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under the plam tree

君を初めて見たのはいつだろう。
見たと言ってもSNSの投稿だけど。


覚えてる?君が誰でもいいから友達になってくれって言ってて私がそのボタンを押したことを。
そしたら君からメッセージが来てその一瞬だけでも友達になってたつもりだよ。


そこから数ヶ月が経って君と初めて会う機会が出来たんだ。それは君が偶然君と私の共通の友人と呑んでて近くにいたから会いに行ったんだ。時間が空いてたからじゃない。君に会ってみたかったから。


そこで君は
「あのアカウントの子だよね」
と言ってくれた。嬉しかったんだ。
君の記憶の中に残れていたことが。
そこから少し3人で話をして君のことを少し知れた気がした。


そんな君はもう居ないんだね。


君の話を初めて知ったのはつい最近のことだった。君がいなくなった。最初は驚いた。まさか本当に君がいなくなるなんて思いたくなかった。もうすぐ誕生日だって言ってた君がその誕生日を前にしていなくなってしまうなんて。でもそんなことより君はあの人に会いたかったんだね。
それなら仕方ないね。






君がいなくなってから、もうすぐ1週間が経とうとしているけどまだ引きずってる。あの時が最初で最後になるならもっと話しておけば良かった。君の顔をもっと見ておけばよかった。
君に思いを伝えておけばよかった。
君が好きで君の周りの人が羨ましかったと。
だからなのかもしれない。他の人からすればなんでお前が引きずってるんだと思われるかもしれない。でもきっとその理由は彼のことが一瞬でも好きな時があって、その一瞬の気持ちを彼に伝えることが出来なかったから。もし伝えることができていればもう少し違ったのかもしれない。



君がいなくなってから始めたnote。
君のアカウントを今更フォローしたってもう返ってこないからしないでおく。だってきっとしてしまったら返ってくるのをわかっていてもずっと待ってしまうと思うから。


こんな事を言うのは無責任かもしれないけど、
君は君が思っていたより人から愛されてたよ。
君のことを思って涙を流した人は沢山いたと思う。私もその内の独りだ。今でも君のことを思えば鼻の先が熱くなる。涙が流れてくる。耳につけたイヤホンからは君から教えて貰った青の9号が流れてる。

もしあの世へ行った時君とまた逢えたら、一瞬でもいいから話してくれる?でも君のことだから覚えてないかもしれないね。それでもいいよ。もしそうなった時はまた一から友達になってほしい。







君のことをすぐに吹っ切れるほど強くないんだ。

今では君はまだ何処かで生きているんじゃないか、いなくなってないんじゃないかと考えてしまう時もある。

ごめんね。

これを読んだ人には私が君のことを思っていたことはバレてしまうけどそれでもいい。

君のことを好きにならせてくれてありがとう。

あの子とヤシの木の下で逢えるといいね。

きっと逢えるよ。

そう願ってる。

さようなら

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