10以上のクラウンを獲得しなければならない)声優によるキャラクター性の違いも面白い。私はEspañolを話すVikramが大好きだ。(以前はPameraという好きな女性キャラもいたのだが、レッスン改定により居なくなってしまった…)
一点気にかけておきたいのは、レッスンで出てくる表現がラテンアメリア寄り(というよりメキシコ?)であることだ。問題文では”車”は”carro”だし、”運転する”は”manejar”だし、”あなた”の複数系はいつだって”ustedes”だ。”coche”も”vosotros”も”conducir”も出てきた記憶がない。Tipsでも地域に関する記述はなかったように思う。(もしかしたら今は追記されているかもしれないが未確認)ただ解答で使ってもちゃんと正解にはなる。スペインで使われる表現を押さえておきたければ別の学習ツールで補う必要がある。
iPad版とAndroid版の違い
”iOS版”とまとめたいところだが、私はiPad版でしか確認していないので”iPad版”という前提で綴る。
iPad版の[Spanish-English]コースにはAndroid版に実装されていない2つのレッスンがある。
「STORIES」の”CONVERSATION”モード
「AUDIO」
Android版でレッスンを進めていた私はこれらの存在を知ったときには少なからずショックを受けた。CONVERSATIONモードはSTORYの登場人物のひとりとなってスピーキングができるモードで、9番目のストーリーから選択できるようになる。(8番目まではREADしか選べないが今後追加されるかもしれない)このモードは1年ほど前にAndroid版にも実装された時期があり喜んで進めていたのに、あっという間に無くなってしまった。しれっとiPad版の方だけ復活していたことに気づいたのは今週に入ってからだ。(この記事をまとめようとしたおかげで気が付くことができた)
AUDIOレッスンでは当然ながら英語音声でレッスンが進むので私にとっては少々苦痛であるが、耳だけで英語・スペイン語を聞き取ってスペイン語を発音して解答するのは耳と脳の連結を強化するための良い訓練になるのでひと通り終わらせようと進めている。音声認識は割と緩い方でまだフレーズを言い終わらないうちに正解になることも度々あるため発音の練習効果は若干疑わしい。
ゲーム性に関して
Duolingoには10段階のLEAGUEに分かれた週間ランキングがある。ランキング集計期間中に最初にレッスンを行ってXPを獲得したタイミングで30人ごとのグループに振り分けられ、毎週日曜の19時の時点で上位なら上の段階へ昇格、下位なら降格するシステムになっており、私にとってのモチベーションにもなっている。・・・というか、一番上のLEAGUEに到達した今となってはこれが完全に鞭として機能していて「降格したくない!」の一心で毎日XPを重ねていたりする。ひとつ前のLEAGUEで入ったグループが過酷で、昇格するのに確か5000XP以上が必要だったため、必死でレッスンを進めた記憶があるからだ。今でもたまに過酷なグループに入ることがあるので油断できない。ランキングによって得られる称号もあるので獲得意欲が高いユーザーばかりのグループに入ってしまうと1000XP/週でも降格圏内に入ってしまうことがある。当然ながらランキング集計期間中の出来るだけ遅いタイミングからレッスンを行うことで緩いグループに入れる可能性が高まるが、連続レッスン日数がリセットされる事態は避けたいので今のところ月曜の夜にその週の1回目のレッスンをするのが良いように思う。
また、無料版だと新規のレッスン、またはSTORIESで5回間違うとハートが無くなってしまい、ハートが回復するまでレッスンが出来なくなってしまうが、それについてはジェムを使う以外に対策がある。それにはまずどれでもいいのでレッスンをLegendary Levelの手前まで完遂させておく必要がある。5つあれば完璧だ。復習が出来ればハートを1つずつ回復させることができる。複数のコースでレッスンを進めておくとますますハート回復手段が増える。最近私はこの仕様を利用してレッスンをルーチン化した。まず[Italian-Español]、または[Portuguése-Español]コースで新規レッスンを進め、ハートが無くなったら[Spanish-English]の復習をする。[Spanish-English]では復習に力を入れて知識の固定化をしたいという目的があるので、今の私にとってはピッタリなルーチンだ。
Memrise
リスニングとスピーキングを強化する目的で去年の秋に始めたアプリ。「ネイティブと学習」「発音練習」のレッスンをやりたいがためにこちらは1年間のサブスク契約をした。初年度は50%OFFなので、スペイン語コース1~7を終わらせるべくレッスンを進めている。1契約で他の言語のレッスンも制限なく進められるのでかなりお得感が強い。
Memriseの良いところは直訳が表示される点だ。整った翻訳文だけ見ても文の構成がわかりにくいことが多いため、私にとってはありがたい機能である。
言語コースはたくさんあるが、Android版では表示されないコースがある。そんなときはブラウザ版で探しレッスンを開始することでAndroid版でもそのレッスンが可能になる。ポルトガル語もそれで見つけた。(ただしポルトガル語を日本語で学ぶコースは無く、UIのみが日本語になる)自分でコースを作成したり、他のユーザーが作ったコースでレッスンを行うこともできる。
アプリとしてはもう少し頑張って欲しい部分も多い。例えば正解したときの挙動が統一されていないし、訳が明らかに間違っている問題があったとき即座に報告できるフォームが用意されていない点などが気になる。
ブラウザ版もやってみたらクイック記憶で出題数に制限がなく3問間違えるまで延々続きそうだったのでびっくりしてしまった。
思いの外Duolingoについて綴りたいことが多かったことに自分で驚いてしまった。他に紹介したいアプリもあるので次回以降に綴りたい。
それにしてもnote用の記事作成は時間が掛かる。これまでぬるい短文ばかり書いてきたツケだろう…。