【剣盾S9使用構築】対策無しでは蹂躙される?ハッサムキュワワー構築 【最終483位/レート1959】

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◇はじめに

 z5sと申します。
 剣盾発売から約10年ぶりにポケモンに復帰、
そして初めてのランクマッチへの挑戦をはじめ早10か月。
目標として掲げてきた最終3桁順位を483位という結果で達成できました。

 トップメタのポケモン(特にエースバーン・ドラパルト・トゲキッス・ミミッキュ・ドリュウズ)を使いたくないという謎の意地を第1シーズンから第9シーズン通して貫き通した結果、マイナーとまではいかないまでも次期シーズンでも使用できるポケモンのみで構成された編成を作ることができました。備忘録も兼ねて今シーズンの構築を本記事にてご紹介いたします。参考になれば幸いです。

◇構築概要+レンタルコード

S9構築

TN:z5s 背番号:5
最終成績:1959 / 483位
最終戦績:443戦 240勝203負

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◇本構築の概要

 ハッサムとキュワワーの耐性補完をフルに活用して有利対面の作成・相手ダイマックスターン枯らしを行い、ダイマックス・積みエースを通すのが基本となる。

◇構築経緯

 この構築にたどり着いたのは決して自分で思いついたからではなく、シーズン中盤に4桁付近でウロウロしていた頃にハッサムとキュワワーのサイクル戦を同じ対戦相手に2度仕掛けられたからでした(残念ながらTNは忘れてしまいました)。
「この構築は知っていなければ突破できない、すごい!」という感情を全シーズンを通して初めて抱き、自分なりに記憶を遡り本構築に至りました。
この場を借りて対戦相手だった方に厚く御礼申し上げます。
 
 シーズン9は鎧の孤島から解禁された夢特性リベロで大暴れするエースバーン、グラスフィールド展開からの高火力・高耐久を発揮するゴリランダー、全シーズン通して環境に接見するドラパルト・ミミッキュ・トゲキッス・ギャラドスなど、トップ10位のポケモンを入れなければこの環境を戦い抜くことは難しいといわれる環境でした。
 しかし、この構築では対策技の採用をしていなければ上記のトップメタに対して完封していくことすら夢ではないほどのえげつない詰み性能を誇っています。

◇使用ポケモン

オノノクス

□オノノクス (NN:オノノギ)
性格 :陽気
特性 :かたやぶり
持ち物:ラムの実
努力値:AS252 D4
実数値:151-199-110-x-91-163
技  :スケイルショット/地震/アイアンテール/剣の舞

 本構築のエースその1。
 ジバコイルなど起点にしやすいポケモンが先発で出てきそうな時には先発から投入していきました。後述のハッサム・キュワワーで盤面をかき乱した後の詰め筋として出していく動きが基本であり、有利な相手にはとことん強く、対して苦手な相手にはとことん弱いという相性を押し付けることに特化した子です。
 あくびや鬼火で無力化してくる相手に対しては対面で剣の舞から粉砕することができるので正面突破力はピカイチでした。
 鎧の孤島から追加された新技スケイルショットは今まで絶妙に足りないSを伸ばすために採用せざるを得なかった竜の舞から、火力特化の剣の舞を採用させてくれたありがたい技でした。(肝心なところで外す、2発しか当てないもありましたがご愛敬。。。)
 陽気最速個体にしたのはウーラオス対面で少しでも上を取る可能性をあげるため、そして陽気ドリュウズの上から叩き潰すために採用していました。
 剣の舞を一度積めばダイスチルでダイマックスH4振りトゲキッスを確定1発、朝の陽ざし型であれば低乱数1発で倒すことができました。
 次シーズンで使うのであればアイアンテールの通りが悪くなるので非ダイマ状態でもフェアリーに対応できる毒づきを採用するのもありかなと思います。また一度攻撃を食らう前提でSを削ってHに振り、スケイルショット1発でS110族を抜ける調整にしてもいいかもしれません。

ハッサム

□ハッサム  (NN:バレット)
性格 :意地っ張り
特性 :テクニシャン
持ち物:こだわり鉢巻
努力値:A252 H236 S20
実数値:175-200-120-x-100-88
技  :バレットパンチ/とんぼ返り/馬鹿力/ダブルウイング

 本構築のキーパーソンその1。
 先発要員として主に初手で出していくことが多く、その高火力で半減で受けられたとしても2-3割は削り取るという素晴らしい先発始動ポケ。
 基本キュワワーとセットで選出し、キュワワーの苦手とする毒・鋼を相手どり、常に有利な対面を作り続けてくれた。
 Sに努力値を多めに振ったことでミラー対面時に上からダブルウイングを叩き込めたのでこの調整で間違いないと考えています。
 ハチマキバレットパンチは無振りトゲキッスをダイマックス状態で6割近く削り取り、エースバーンも炎・鋼タイプ以外の状態であれば非ダイマ状態の8割を削ってくれる火力お化け。
 意外とポリゴン2対面においてはダイマックスを切ってダイナックルでA3段階上昇させて倒すなどの動きもしていました。
 最大の活躍はエースバーンの火炎ボールを躱してバレパン2発で沈めたところでした。

アシレーヌ

□アシレーヌ (NN:d'Eon)
性格 :図太い
特性 :げきりゅう
持ち物:たべのこし
努力値:H204 B196 C28 D4 S76
実数値:181-x-130-150-137-90
技  :熱湯/ムーンフォース/瞑想/身代わり

 本構築のエースその2。
 高い耐久力を活かして相手の前で瞑想を積んでダイマックスで殴るというシンプル、だけど強い動きができる自慢の子。
 好きすぎて色違い粘りするほどこの子にはシーズン通してお世話になりました。
 調整意図は身代わりをC無振りポリゴン2の放電を1回耐えるようにHに振り、残りはDを超えないようにB調整、Cに気持ち振っていきました。
 エースバーン対面でも殴り勝て、不一致ダイサンダーなら平気で耐えていく耐久性能には多々助けられました。

ウーラオス

□ウーラオス (NN:オロチ)
性格 :陽気
特性 :ふかしのこぶし
持ち物:きあいのタスキ
努力値:AS252 H4
実数値:176-182-120-x-80-163
技  :暗黒強打/インファイト/不意打ち/カウンター

 本構築の補完要因その1。
 パーティー単位で重めなエースバーンやギャラドスをカウンターでダイマターンごと消し飛ばすカウンター主軸のアタッカー。
 この子の強いところはカウンター後もその高火力で後発を削り、先制技もちにも不意打ちで最低限タスキケアをすることができる点です。
 ほかのタスキカウンター持ちより多く仕事ができるところがこの子の良いところ。

シャンデラ

□シャンデラ (NN:シャンシャン)
性格 :控えめ
特性 :すりぬけ
持ち物:弱点保険
努力値:H252 B36 C116 D4 S100
実数値:167-x-115-198-111-113
技  :オーバーヒート/シャドーボール/サイコキネシス/クリアスモッグ

 本構築の補完要因その2。
 弱点保険採用の耐久受けからの返しの攻撃で相手を吹き飛ばす火力お化け。主に害悪受けルに対して出していきました。
 高耐久高火力をダイマックスすることで手に入れることができ、使っていて非常に面白い調整になりました。

キュワワー

□キュワワー (NN:キララ)
性格 :図太い
特性 :ヒーリングシフト
持ち物:アッキの実
努力値:H244 B252 D12
実数値:157-x-156-102-132-120
技  :ドレインキッス/瞑想/光合成/宿り木の種

 本構築のキーパーソンその2。
 相手をハメることに全てを注いだ鬼畜性能を持っており、前述のハッサムと合わせて選出することでその性能を十二分に発揮していきました。
 ハッサムに対して飛んできた炎技をキュワワーで受けきり、逆に起点にしていくことができ、あのエースバーンの命の玉キョダイカキュウをアッキの実込みで光合成を先制で打ち続けることでダイマターンを枯らしきることができます。
 一致弱点でなければ基本耐えることができる耐久力と、ほぼ確実に先制できる回復技で相手を翻弄し、降参勝ちを多く拾うことができました。

◇選出パターン

ハッサム+キュワワー+エースor補完要員
ハッサム+アシレーヌ+@1
 ほとんどの試合でこの選出なので相手の構築を選出時間中に考えることができた。
 次期にはエースバーンがいないので記述するが、アイアンヘッド・ダストシュートを搭載しているかどうかを常に見極める必要があるのは苦労しました。

◇所感

 本構築はハッサムとキュワワーを用いたエースを通すために最適な盤面を整えるサイクル+対面構築となっており、常に相手との交換読みをし続ける必要があり、思考が嚙み合わないとリカバリーが効かなくなってしまうことがあった。
 それでも終盤の60戦で勝ち越して3桁を達成できるだけのポテンシャルを秘めた構築ではあるので、勝ち筋を追い続けられる構築だと感じています。

体感選出順位は
ハッサム=キュワワー>=オノノクス=アシレーヌ>ウーラオス>シャンデラ
でした。

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