A.B.C-Z結成14周年に寄せる色

幼少期、私は色んな大人から英語を教わりました。
「AはAppleのAです」
イラストとアルファベットの描かれたシートを眺め、そんな先生の言葉を聞きながらひとつずつ英語を覚えました。そこから私の中には「『あいう』は『ABC』」という意識が小さく植え付けられたのです。
そこから約10年ABCはABCでしか無かったし、所詮アルファベットは私的範囲で使用頻度が1番少ない文字でしかありませんでした。

しかしあの日、A.B.C-Zを知ったあの日から世界は変わりました。きっとあの日私は色を手に入れました。
私は趣味に没頭するタイプです。だから決して今までの人生が白黒だったとは言いません。A.B.C-Zを知ることで森の木々が緑ではないことを理解した、ということです。
木の葉っぱは決して緑1色ではありません。それは影だったり光だったりほんの小さなミクロ単位での条件によります。そしてその微妙なグラデーションにも名前があります。萌葱色に浅緑、千草色なんてのも……。
私はA.B.C-Zを知ることでひとつひとつがより意味を持って生き生きと語りかけてくるような、そんな人生を過ごすことになりました。

もしもっと早くにA.B.C-Zを知ることが出来ていたら、もっと早くにA.B.C-Zのファンになれていたら……そんなことを願って止まない日だってあります。
しかしきっとそれは叶いません。たとえ世界線がいくつあろうとこのタイミング以外にA.B.C-Zにハマるものなんてないでしょう。
私がハマったきっかけは髪の長い戸塚さんに惹かれたから。でももし戸塚さんの髪の毛があと1ミリ短かったら、そもそも戸塚さんがドラマに出ていなかったら、もしA.B.C-Zが橋本良亮、五関晃一、戸塚祥太、塚田僚一、河合郁人(敬称略)の5人で構成されていなかったら……きっとA.B.C-Zにはハマらなかった。
あのタイミングだからこそ、全てが噛み合ったあの時だからこそ私はA.B.C-Zを求め筆を取ったのです。

それこそその一つ一つの要素がチューブから出た絵の具なのかもしれません。上手く配合出来たからこそ私のパレットに「A.B.C-Z」という色を作ることが出来た、きっとそういうことです。A.B.C-Zが今のA.B.C-Zで居てくれたから、それが全ての着地点です。

TwitterではA.B.C-Zの皆さんが様々なツイートをしています。# ABCZ結成14周年 もし気になる方はこれで調べてみてください。私は新参者ですからこうやってA.B.C-Zの結成記念日を迎えるのは初めてです。だから皆さんのように強い思いを言葉にしたりは出来ません。
ただボソボソと思いを書き連ねるのみです。

最後になりましたが、A.B.C-Z結成14周年本当におめでとうございます。
未完成で走り続けるA.B.C-Zを力の限り追いかけ続けます。それが皆さんに返せる唯一の形、「感謝のRUN」ですから。

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