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ネタに至るまでのメモの進化ルート

OAはだいぶ先になるのだが、昨日よしもとズでラジオ収録にいかせてもらった。

としちゃん・大貴のええやんカーやってみよう!2024年 1/22.29 19:30〜20:00

その中でパーソナリティのお2人にネタはどうやってできるのか聞かれ、カルビと答えてみると改めてそれぞれ全然違うやり方なんだな〜と感じさせられた。
たぶんどっちも珍しいやり方っぽい。
カルビはほぼ台本も無く字に起こすことも無いらしい。
僕からしたらとんでもない。僕なら絶対なにがなんやら忘れるし何より自分の中でもまとまらないだろう。思いついたものを書き並べてあとから段落ごと順番を入れ替えたりするからだ。
かといってたぶん僕が多数派という訳でもなく僕は僕でネタになるまでの段階が多い気がする、ので今日は普段やってるネタに至るまでの過程を書いてみようと思う。

第1段階:リマインダーへの走り書き

このステップは「ネタ書くぞ〜!」と決めて書く時には無いこともある。
街で思ったホンマに数パーセントの確率でネタになるかもなと思ったことを日常のタスクをまとめてくれるiPhoneリマインダーに走り書きをする。

もちろん日常のタスクも入ってくる。
この例で言うと区役所、au、シフト、は普通に近日中にやること。
今たまたま開いた時のものなので皆さんが見ても全く意味分からないと思いますが残りは全部ネタになりうるもの達。ので詳しくは内緒。
これらがある程度溜まったら次の段階に写します。
その時なんの事やら思い出せなかったりよう考えたらさすがに弱すぎるかとなったら捨てます。

第2段階:タネ

晴れて第1関門突破した子達は紙に昇格。
この段階でめっちゃ続きが思い浮かぶか相方達に投げてみて反応が良ければ次の段階へいく。

朧げにネタの入り口くらいまではできていることも多い。ただ具体的には詰まっておらず、○○や△△、これ 等でとりあえず書いている。
逆に言うといいテーマなら複数の展開パターンが出てる時もあってまさにこのページは3つ目、4つ目、5つ目はカフェオレって何割から?という入り口から3つとりあえず書いている。
ペンの色がそれぞれなのは赤が激アツ、青がややアツ!とかではなく3色ボールペンを使い切りたいドケチ根性からくるもの。


第3段階:下書き
個人的にだがこの段階のノートからが"ネタ帳"だと感じてる。

第3段落にも関わらずまだこの段階も自分にだけ分かれば十分というテンション。
また、書いた順番で言うとまずは

そんなことないやろ!…

のところまでと

俺は!!ほぼ牛乳をカフェオレ…浮気者になりたい!!

の2行である。
僕はこの書き方が多くて入り口と後半や中盤での絶対やりたいくだりが決まっていてその間や続きを埋める形になる。
この画像の場合は間があまり浮かばずすぐに 俺は!!… のくだりにいくことにしたので不自然な空欄がある。
そして続きの展開を線で仕分けて複数個用意している。
このネタを観てくれた人にしか伝わらない話になってしまうかもしれないが、カフェオレのコーヒーの割合がその人の浮気確率だというのに対して

①問題が間違えてると疑う展開をするのが"0%じゃないものなハズ"(カフェオレじゃないんじゃない?ってこと)

②あ!ちゃいますわ!これ浮気確率じゃないですわ!と展開するのが"父親と母親の愛比率"(ツッコミがそれに対してじゃあ父親0%のはずやわ と言い出し気まずくなる)

③その質問お前も友達からされたわけやろ?そのしてきた友達がミスってんちゃうの!?と展開するのが"友達"

②は第2段階で捨てたヤツ。こういう枝葉みたいなとこでリサイクルされることもあります。

この時は結局③を選び、あとは友達のディティールを詰めていってそこでいかに変なやつか話していく…ってことにしました。
この段階まで来たら立ち話で合わせつつ話しつつやってみつつ、です。

第4段階:LINEのノートに清書
もうあとはガチガチに台本なので画像は貼れないですが!
やっと人に見せる気でやります。
しっかり行を分けて(身振り手振りで熱弁)とかも書き込みます。
LINEのノートなのは練習する中で言い方変えたりしてもすぐに反映させられるのと普通に送るだけやと待ち合わせのやり取りに埋もれたりしてしまうのでノートにします。



もちろんネタにもよりますが大体こんな感じ。
他の芸人さんのも聞いてみたいのでこれ読んだ芸人さんは話しかけてくれたり書いたりしてくれたら嬉しいなぁ。
お客さんは自分の推しにこんなnoteリクエストしてみてくれ〜

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